グレイエルフ
妖精
グレイエルフ
Gray Elf
発案者:ローレンシウ
種族:妖精
ML:2
出現数:集落外であれば単体〜数体、集落内であればその規模に応じて十数体〜数十体
編成:まれに森林や山岳に生息する幻獣・動物類単体〜数体を伴って出現
出現頻度:ごくまれ
知名度:13
行動順位:19
移動速度:陸19
知能:高い
反応:中立
知覚:五感(赤外視)
戦闘能力:「武器:11(4)/5」
「回避:12(5)/4」
耐性:特になし
生命点/抵抗値=10/11(4)
精神点/抵抗値=16/12(5)
能力:精霊魔法2レベル(魔法強度12, 魔力5)
生息地:山岳、高地の森
言語:[エルフ語][精霊語][下位古代語][地方語]
グレイエルフ(灰色エルフ)はダークエルフと同じくエルフの亜種族です。
グレイエルフは普通のエルフよりやや背が高く、灰色がかった白い肌に銀色の髪と琥珀色の瞳、あるいは薄い色合いの金髪と菫色の瞳を持っています。
エルフの基準から見ても超然として貴族的な風格を備えた人々で、森に住むよりも人里離れた山奥に集落を構えるのを好みます。
厭世的で、時には近隣のエルフやフェザーフォルクと付き合いがある場合もありますが、大抵は集落への余所者の出入りは殆ど認めません。
彼らは一般に自分達こそが真のエルフ、あるいはエルフの王族のような存在と考え、己の叡智を誇り、他のエルフ種族も含む殆どの余所者を愚かで野蛮だと見下す傾向があるのです(ただ、知力と魔法能力に勝るバエルノウンにだけは渋々ながら一目おいているようです)。
グレイエルフの多くはエルフを森に住む原始的な民、ダークエルフはそれに輪をかけて野蛮で残忍な愚か者と考えています。
一方エルフのほうでも、森を守る種族的な義務を重んじずに高地で隔絶した暮らしを送るグレイエルフには概して好感を持っておらず、エルフの義務を捨てたはぐれ者と軽蔑していることが多いようです。
ダークエルフは、グレイエルフなど自分達の関心を追う事しかできず、脆弱で個体数も少ないエルフ種族の中の落伍者であると侮蔑しきっています。
グレイエルフは個体数がダークエルフよりもなおずっと少なく、しかも排他的であるためにその社会構造はよくは分かっていませんが、彼らの社会では学問、ことに魔法に関する学究を重んじる傾向があるようです。
彼らの間でもっとも一般的なのは勿論精霊魔法ですが、他のエルフ種とは違って全ての個体が精霊魔法を習得するわけではなく、彼らのおおよそ半数ほどは精霊魔法の技能を持ちません。
グレイエルフの間では古代語魔法の研究は一般的なことで、集落には大抵1人からそれ以上の古代語魔法の使い手がいます。
古代語魔法の使い手は一般に尊敬され、集落の指導者(グレイエルフは、長老ではなく王または女王と呼び慣わしています)が古代語魔法の使い手であることも多いようです。
彼らの中には、まれに神聖魔法(暗黒魔法)の使い手も生まれることがあるようです。
その数はごく少数ですが、神話時代にはもっと多かったと唱える賢者もいます(彼らはグレイエルフはその名の通り神話時代に中立の神々に従ったエルフであり、中立神が姿を消したためにその勢力が衰退した、と推測しています)。
いくつかの集落には神殿があり、そこでは神が祭られていることもあれば、世界樹や精霊王などエルフの間で崇敬される神以外の存在が祭られていることもあります。
魔法以外では、セージやファイター、バードなどの技能を学ぶのが一般的です。レンジャーも珍しくはありませんが、エルフに比べれば比率は低いでしょう。シーフは非常に稀で、そのような技能は彼らの間では軽蔑されます。
グレイエルフの集落はエルフのそれよりも人間やドワーフの建築に似ている場合が多く、集落の周りを城壁のようなもので囲っていることもあります。
多くのエルフとは違い、彼らの集落では金や宝石が一般的な取引材料として使われています。人間のガメル銀貨を流用した貨幣制度を用いている集落も確認されたことがあります。
グレイエルフの能力はエルフ・ダークエルフと同様個体差が大きく、上記はごく一般的な若いグレイエルフのデータの一例です。
彼らの能力値に関しては、下記の表を参考に決定してください。
\ | 副能力値 |
---|---|
A | 1D+6 |
B | 1D+6 |
C | 1D+6 |
D | 3D |
E | 1/2D+1 |
F | 1/2D |
G | 1D+4 |
H | 1D+5 |
キーワード:
参照:[妖精]