{{toc}} ![[キャンペーン・マスタリング|キャンペーン・プレイ]]のチップス(ちょっとしたコツ) !!話題  「[[ブルーローズ]]」は、「数回から13回程度の[[キャンペーン(シリーズ)|キャンペーン・プレイ]]で楽しむ場合にうまく機能するようにルールが作られて」いるそうだ。当然[[カジュアル・プレイ]]をメイン想定にしてのことだろう。 ([[スザク・ゲームズのサイト|http://www.bekkoame.ne.jp/ro/suzaku/]]で公開されてるオフィシャルなQ&A、及び、正誤表[[「ローズ考古学財団ブルーローズ・ニュース」|http://www.bekkoame.ne.jp/ro/suzaku/bluerose_errata.htm]]を参照のこと)  しかし、キャンペーン・プレイに関しては、10回も遊びPCを成長させていくと、ゲーム・バランスが崩れる、という意見も聞く。  確かに、[[武術]]系の[[特技]]や[[拳銃の特技]]に特化して伸ばしていったPCは、戦闘力だけは強くなる。しかし、それだけで、本当にブルーローズのゲーム・バランスが崩れるだろうか? !!チップス  「ブルーローズ」の冒険で、「戦闘だけでは解決しない課題を、PCが達成すること」を重視していけばなんとかなる気がする。  対策としては次のようなものがあるはずだ。 *PCにどんどん[[縁故]]を振っていく *特に戦闘力に特化したPCには、強いクリチャーとのライバル的な縁故を振っていく *もちろん普通の縁故だけでなく[[精神汚染]]もどんどん振っていく *さらに、(精神汚染も含めた)縁故と絡めて[[神聖言語]]やもぶつけ[[至高体験]]も狙っていく *戦闘で対処できる障害だけではなく、戦闘場面に天変地異(地震や火山噴火)などの災厄を関らせていく *戦闘に特化してPCには、そうした災厄の内で、縁故も使って高Levクリチャーを挑ませるなどして、[[至高体験]]に導く。  こういう路線を狙っていけば、言われるほどゲーム・バランスも崩れないと思われる。  そんな状況は、他のPCにははた迷惑? そうだろうか? 他のPCはクリチャーの関係しているオーパーツの確保、奪取や、財団に報告すべき参考情報の収集に勤めればいい。  GMの方で、そうしたミッション主旨を意識したシナリオを組んでいこう。戦闘に特化したPCが育ってきたら、[[ヒドゥン・ミッション]]の仕掛けも考えていくといい。こちらは、戦闘特化型以外のPCの見せ場を意識して考えていくといいだろう。  戦闘に特化したPCには、チームの前衛になってもらい、他のPCは調査や確保のミッションに専念するのだ。あるいは、[[至高体験]]などにも挑んでもらいたい。戦闘特化型PCの担当プレイヤーも、特化させたかいがある、というものだろう。 !活用や検討 !!活用 !!!考え方A  キャンペーンのマスタリングにも、GMごとにいろいろな考えがあるだろうし、セッション・グループごとの好みもいろいろあるだろう。  ここでは、コミック『スプリガン』(原作 たかしげ宙、作画 皆川亮二)の第1エピソードと、本編最終エピソードにみられる落差を、シナリオ・メイクやマスタリングの参考にしていく方針を提唱したい。 *「本編最終エピソード」と呼んでいるのは、連載完結後に発表された「その後のスプリガン的番外編」を除いた、最終エピソード群のこと。  第1エピソードでは、封印されるべき高Levクリーチャーが出たが、最終エピソードでは、同類のクリチャーの背後に、主人公だけが察知できた、意志が暗示されていた。  「落差」と呼んだのは、この「実は、クリチャーの背後にね……」と、後出しで大掛かりな設定を出してく語り口の効果のことだ。  「[[ブルーローズ]]」は『スプリガン』を再現するためのシステムではないはずなので、第1エピソードから、最終エピソードに至る展開をなぞる必要はない。そんなことは目指すべきではないだろう。  ここで提唱したいのは、あくまで「落差」がもたらす効果だ。  戦闘に特化したPCに、高Levクリチャーとのライバル的縁故(?)を振っていくにしても、縁故を使って、戦闘で解決できる課題を作っていくだけでは、ちょっともったいないだろうと、思うのだ。  第1、[[ブルーローズ]]の冒険は、[[ゲーム・コンセプト]]から考えても戦闘だけでは解決できない課題が中核になるはずだ。  戦闘に特化したPCにこそ、縁故や[[精神汚染]]、[[神聖言語]]をぶつけ、[[至高体験]]を狙っていく、という考え方もあるだろう。 !関連項目 *[[キャンペーン・プレイ]] !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイデア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}