{{toc}} !ザバイカリエ地方 {{br}}ザバイカリエちほう {{br}}(簡易版) !簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。 :'''ロシア語名''':Забайкальский край :'''中国語名''':外貝加爾邊疆區 :'''英語名''':Zabaykalsky Krai〔ザバィカルスキィ・クラァィ〕 !PCが予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。  「ザバイカリエ地方」は、[[ロシア連邦]]の[[シベリア連邦管区|ロシア連邦のシベリア連邦管区]]に属している行政区の1つ。この場合の「地方」は、ロシア連邦の行政区の1種。  連邦管区の南東端で、[[極東連邦管区|ロシア連邦の極東連邦管区]]に隣接し、[[中華人民共和国]]、[[モンゴル国]]と国境を接している。  2008年3月に、[[旧チタ州|チタ州]]に[[アガ=ブリヤート自治管区]]が編入される形で新設された。つまり、旧チタ州とアガ=ブリヤート自治州は、どちらもシベリア連邦管区の下位行政区だったが、現在のアガ=ブリヤート自治区は、ザバイカリエ地方の下位に属している。  「ザバイカリエ[Zabaikalye]」は、ロシア語で「[[バイカル湖]]の向こう側」を意味する歴史的地域名に由来。英語風に言うと「トランスバイカル(Transbaikal)」になる。 :'''【参照地図】''': *[[ロシア連邦]]の[[シベリア連邦管区|ロシア連邦のシベリア連邦管区]]略地図([[Wikimedia Commons]]){{br}}[[Image:RussiaSiberia|http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/f0/RussiaSiberia.png]] *[[ロシア連邦]]の[[シベリア連邦管区|ロシア連邦のシベリア連邦管区]]略地図([[Wikimedia Commons]]){{br}}[[Image:RussiaSiberiaNumbered|http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/f6/RussiaSiberiaNumbered.png]]{{br}}地図中の4の地域が[[ザバイカリエ地方]]。 !やや詳しい情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。  「ザバイカリエ地方」の領域面積は、およそ431,500平方kmほど。内、19,312平方kmほどが、[[アガ=ブリヤート自治管区]]。  ザバイカリエ地方の輪郭は、大掴みには東に膨らんだ三日月形のようだ、と言えなくもない。  ロシア連邦領内では、西の概ねで、[[ブリヤート共和国]]と、北西隅で[[イルクーツク]]州と境界を接している。以上が、シベリア連邦管区の[[連邦構成主体|ロシア連邦の連邦構成主体]]。東縁は[[極東連邦管区|ロシア連邦の極東連邦管区]]との境界で、北東隅で、[[サハ共和国]]と、東縁の概ねでは[[アムール州]]と境界を接している。  南縁西部で、[[モンゴル国]]と、南縁東部で[[中華人民共和国]]と国境を接している。モンゴル国との国境線は868km、中華人民共和国との国境線は、868kmになっている。  行政中心の[[チタ市]]は、領域の北縁中西部で、[[ヤブロノヴイ山脈]]東斜面山裾に位置している。 :'''【参照地図】''': *ザバイカリエ地方略地図([[Wikimedia Commons]]){{br}}[[Image:RussiaChita2007-07|http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/2a/RussiaChita2007-07.png]]{{br}}地図上、赤色で彩色されているのが、ザバイカリエ地方の領域。エリア内に囲い込まれている小さな領域が、[[アガ=ブリヤート自治管区]]。 ----  領域には、[[ヤブロノヴイ山脈]]、[[ボルシチェヴォーチヌイ山脈]]、[[ダウルスキー山脈]]などの山並みが連なり、山がち。最高点は、北部にかかっているコダル山脈山域内にあり、標高3,072m。  山地、準高原、山間隘地、盆地などが入り混じっている。南域で、[[モンゴリア共和国領|モンゴリア共和国]]に続いてるオノン平地が広め。  大小の河川が山間を走り、山地性湖水などが多め。領土の6割ほどが樹林に覆われている。  州域を流れる主要河川は、アムール川源流のシルカ川、アルグン川、セレンギ水系に属すヒロク川、チコイ川、レナ水系のオリョクマ川、ヴィチム川など。主な湖は、大レプリンド湖、レプリンドカン湖、ニチャトカ湖など。他に、チタ湖沼群をなしているケノン湖、ズン・トレイ湖、バルン・トレイ湖などもある。  環境は大陸性気候と高山性気候が入り混じり、厳しい。長く寒冷な冬期は乾燥し、晴天が多く少雪。温暖な夏季は短い。1月の平均気温は−33℃〜−26℃ほど。7月の平均気温は+17℃〜+21℃ほど。年間降水量は、240mm〜400mmほど。  埋蔵資源としては、錫、金、銅、モリブデン、タングステン、鉄鉱、石炭、マグネサイトなどを産出。 ----  人口は2002年の国勢調査で、1,155,346 人。平均人口密度は、1平方kmあたり2人ほどで、数値上の比較では、シベリア連邦管区全域の3人ほどよりも、やや低い見当。  シベリア連邦管区の8.5%ほどの領域に、6%弱の人口が居住している見当になる。  やはり2002年の国勢調査では、チタ市都市圏の居住人口は、317,183人。現在のザバイカリエ地方全域の人口の3割ほど(27.45%)にあたる。 ----  地域の主力産業は、石炭、鉄鉱石、非鉄金属の採掘、鉄道車両を含む機械工業。食品加工、木材加工、皮革、衣料製造の軽工業などの軽工業や農牧業も営まれる。  以前は、石炭採掘業が地域の主力産業だったが、現在は斜陽化。近年は、非鉄金属を主にした鉱業と金属加工業が延びている。  非鉄金属の採掘業、加工業の生産額は、州の工業生産の4割ほどを占めている。石炭採掘業の生産額は、工業生産の7%強。石炭は、ハラノルスキイ(Kharanorsky)の露天採掘場が、州の石炭採掘量の5割ほどを占めている。  農牧業、食品加工業の生産額総計は、州の経済生産額の9%ほどにあたる。主要な産物は、食肉、製粉、ビールなど。1次産業では、畜産業が盛んで、牛、羊、トナカイなどが飼育されている。 !さらに詳しい情報 *「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。  地域には、17世紀半ばころから帝政ロシアの勢力が及び、ロシア人などの入植が始まった。  1920年に建国された、[[極東共和国]](チタ共和国)の主要部で、首都も置かれていたが、1922年11月、[[ソヴィエト連邦]]の創設直前にロシアと合邦。1923年に創設されたソ連領ザバイカリエ地方(Zabaykalsky Krai)が、1937年に旧チタ州とアガ=ブリヤート共和国に再編された。  2008年に新設された「ザバイカリエ地方」は、名前の上では旧称に復した形になっている。 !GM向け参考情報 *GM向けの補足情報、[[マスタリング・チップス|チップス集]]、[[アイデア・フック]]など !!補足情報 !!!別称類 !!!![[主要国の言語|ハウス処理:「主要国の言語」の処理]] *ロシア語名=Забайкальский край *中国語名=外貝加爾邊疆區 *英語表記=Zabaykalsky Krai〔ザバィカルスキィ・クラァィ〕 *フランス語表記=Krai de Transba?kalie *スペイン語名=Krai de Zabaikalski *アラビア語名の音=(調査中) !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]]{{br}}⇔ [[現存国家]] !!関連項目 *[[アガ=ブリヤート自治管区]] *[[チタ州]] *[[ロシア連邦のシベリア連邦管区]] !!資料リンク *[[Wikipedia英語版:Zabaykalsky_Krai]] !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイデア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}