ヘルゼアー
異界
ヘルゼアー
Hellseher
発案者:ペナルティ
種 族:デーモン/異界の生物
M L:5
出 現 数:単独、まれに数体
出現頻度:ごくまれ
知 名 度:14
行動順位:15
移動速度:15/10(空中)
知 能:人間なみ
反 応:中立、もしくは命令による
生 息 地:地下迷宮、人里離れた遺跡
知 覚:五感(暗視、全周視界)
言 語:下位古代語、上位古代語
【特殊能力】
能 力:古代語魔法5レベル(魔法強度/魔力=14/7)
千里眼
耐 性:毒・病気に冒されない
精神的な攻撃に耐性(5)
【戦闘能力】
攻撃点/打撃点:「素手:12(5)/7」
回避点/防御点:「13(6)/8」
生命点/抵抗値:20/14(7)
精神点/抵抗値:20/14(7)
【説明】
ヘルゼアーは、レッサー・デーモン(下位種)です。
その概観や能力は、種族説明に記載された通りです。
ヘルゼアーの千里眼は、1日に1回だけ、15分の間、自他が訪れたことのある場所を映し出すことができます。この効果は“ルーン・アイソレーション”等で遮断できます。
この眷属を統べるアーク・デーモンの名は、エルフの古語で“目”を意味するアウゲです。
真の名は、定命の者には未だ明かされていません。
眷属としては、グレーター種のドルヒゼアーと、レッサー種のヘルゼアーが知られています。
概観は、女性的なプロポーションの人型で、黒色や暗褐色の皮膚を持ちます。
その頭部は、珊瑚または牡鹿の角のような複雑な形状の台座で、妖しく輝く大きな水晶球が一つ、支えられています。これがデーモンの単眼であり、前後の区別なく周囲を視覚することができます。
上体を露わとしながら、下半身には腰帯や長衣を纏っていることが多く、それは、古代蛮族の手になる見事な民芸品である場合も珍しくありません。
地上を歩行することは稀で、通常は結跏趺坐した姿勢のまま浮遊して空中を移動します。
古代語魔法の扱いに長けます。逆に、必要に迫られない限りは、肉体による攻撃を避けます。
好戦的ではありませんが、戦いになれば、付与魔術を主軸に戦闘を展開する傾向があります。
多くの場合、複数のスケルトン・ウォリアーやボーン・サーバントを護衛として伴っており、自らは“スリープ・クラウド”による行動妨害を反復する戦術を好んで取ります。既存のパペット・ゴーレムが存在しない場合、ストーン・サーバント等を作成します。
一方、直接にダメージを与える呪文は短慮と捉え、滅多に用いません。
《千里眼》
この眷属は、“シビュラ”(神託を行なう巫女の意)の異名を持ちます。
台座に嵌められた水晶球のような単眼には、まさに、遠見の水晶球と同様の魔力があり、他者の願いに応じて、或いは自らの意思で、遠くの地を映し出すことができます。こうして単眼に映し出される光景は、見る者だけでなくデーモン自身も視覚します。
ただし、探知魔法として扱うため、“カウンター・センス”等を反応させてしまいます。
キーワード:
参照:[異界]