{{toc}} !ゾディアック・メンバー *[[オフィシャル設定のワールド用語|オフィシャルNPCと組織、他]]解説。 :'''英語表記''':Zodiac Member !!ゾディアック・メンバーとは−−  「ゾディアック・メンバー」とは、[[ブルーローズ部門]]の古参メンバーである12名の[[NPC|ノン・プレイヤー・キャラクター]]の総称。[[ローズ考古学財団]]の協力者という位置付けらしい。  [[PC|プレイヤー・キャラクター]]たちにとってはOB、OGのような立場にあたり、それぞれが強力な特技を持つ。[[キャスト・レベル]]の「例外」になっている([[ルールブック]]、p.25)。  ゲーム・プレイでは、[[GM|ゲーム・マスター]]に[[シーン・チェンジ]]を強いる機能を有す([[ルールブック]]、p.71)。 !!メンバー一覧 *アイウエオ順 *《 》内は、通称。 :'''[[アルカード]]''' 《無名》: 「陰謀」の特技は、各国政府や様々な組織の上層部へも根回し、隠蔽工作をしてくれる。多分、根回しだけでなく折衝も引き受けてくれることはあるだろう(どれくらい時間がかかるかはGM次第だ)。[[陰謀組織]]上層部と、一時休戦を取り結んでくれることもある。 :: 東欧系で、貴族的な外見の男性。30代ほどにみえる。出身不詳。([[ルールブック]]、p.74) :'''[[Ω]]''' オメガ 《ハッカー》: 「電脳」の特技でPCたちの支援をしてくれる。支援を受けられれば、電脳ネットワークを通じての情報収集、情報操作、工作をおこなってもらえる。地味なところでは、電子機器操作の支援もしてくれる。 :: 正体や素性は不明。PCもコンピュータのモニターに映る愛らしい猫の画像を通じてしか接触できない。([[ルールブック]]、p.73) :'''[[ガブリエル]]''' 《戦天使》: 「火力」の特技は、[[NBC兵器]]以外の火力支援をPCに提供してくれる。指定地域にある重要でない敵部隊を撃退したり、重要でない建築物や物体を破壊したりしてくれる。何が重要で、何が重要でないかは、シナリオの想定に応じてGMが判断するだろう。 :: 指揮官として傭兵部隊「[[ウォーリアー・エンジェルズ]]」を率いる白人女性。出身不詳。[[ルールブック]]刊行時に32歳とのことなので、2008年現在は、37〜39歳ほどか(?)。([[ルールブック]]、p.79) :'''[[カロン]]''' 《船長》: 「救出」の特技は、大型の輸送機器(乗り物の類)が乗り付けられる場所なら、どこでも登場し、PCたちを救出、あるいは移送してくれる。依頼が成立しても、PCは彼の操縦する輸送機器が、乗り入れ可能な場所までたどり着かなくてはならない。 :: 40代半ばほどに見える白人男性。年齢不詳、出身不詳。([[ルールブック]]、p.82) :'''[[ケイン]]''' 《人狼》: 「狩猟」の特技を使い、野外での追跡、探索、捕獲、及び、サバイバル、救出などで、PCたちの支援をしてくれる。 :: 自称28歳の精悍な男性。ネイティヴ・アメリカンとのこと。([[ルールブック]]、p.76) :'''[[ジェイソン]]''' 《不死者》: 「制圧」の特技で、敵1集団の追撃を1時的に食い止めてくれる。 :: 身長2m強の巨漢。ホッケーマスクを被った男性で、素顔は知られていない。年齢も不祥。([[ルールブック]]、p.78) :'''[[ダイアナ]]''' 《魔女》: 「怪異」の特技は、PCからの依頼で、魔術による天変地異を起こしてくれる。 PCは怪異に乗じて、戦闘状態から脱したり、特定集団を足止めさせたりできる。ただし、発生した天変地異の被害をPCが受けることもあるので注意。 :: 30代後半とおぼしき、イングランド風の上品な婦人。出身不詳。([[ルールブック]]、p.75) :'''[[ビージェイ]]''' 《ドクター》: 「蘇生」の特技は、肉体が細片になっていないことを前提に、死んだばかりキャラクターを1人、生き返らせてくれる。彼に特技を使ってもらうには、手術のできる施設が前提条件として必要とされている。 :: 温厚で50代くらいの外見に見える黒人男性。出身不詳。([[ルールブック]]、p.72) :'''[[マリア]]''' 《守護聖女》: 「分析」の特技は、PCからの依頼で、遺物などに科学分析を加え、PCのミッション遂行を助ける手がかりを与えてくれる。ただし、科学的な分析については、シナリオに応じて、数時間から数年かかることもある。 :: ドイツ出身の女性科学者。[[ルールブック]]刊行時に27歳とのことなので、2008年現在は、32〜34歳ほどか(?)。([[ルールブック]]、p.77) :'''[[箕郷巽]]''' みさとたつみ 《暴君》: 「装備」の特技は、緊急用の新兵器を1種類、PCに支給してくれる。この新兵器は、必ず不完全で、安定性が確認されていないが、その場の状況には有効に対処できる装備だ。1度きっり使いきりで、試作段階のアイテムと心得ればいい。 :: 日系で、神経質そうな外見の科学者。年齢不詳、出身不詳。([[ルールブック]]、p.80) :'''[[美蘭]]''' めいらん 《予知者》: 「予知」の特技は、シナリオ上のヒントを1つ、予言の型で教えてくれる。 :: 中国系で16歳ほどに思える外見の少女。神秘的な雰囲気を漂わせている。([[ルールブック]]、p.83) :'''[[ユスティナ]]''' 《舞姫》: 「調達」の特技は、金銭で調達可能なあらゆる装備、物品、サービスを1つ調達してくれる。ただしNBC兵器は除外されるし、実際の戦力が“サービス”されることはない。 :: ラテン系の外見の、ナイズ・バディで陽気な美女。年齢不詳。出身不詳。([[ルールブック]]、p.81) !!ゲーム・プレイでのゾディアック・メンバーの機能  [[キャスト・レベル]]の例外であるゾディアック・メンバーは、ゲーム・プレイではGMに[[シーン・チェンジ]]を強いる機能を示す([[ルールブック]]、p.71)。  呼び出すためには、メンバーごとに定められた前提条件が、満たされている必要があるので注意。  呼び出されたゾディアック・メンバーは、PCの要請に応じ、彼らの能力を使ってPCたちを応援してくれる。このとき、必ずシーン・チェンジが処理される。  なお、ゾディアック・メンバーは、「PCたちの行動を応援するだけで、根本的な問題を解決してくれることはない」(ルールブック、p.71)。 ----  普通、作成直後のPCが[[セッション]]中に呼べるゾディアック・メンバーは1人を1度。(特殊な運命を持つと、この回数が増えることがある)  GMは、シナリオの都合で、あるセッションに限り「呼べないゾディアック・メンバー」を[[ゲーム前ブリーフィング]]にて事前指定することができる。(その場合は、[[ゾディアック・メンバー・カード]]を最初に配る際に、該当カードを取り除いておくとくいいだろう)  セッション中、ゾディアック・メンバーを使用したプレイヤーは、[[ゲーム後ブリーフィング]]にて、担当キャラクターに配布される経験点が+1される。  この機能については、「映画的な派手な場面を作るツール」とのアナウンスが、オフィシャルから公開されている([[スザク・ゲームズのサイト|http://www.bekkoame.ne.jp/ro/suzaku/]]内のオフィシャルなQ&A、及び、正誤表[[「ローズ考古学財団ブルーローズ・ニュース」|http://www.bekkoame.ne.jp/ro/suzaku/bluerose_errata.htm]])。  「ゲームの過程を楽しみながら、GMやプレイヤーが、それぞれの立場から物語が紡がれる過程に参加する」という、[[シネマティック]]な手法を活用した、[[ゲーム・コンセプト]]の一環と考えられる。 !![[キャンペーン・プレイ]]でのゾディアック・メンバーの役柄  [[キャンペーン・プレイ]]では、各ゾディアック・メンバーを呼んだ回数の数値が、専用の[[縁故]]のような働きを示す([[ルールブック]]、p.71)。  ルールブック付属の[[キャラクター・シート]]に専用の記録欄があるので、使用したら正の字などを使って記録をつけていくといい。作成直後のPCでは、セッション中に呼べるゾデイアック・メンバーの候補は2人となっている。[[キャンペーン|キャンペーン・プレイ]]ンを重ねる過程で、呼んだことのあるメンバーは自動的に候補に含まれていく。  ただし、同じメンバーを5回以上呼んだ場合、PCはゾディアック・メンバーから特別なミッションを依頼されることになる。ミッション内容は、通常より特殊で難易度も高いものになるかもしれない。また、ゾディアック・メンバーから依頼されたのだから、本人は何らかの事情で関与できない可能性がある。  このように、ゾディアック・メンバーの使用回数は、専用縁故に似た働きで、PCとゾディアック・メンバーとのコネや交流を示す物語的な効果を持つ。  ただし、呼んだ回数を縁故のように、ボーナス使用していい、という記述はルールブックには見当たらない。 !GM向け参考情報 *GM向けの補足情報、[[マスタリング・チップス|チップス集]]、[[アイデア・フック]]など !!GM用チップス :ゾディアック・メンンバーを活躍させたいときは−−: ゾディアック・メンバーは、[[キャスト・レベル]]の「例外」と規定されている([[ルールブック]]、p.25)。能力値も定められておらず、発揮される「能力」について判定を要さないのも、そのためと思われる。 :: GMが、[[シーン・チェンジ]]以外で、場面中にかなり長くゾディアック・メンバー扱う場合、「特殊な運命」を持つ2レベル以上キャラクターとの想定で扱ってもいいだろう。ただし「PCのミッション達成には直接関らない」のが、ルールに則した扱いであることには要注意。 :: どうしてもというGMは、ハウス改造として、「ゾディアックメンバー」という運命をオリジナル設定し、3レベルのOB、OGという設定にすると面白いかもしれない。 :: あるいは、12〜13回の冒険をこなしたLev2キャラを想定し、[[運命の切り換え]]([[ルールブック]]、p.30)もこなした、としてゾディアック・メンバーの能力値などを独自定していく手もある。もちろん、こうして定めたデータはハウス設定になる。「運命の切り換え」には、経験点50点を要すことも忘れずに。 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[オフィシャルNPCと組織、他]] !!関連項目 *[[ゾディアック・メンバー・カード]] !!資料リンク *[[ルールブック]] !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイデア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}