剣神ラブルスへの信仰は、その二面性を表して二派に分かれている。これは神のあり方もさることながら、人間がある種矛盾する両面を平等に受け入れるだけの度量がないためとも言われる。{{br}} {{br}}  闇の一派で最大のものは、中央集権的な教団を形成している。彼らは表向きは傭兵に身をやつし、自身の鍛えた剣と剣技を試してきた。彼らにとって試験場である戦場が完全に失われそうになれば、戦争にさえ介入し、その争いを激化させることもあった。{{br}}  ラブルスの声を聞けた信者は、[[剣神魔法]]という特殊な神聖魔法を行使する力を持つ。また身体の何処かにアザが刻まれ、特殊な能力を持つ「祭剣」を召還できるようになる。ただし、祭剣を出現させるには、召喚の媒介となる人間が必要になるため、教団の信者は最低2人一組で動くようである。{{br}} {{br}}  教団では師弟の関係を特に重視する。これは祭剣を召喚するために2人一組で動く必要があり、そのためには互いを知り合った師弟を宛てるのが効率よいからである。二人組で動く剣司祭の師弟は、傭兵として自らを鍛え、試しながら、同時に[[神剣]]を捜し求める探索者でもある。伝説の時代に失われた神剣は、ラブルスの信奉者たちにとって何より尊いものなのだ。{{br}}  だが現実には、ラブルスが最後に打ったという奥剣1本しか発見されていない。{{br}} {{br}}  一方、光の一派は、個人的な信仰に留まり、教団のような組織は作られていない。ラブルスを知る一部の傭兵や剣士などが信仰し、ごく稀に神の声を聞いて剣司祭となる。かつては教団もあったようだが、闇の一派との抗争の中で滅んでしまったという。{{br}}  なお、光の一派では師弟ではなく、己から祭剣を引き抜き、しかも肉体が剣化することはないという。{{br}} {{br}} 【情報強度】{{br}} 知名度は14。{{br}} 知識判定の達成値16以上で、闇の剣神教団に“五芒星”と名乗る幹部が存在することを知る。{{br}} {{br}}{{br}} 投稿者:周防