{{toc}} ![[トゥアター|トゥアト]]・[[デ・ダナン|ダヌー女神]] {{br}}(暫定版) !記事内容、追加調査中の暫定版です。 *[[シームレス・ワールドの用語|小辞典ワールド編]]解説。 :'''英語表記''':Tuatha De Danann ![[PC|プレイヤー・キャラクター]]が予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、[[PC|プレイヤー・キャラクター]]が知ってることにしていい」情報とします。  特に無し。  「[[トゥアター|トゥアト]]・[[デ・ダナン|ダヌー女神]]」については、[[「関連技能を持たないPCは、予備知識なし」の処理|+αのワールド用語]]でも不自然ではないと思われます。 !追加情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。 :'''小事典版推奨判定''':「表現+知性 目標値=8〜10」「魔術+知性 目標値=10〜12」「歴史+知性 目標値10〜12」 ::'''簡単な情報''' (必要に応じて[[ゲーム前ブリーフィング]]や[[ブレイク]]を使い[[GM|ゲーム・マスター]]から素で[[プレイヤー]]に伝えてもいいかもしれない) :: 「[[トゥアター|トゥアト]]・[[デ・ダナン|ダヌー女神]]」とは、[[アイルランド|アイルランド島]]の神話的な歴史譚で語られる集団の名。 :: 「[[ダナン女神|ダヌー女神]]の部族」、あるいは「ダナンの民」といった意味だった。 :: 11世紀頃、編纂された『[[アイルランド来寇の書]]』に収められた物語では、『[[旧約聖書]]』に記された大洪水の後、[[アイルランド|アイルランド島]]に渡来した4番めのグループ、と語られている。トゥアター・デ・ダナンは、呪術や魔術に長けた集団で、先に島に居住していた[[フィル・ボルグ]]系の諸部族を征服し、魔神[[フォモリ族]]に打ち勝った。が、後に渡来した[[ミールの一族|ミールの息子たち]]に敗れた。 :: 「来寇の書」の物語は、トゥアター・デ・ダナンは疫病を避けてアイルランドを脱出した[[ネウェド]]の仲間の子孫たちだった、とされてる。同じ子孫たちの別グループだったフィル・ボルグに遅れて、アイルランドを再訪したことになる。 :: 「来寇の書」以外の物語では、トゥアター・デ・ダナンは、アイルランドのケルト神の後裔のようにみなされていたようだ。さらに古いタイプの物語では、ダナン女神を母神とした神々の1族、とされていたふしがある。 :'''小事典版推奨判定''':「言語+知性 目標値=8〜10」「表現+知性 目標値=10〜12」「魔術+知性 目標値=10〜12」 ::'''簡単な情報''' (必要に応じて[[ゲーム前ブリーフィング]]や[[ブレイク]]を使い[[GM|ゲーム・マスター]]から素で[[プレイヤー]]に伝えてもいいかもしれない) :: 「[[トゥアト]]」とは、古いアイルランド・ゲール語で、「人々(people)」、「部族(tribe)」、「国(nation)」などを意味した言葉。今風に言うなら「部族連合」にあたる実態だった。 :: 現在も伝わっている『[[レンスターの書]]』に納められた叙事詩の類には、トゥアター・デ・ダナンの部族王などの名がいくつも記されているが、彼らはしばしば神として語られることもあれば、[[半神]]のように扱われている例もある。「あるいは、部族連合の王は地母神と婚姻する」といった儀礼があったのかもしれない、と言われている。 :: ミールの一族に敗れたトゥアター・デ・ダナンは、敗戦協定で地下の異界[[シーデ|シード(異界)]]に退くことになり、以降、異界の住人[[アェス・シー]]の1派になった。シーデに退いた後のトゥアター・デ・ダナンは、アイルランド民話の多くで、エルフの類に似たようなイメージで語られている。彼らは、尊敬されると同時に、畏れられる存在だったようで、普通、丁重に接すべきだ、とされ、直接名前を口にすることは控える習慣などもあった。 :: 例えば「塚の人々」「良き隣人」あるいは、単に「彼ら」といった表現が、間接的にシーデのトゥアター・デ・ダナンを指す表現になっていた。 :: 神話、伝説では、トゥアター・デ・ダナンが退いた地下異界(シード)とは、[[ティル・ナ・ノーグ]]だった、と語られている場合もある。 :'''小事典版推奨判定''':「表現+知性 目標値=10〜12」「魔術+知性 目標値=12〜14」 ::'''やや詳しい情報''' 伝説によれば、アイルランドを脱出した[[ネウェド]]の仲間の内、「北方の諸島」に渡った1派がトゥアター・デ・ダナンになったと言う。彼らは、4つの島それぞれで営まれていた4つの都市で、魔術を学んだ、とも言われる。 :: 時として「彼らが魔術を学んだ北方の諸島とは、現在のノルウェーあたりのことだった」とも言われる。 :: ともあれ、魔術を学んだ彼らは、幾つもの魔術的アイテムを保持することになった。 :: 例えば、投げられると決して狙いを外さない「[[ルグの槍]]」、無限に食物を供給する「[[ダグダの壷]]」、獲物を殺傷するだけでなく生き返らせる力も持つ「[[ダグダの棍棒]]」、トゥアター・デ・ダナンの部族王がフォモリ族との戦いに用いた「[[光の剣]]」などがあった。 :: また、[[タラの王宮]]にあったことになっている「[[ファールの岩]]」も、『[[アイルランド来寇の書]]』によれば、トゥアター・デ・ダナンがアイルランド島に持ってきた物とされている。 :: しばしば、「ダグダの壷」「光の剣」「ファールの岩」「ルグの槍」は、「トゥアター・デ・ダナンの4大秘宝」と呼ばれる。[[1説に|一説に〜]]北方諸島の4都市で、各都市から1つずつ得られたのが4大秘宝だった、とも言われる。 ![[GM|ゲーム・マスター]]向け参考情報 *[[GM|ゲーム・マスター]]向けの補足情報、[[マスタリング・チップス|チップス集]]、[[アイデア・フック]]など  「増補待ち」。 !リンク *[[+αのワールド用語]] *[[小辞典]] !!関連項目 *[[アイルランド島]] *[[ダグダ神]] *[[ダヌー女神]] *[[ティル・ナ・ノーグ]] *[[ヌアドゥ]] *[[フィル・ボルグ]] *[[フォモリ族]] *[[ミール]] *[[ミールの一族]] !!資料リンク *[[Wikipedia英語版:Tuatha D? Danann|http://en.wikipedia.org/wiki/Tuatha_D%C3%A9_Danann]]{{br}}[[Wikipedia英語版:Category:Tuatha D? Danann|http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Tuatha_D%C3%A9_Danann]]{{br}}[[Wikipedia英語版:Category:Mythological cycle|http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Mythological_cycle]]{{br}}[[Wikipedia英語版:Category:Irish mythology|http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Irish_mythology]] !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイデア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}