![[異界]] ティシポネ{{br}} Tisiphone{{br}} {{br}} 発案者:ローレンシウ{{br}} {{br}} 種族:デーモン/異界の生物{{br}} ML:10{{br}} 出現数:単体〜数体{{br}} 編成:まれに他種のデーモン/異界の生物類単体〜数体か、人間や亜人などの配下数体〜数十体を伴って出現{{br}} 出現頻度:ごくまれ{{br}} 知名度:16{{br}} 行動順位:16{{br}} 移動速度:陸16{{br}} 知能:高い{{br}} 反応:敵対的{{br}} 知覚:五感(暗視){{br}} 戦闘能力:「爪:18(11)/16」「トゲ:17(10)/18+毒」{{br}}      「回避:18(11)/12」{{br}} 耐性:毒・病気に冒されない{{br}}    精神的な攻撃に耐性(10){{br}}    本性の隠蔽{{br}} 生命点/抵抗値=21/19(12){{br}} 精神点/抵抗値=30/21(14){{br}} 能力:古代語魔法6レベル(魔法強度16, 魔力9){{br}}    暗黒魔法6レベル(魔法強度16, 魔力9){{br}}    毒(抵抗の目標値17){{br}}    堕落の贈り物(解除の目標値17){{br}} 生息地:地下迷宮、人里離れた遺跡{{br}} 言語:[下位古代語]{{br}} {{br}}  ティシポネは、下位種のアレクトと同様、均整の取れた完璧な体型と一点の曇りも無い肌を持つとても魅力的な女性の姿をした魔神です。{{br}}  しかし彼女らは折れて焼け焦げた翼の残骸や先端に針のついた長さ3mほどもあるのたくる尻尾を生やしており、鋭い爪や蹄を持ち、美しい以上に禍々しさを漂わせています。{{br}}  ティシポネは下位種のアレクト同様、定命のものを誘惑して堕落させることを好んでいますが、アレクトのような魅了の呪や精気吸収の能力は持っていません。しかし、それとは性質の違ういくつもの能力を持っています。{{br}}  ティシポネは特に聖職者や高潔なものを堕落させるのを好んでおり、そのためには情欲・権力欲・金銭欲など、あらゆるものを利用します。彼女らは信仰厚い者達を堕落させると共に、その教義を魔神や暗黒神への崇拝に捻じ曲げるのを己の役目としているようです。{{br}}  ティシポネはしばしば、人間の姿に化けて神殿や教会などに入り込み、そこで地位を得て構成員たちを致命的なほど堕落させます。そして喜んで自分に従うようになってから初めて正体を明かして彼らを完全な魔神の下僕とするのです。{{br}} {{br}}  ティシポネは、己の本性を隠蔽する生得の能力を持っています。彼女らは、種別が「探知」の魔法、センス・イービル、センス・エネミィ、センス・ライなどによって思考や属性を探られることは一切ありません。{{br}}  また、彼女らの尾の針には毒があり、これを送り込まれた相手は目標値17の生命抵抗に失敗すると、心地良い陶酔感を感じます。これによって犠牲者は熱っぽく気だるくなり、24時間が経過するか解毒するまであらゆる成功ロールに−2のペナルティーがつきます。この毒には精神的・肉体的な中毒性があり、幾度も継続的に注入されると依存症を引き起こす恐れがあります。{{br}} {{br}}  ティシポネは、同意した目標に堕落の贈り物を授けることができます。この贈り物によって、契約者の身体には彼女の選んだ部分に印章のような模様が浮き出ます。{{br}}  この印を持つ者の望みをティシポネが魔法などを用いて叶えてやろうとする場合、その達成値には+2のボーナスがつきます。そういった場合に最も一般的に用いられる魔法は暗黒魔法イモレイトです。イモレイトは生贄を伴う魔法であり、このようにして望みを叶えてもらうことに同意した目標は速やかに堕落しきってしまうことでしょう。{{br}}  また、この印を刻まれ、堕落しきっているものをティシポネが魔法などを使う際に触媒として生贄に捧げた場合にも、同様に+2の達成値ボーナスを得ることができます。このボーナスは使用目的に関わりませんが、前述のボーナスとは累積しません。{{br}}  加えて、ティシポネは贈り物を受け取ったものが今何処にいるか、どんな状況で何を見ているかを、常に把握することができます。{{br}}  ティシポネはいつでも自分の贈り物の効果を取り消せます。それ以外で効果を消すには、達成値17以上のリムーブ・カースをかける必要があります。{{br}} {{br}}  ティシポネは「憑姫種」と呼ばれる魔神種の上位種であり、下位種にアレクト、将種にメガイラがいます。{{br}}  彼女らは、単体での活動も躊躇なくこなしますが、自分たちとは異なる能力を持つ他種の魔神と組んで事に当たる事も多く、より戦闘能力に優れた魔神の護衛や自分とは異なった堕落の手段を行使できる魔神との共同作業を喜んで受け入れるようです。{{br}} {{br}}