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伝承系・メタエレメント

伝承系メタエレメント、とは

 異能がコミュニケーションの一様式である、というのは月夜埜綺譚における根本的な大前提である。異能があくまで人対人のコミュニケーションである以上、その様式を研究し、効率的な運用法と教育法を歴史的に研鑽を積んでいった連中がいてもおかしくはない。

 おそらくはシャーマニズムの巫女たちに始まり、様々な世界の「魔法使い」へと広がっていた、様々な系譜。それは伝奇ものの定番でもあるのだが、もしかすると現実の魔法使いたちも似たような連中なのかも知れない。いわゆる“science”では箸にも棒にもかからないような非科学的な呪文や紋章が、人の心には確かな力を持つのを我々は知っている。

 伝承系メタエレメントは、名前はなんだが、そういう連中が生み出し使うものとしての“異能”にスポットを当てたものである。その能力は強大でツールとして優れ、けれど歴史の因習からは逃れようもなく…。

 取得にはなんらかの理由を、すなわち特殊要件で示される「背景」を持っておかなければならない。それは有用であるだけに、キャラクターをどこか縛るものとしても表現される。

更新日時:2005/11/19 02:02:14
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