{{toc}} !FT用ルール ここでは、FTの戦闘ルールを記述していきます。 !!FTの役目 FTの役目は、セッションひとつを管理し、PCたちに物語の舞台を提供することです。 FTは自由にセッションやNPCをデザインする権限を持ちます。それにより、PCたちを愉しませることが、FTの目的です。 !!FTの行うこと FTは、セッション中、以下の行動を行います。 !!!シーンの内容を決定し、シーンタローを引く FTは、シーンの内容を決定し、シーンタローという、シーンの内容を予感させるタローを引きます。 !!!シーンの内容を描写する。 FTは、そのシーンに何があり、何が聞こえ、何を感じるか、などの内容を描写することができます。 !!!一般判定を行わせる。 FTはPCに対して、任意の難易度の一般判定を行わせることができます。判定に成功すれば報酬を、失敗すれば代償を与えましょう。 !!!対抗判定・戦闘判定を行わせる。 FTはNPCを使用し、PCたちに対して、対抗判定や戦闘判定を挑むことができます。勝利した場合は報酬を、敗北した場合は代償を与えましょう。 !!手札 FTは、自らに「想いを託す」ことはできません。そこで、一定数のトランプを得ることができます。 !!!通常シーン 通常のシーンでは、プロローグ後のシーンから、シーンの開始時に「累積シーン数」枚だけ山札からトランプを引きます。1シーン目なら1枚、2シーン目なら2枚のトランプが手に入ります。 !!!戦闘シーン 戦闘シーンでは、ステップの開始時に「NPCのサブタローの枚数で最も大きい物+NPCの人数」だけ山札から手札を取ります。 !FTボーナス FTとして参加したセッションの目的が達成された場合、FTは、自身の所持するキャラクターに、「参加PC人数」回のボーナス成長を行う権利を得ます。 成長はすぐに行う必要はありません。ただし、セッション中に成長を行うことはできません。 また、複数のキャラクターに回数を振り分けることも可能です。 !シナリオ作成の要素 セッションに使用するシナリオを作成するための情報を、以下に記します。 !!解決点の設定方法 解決点の計算方法は以下の通りです。 *用意したソースカードの枚数×「複雑度」 !!!複雑度 複雑度とは、そのセッションが解決に至るまでに、PCが取れる手段の豊富さを現しています。 豊富度と手段の多さは以下の通りです。 #×1:単純。1〜3枚のソースカードで構成。 #×2:普通。通常のセッション。 #×3:複雑。後述の「即席ソースカード」を多用する。 !!ソースカードの渡し方 ソースカードの渡し方には、以下のような方法があります。 !!!プロローグに渡す セッションの目的への手がかりとして、プロローグシーンの最後に、解決点1のソースカードを渡します。以降、そのソースカードを手がかりに、PCたちはセッションを進めていくことになります。 !!!判定の報酬として渡す セッションへ近付くための判定に成功した場合、ソースカードを渡します。前もって作っておいたカードの他に、「即席ソースカード」を渡す事もできます。 !!!戦闘の報酬として渡す 戦闘相手を倒した場合、ソースカードを渡します。前もって作っておいたカードの他に、「即席ソースカード」を渡すこともできます。 !!!物語の進行と共に渡す ストーリーが一定まで進んだ段階で、ソースカードを渡します。 !!即席ソースカード セッション中、PCが予期しない行動でセッションの目的に近付いた場合、用意しておいたソースカードが渡せない時があります。その場合は、その場でソースカードを作成し、PCに渡すことができます。 その場合、ソースカードの解決点は1〜2点程度が良いでしょう。 !NPC専用能力カード 以下にあるのは、NPCのみが所持することのできる能力カードです。 ||!技能||>>執念 ||>>>イメージ ||>>>描写 ||!タロー||NPC||!消費||なし ||>>>【士気】を+5する。{{br}}この能力は複数取得でき、効果は重複{{br}}する。{{br}}<執念>によって増加した【士気】が0に{{br}}なるまで、NPCはPCの説得や対話には{{br}}応じない。 ||!狂奇||>>マジン ||>>>イメージ ||>>>描写 ||!タロー||NPC||!消費||なし ||>>>狂奇や技能の使用で【願力】を使用する際、{{br}}トランプ1枚を【願力】1点の代わりに使用できる。{{br}}この能力を所持したNPCは、PCの説得や{{br}}対話に応じる事はない。 ||!狂奇||>>テンシ ||>>>イメージ ||>>>描写 ||!タロー||NPC||!消費||なし ||>>>狂奇や技能の使用で【願力】を使用する際、{{br}}【士気】3点を【願力】1点の代わりに使用できる。{{br}}この能力を所持したNPCは、PCの説得や{{br}}対話に応じる事はない。