キラー・シーウィード
植物(モンスター)
キラー・シーウィード
Killer seaweed
発案者:ステイシス
種 族:植物(モンスター)
M L:3
出 現 数:単独〜数体、まれに数十体
出現頻度:まれ
知 名 度:13
行動順位:14
移動速度:0
知 能:なし
反 応:暴力的
生 息 地:海底、湖底、水中・水上遺跡
知 覚:魔法
言 語:なし
【特殊能力】
能 力:捕獲
消化(丸呑み)
生命力再生(1ラウンド3点)
水中適応
耐 性:精神的な攻撃は無効
酸は無効
弱 点:炎に弱い
【戦闘能力】
攻撃点/打撃点:「触手:10(3)/6」
回避点/防御点:「10(3)/6」
生命点/抵抗値:20/12(5)
精神点/抵抗値:−/11(4)
【説明】
キラー・シーウィードは、タヌキモという(本来は小型の)水棲食虫植物と、エスノア(完全版ルールブックp228)を魔法的に合成した大型種で、「人食い藻」の別名でも呼ばれます。
便宜上「植物」に分類されていますが、植物型の魔獣とも言えるでしょう。
キラー・シーウィードは水中または水上に建築された遺跡で、かつて侵入者を排除するために栽培されていましたが、その旺盛な生命力を生かして野生化しました。
野生化したものは淡水・海水を問わず各地の水中に生息しますが、温暖な気候を好むため、寒冷地では生息していません。
また、野生化したものは、時に猛暑などの影響で異常繁茂する場合があります。
が、幸いにして一年草であるため、冬になると枯れます。
水棲であるため、地上では攻撃点/回避点に−4のペナルティを受けます。
キラー・シーウィードは6本の触手と、ところどころについた袋を持っています。
触手はそれぞれ5メートルほどあり、近づいたものに巻きつき、袋に投げ入れます。
袋には蓋がついており、獲物が入るとすぐにしまります。
中には強酸が入っていて、獲物を溶かすようになっています。
キラー・シーウィードは同時に6本の触手を全て使って攻撃できますが、一つの目標に対しては二本までしか使いません。
キラー・シーウィードの触手が命中した場合、ダメージを受けると同時に、触手に絡め取られます。
絡め取られた者は古代語魔法・精霊魔法が使用できません。
次のラウンドに「冒険者Lv+筋力ボーナス」を基準値としてキラー・シーウィードの攻撃点(あるいは攻撃が命中した時の達成値)を目標値とする抵抗ロールを行わなければなりません。
失敗したら、犠牲者は袋の中に放り込まれてしまいます。
もし2本の触手に絡め取られた場合は、抵抗ロールを二回行い、両方に成功しなければなりません。
袋の中の強酸は粘着性が高く、蓋が少々開いたくらいでは流れ出ることはありません。
袋の中に放り込まれた者は、その次のラウンドから毎ラウンド打撃力10、追加ダメージ3のダメージを受けます。
この酸のダメージに対しては、冒険者レベルおよび魔法的な防御だけが有効で、鎧の防御力は無効です。
犠牲者はまだ意識のあるあいだ、ダガーやショートソード、あるいはそれに準じる小型の刃のついた武器を使えば、中から攻撃する事が出来ます。
この攻撃には命中に−4のペナルティーがあります。
ただし、与えるダメージは通常のルールのとおりです。
また、(ウォーター・ブリージングなどで水中呼吸ができる状態であれば)神聖魔法・共通語魔法も使用できます。
キラー・シーウィードは生命点が0以下になれば、しばらく活動を停止します。
その状態になれば、袋に閉じ込められていた者も脱出することができます。
キラー・シーウィードには、非常に高い再生能力があり、たとえ生命力が0以下になって活動を一時停止しても、体の一片でも残っていれば再生し続けます。
たとえまっぷたつにしても、再生が完了すれば二体になってしまいます。
キラー・シーウィードを駆除しようと、切り刻んで捨てたために余計に増殖してしまったという事例も知られています。
このため、完全に駆除するためには根こそぎ引き抜き、火で焼くことが最上とされています。
キラー・シーウィードは非常に不味く、胃液などでも消化できないため、決して食べてはいけません。
誤って飲み込んだ場合、胃の中で再生して暴れ回り、胃痛・嘔吐などを引き起こしたケースもあります。
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参照:[植物(モンスター)]