{{toc}} !妖怪基本セット  「妖怪基本セット」とは、[[妖魔夜行]]、及び、[[百鬼夜翔]]で[[妖怪]]キャラを[[キャラクター作成]]する際に、取得が必須になっている、「特徴」と[妖力]とのセットのこと。  複数の「特徴」、[妖力]のパッケージで、基本の[[CP]]小計は100CP。  「基本セット」のパッケージを構成する要素の内のマイナスCPは、キャラ・メイクのレギュレーションにある、不利なCP取得の制限にはカウントされない。  仮に350CPの妖怪キャラを作成するとしたら、まず「基本セット」で妖怪としての基本特性を取得。残り250CPをルールに従って配分して、キャラの個性を表現していくことになる。  基本セットに含まれる妖力は、通常の妖力と異なり、特にルールに明記されているもの以外、キャラが自主的にオン・オフすることができない。(『[[ガープス・百鬼夜翔]]』、p.23) !!妖怪基本セットの構成 !!!妖魔夜行の基本セット :妖魔夜行の基本セット構成(『[[ガープス・妖魔夜行]]』、p.58〜65):[我慢強い](10CP) ::[機械に対する透明](25CP) ::[死んでもいつか復活する](50CP) ::[はえかわり](40CP) ::[普通の病気にかからない](10CP) ::[不老](15CP) ::「財産:どん底」(−25CP) ::「社会的地位がない」(−15CP) ::「特殊な背景:妖怪である」(20CP) ::「秘密:存在そのもの」(−30CP) !!!百鬼夜翔の基本セット :百鬼夜翔の基本セット構成(『[[ガープス・百鬼夜翔]]』、p.23〜26):[我慢強さ](10CP) ::[機械に対する透明](20CP) ::[死からの復活](50CP) ::[はえかわり](40CP) ::[病気耐性](10CP) ::[不老](15CP) ::[妖怪の抵抗力](10CP) ::「財産:どん底」(−25CP) ::「社会的地位がない」(−15CP) ::「特異点:妖怪は妖怪を呼ぶ」(−10CP) ::「特殊な性的不能」(0CP) ::「特殊な背景:妖怪である」(25CP) ::「秘密:存在そのもの」(−30CP) !!考察:妖魔夜行と百鬼夜翔とでの異同  [[百鬼夜翔]]では、基本セットに「妖怪の抵抗力(一部の妖術が無効)」、「特異点:妖怪は妖怪を呼ぶ」、「特殊な性的不能(生殖不能、ないしは困難)」が加えられた。  総じて、百鬼夜翔では、PC、NPCを問わず、妖怪キャラの間での関係の在り方が、ルール面からもより詳細に裏付けされた、と言える。  なお、[[妖魔夜行]]では、「基本セット」構成要素の内、有利なものは未取得にしたり、限定をかけたりして、CP総計を調整することも可能とされていた。(『ガープス・妖魔夜行』、p.65)  これに対し[[百鬼夜翔]]では、「特に許可されない限り増強や限定はおこなえない」旨明記され(『ガープス・百鬼夜翔』、p.23)、「有利なものを未取得にすることも可」との記述はみあたらない。 !!考察:妖怪基本セットについての考察  [我慢強さ(「特徴」と同内容の[[妖力]])]、[はえかわり]、[病気耐性(普通の病気にかからない)]、[不老]などがあるため、細かな配慮を省略したプレイも可能になっている。  特に[我慢強さ]による、ダメージの朦朧効果無効などの影響は大きい。反面、パワーゲーム化、と言われる遊び方を誘発したきらいはある。  また、[不老]の副効果で、「技能取得に使えるCPは年齢の2倍まで」とのレギュレーションが非適用とされている。あれこれ盛りだくさんな技能を取得したキャラクターも、妖魔夜行、百鬼夜翔ならでは、と言えるだろう。 !!検討や活用 *[不老]のルール(百鬼夜翔)にある「長い年月のうちに、姿が変わり性格が大きく違ってくることもありますが、それは変化であって、老化でも成長でもないのです」(『[[ガープス・百鬼夜翔]]』、p.25)のくだりは、結構、ポイントだと思うな。