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ダミエッタ市

ダミエッタ市 
ダミエッタし
(暫定版)

記事内容、追加調査中の暫定版です。

アラビア語名の音
dimy??〔ディミヤァート〕
英語名
Damietta〔ダミエッタ〕

PCが予め知ってていい情報

  • 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。

 ダミエッタ市は、エジプト領北部のナイル・デルタ東部で、マンサラ湖西岸に近接している都市。マンスーラ市の北東にあたる。農作地域内の集散センター。夏季のリゾート地としても知られる。

 ナイル川下流のダミエッタ分流が、マンスーラ市街を経由して流入。中心市街は、支流の右岸に立地している。

【参照地図】

追加情報

  • 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。
小辞典版推奨判定
「交流+知性 目標値8〜10」、「情報+知性 目標値10〜12」
簡単な情報 (必要に応じてゲーム前ブリーフィングブレイクを使いGMから素でプレイヤーに伝えてもいいかもしれない)
 ダミエッタ市は、ダミエッタ県の行政中心地。エジプトの他の県同様、大統領に任命された県知事が、中央政庁から派遣され、県を統治している。
 中心市街地は、ナイル川ダミエッタ分流の河口より13kmほど上流の右岸に位置。ダミエッタ港までは、貨物船の類も遡行可能(と、想定)。
 マンサラ湖西岸部もダミエッタ市の郊外にあたる縁辺部だが、中心市街からは、やや離れている。中心市街の東縁は、ダミエッタ分流から掘削された水路(小運河)に縁取られる。
 市域は、周囲の農作地の内にあって、地域の農作物を集散。綿工場が多数営まれている他、乳酪製品などの食品加工業、家具類製作を主にした工芸も営まれる。
 主要な産業として、液化天然ガスの大きな生産工場もある。イタリア系やスペイン系の企業も操業していて、生産されたかなりの量の液化天然ガスが輸出されていく。
 地域の気候は、概ね地中海性気候?
 夏季のリゾート地としても知られ、ヤシの木が立ち並ぶ地中海沿海部の景観が有名。
 市域の人口は、1,093,580人(2006年)。夏季にはリゾート客の滞在で、人口も増える。
小辞典版推奨判定
「歴史+知性 目標値10〜12」
やや詳しい情報 ダミエッタ市と周辺地域は、12世紀〜13世紀に、西欧十字軍の侵攻目標として重視された。
 1169年には、エルサレムの十字軍国家から、ビザンツ帝国に支援された艦隊が侵攻したが、これはサラディン旗下の軍勢に撃退された。
 13世紀はじめ、第5次十字軍は、ダミエッタの一帯を占拠し、エジプト侵攻の拠点にしようと企んだ。ダミエッタ市は1219年に十字軍に占拠されたが、1221年にカイロに侵攻した軍勢が大敗すると、エジプト側の支配が回復された。
 さらに、地域は、第7次十字軍のルイ9世にも侵略された。1249年に1時制圧されたが、この軍勢は短期間で撃退された。
 マムルーク朝のスルタン、バイバルスは、それ以前の都市集落を廃棄し、ナイル川よりも数km離れた位置に城壁で囲まれた防備の拠点都市を創建した。
小辞典版推奨判定
「歴史+知性 目標値12〜14」
さらに詳しい情報 古代エジプト時代、地域には都市的集落があっただ、様々な名で呼ばれていた。
 末期王朝頃には、「タミアト(Tamiat)」と呼ばれていたようで、エジプトのグレコ・ローマン時代を通じて、タミアトの名が用いられた。ユダヤ教聖典の『トーラー』で「カフトール」として記されているのが「タミアト」だったと思われる。
 古代タミアトは、アレクサンドリアが創建されてからは、重要性が下がったが、なお交易港として栄えたようだ。古代記録によれば、5世紀頃まではコプト教会の司教座が設けられていたらしい。
 その後の戦乱、建材の転用、及び、ナイル・デルタの多湿な環境などが重なり、古代タミアトや、それ以前の遺構や関連遺物の発掘は、あまり期待されていない。

GM向け参考情報

【参照地図】

用途、用法

 ダミエッタ市は、派手なアクションの舞台に向くとは思えません。

 なお、追加情報には、古代遺跡の類が知られておらず、将来も発見の可能性が期待できない旨、記してありますが、これは、小さな遺物や古文書類が密かに埋蔵されている可能性を否定するものではありません。

 例えば、十字軍ネタと絡めて、シリア・パレスティナ地方から持ち出された何かの遺物か古文書がなんらかの事情で、ダミエッタ近郊の某所に密かに埋蔵されていた、なんてフィクション設定はもっともらしい方でしょう。

地勢と環境

 ダミエッタ県もダミエッタ市も、地勢は平坦。

 ナイル川のダミエッタ支流河口近辺に位置しますが、支流を越えて東には、潟湖状のマンサラ湖が広がっています。マンサラ湖と地中海とを区切る細長い陸橋が、スエズ運河の北の玄関であるポート・サイイド?に至っています。

 気候は、地中海性気候。

  • ダミエッタの気候に関しては、エジプト観光局Webサイトのコンテンツにて月別のデータが公開されているポート・サイイドの気候データを参照するといいでしょう。
    エジプト観光局Webサイトアレキサンドリア情報の内に、「ポート・サイド」の記事があります。

人口分布

領域面積人口(概算)統計順去年平均人口密度(1平方kmあたり)
ダミエッタ県589平方km109万2千人ほど2006年1,854人ほど
ダミエッタ市調査中11万3千人ほど1990年調査中

正規の出入国ゲート

スカイ・ゲート
 近傍に国際空港はない。近いのはカイロ郊外の国際空港、及び、アレクサンドリアの国際空港。
海港
 ダミエッタ港は、一般旅行者が利用するような港ではない。しかし、ブルーローズのメンバー?なら、ミッションの性格に応じて、正規の出入国手続きをとるよう手配しておくことも可能だろう。ただし、ダミエッタ港にはシー・エクスプローラー級の船舶の寄港は不可能と想定。
 一般観光客も利用できる至近の開港はポート・サイイド?

主要交通路

空路
 近傍に国内線空港もない。近いのはカイロ郊外の国際空港、及び、アレクサンドリアの国際空港。
鉄路
 カイロからアレクサンドリアに至る基幹鉄路の途中から、支線が分岐。この支線はダミエッタが終点になっている。
主要自動車道
 カイロからアレクサンドリアに至る基幹道路の途中から分岐した地方道が、ダミエッタ市に至っている。
 この地方道は、ダミエッタを経由した後、地中海に開いた湾口を越え、さらに湾岸の陸橋地帯を地中海沿いに東進。ポート・サイイド?に至る。
水運
 ナイル川のダミエッタ支流を上流に遡行することは、シー・エクスプローラー級船舶では不可能、と想定。

リンク

関連項目

資料リンク

活用や検討

活用

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重要な改訂の情報

  • 内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。
    (誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要)
  • 2007-10-06 (土) 14:13:14 鍼原神無 : 新たにダミエッタ県の項目を立てたので、この記事はダミエッタ市に絞った内容に改訂。
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検討

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