[[リファール]]  メナ・トゥース劇場はリファールの数少ない常設の劇場です。 国や有力貴族からも出資され、芸術都市ベルダインの劇場を別格とすれば西部諸国有数の規模を誇ります。 リファールで活動する俳優にとってはここで出演することが目標とされ、 貴族にとってはVIP観覧席を買うことがステイタスとされ、 庶民にとっても(高額な)チケットを購入し観劇することが憧れのひとつともなっています。  メナ・トゥースという名は西部諸国の前身であるザンティ時代の王女に由来します。 女優サリィ・ベルナー演じる「王女メナ・トゥースの悲劇」が評判となり、 前例のないロング・ランを記録しました。 (この記録は国内ではまだ破られていません) また、サリィ自身もこの公演でリファールを代表する大女優の地位を確立しました。  後に『生命の絵師』と称されることとなる巨匠ミュージィが無名時代に描いた宣伝ポスターも人気を呼んだ一因であり、その後ポスターは額に入れられてロビーに飾られました。 そのころから、メナ・トゥース劇場の通称が定着しました。 (本当は長ったらしい正式名称があるのですが、現在ではだれもそうとは呼びません)  ちなみに、サリィとミュージィは一時期恋愛関係にあったようですが、どうやらこの恋は破綻に終わったようです。ミュージィの没後も、サリィは思い出したくないのかこの件について語ろうとはしません。 <発案者:ステイシス>