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公子

ヴァンパイアはやっぱり公子を巡る物語であって、最重要NPCは公子だと思います。
――ある賤民の言葉。

公子の経歴

1700年代前後のイタリアでは、「カストラート」が流行していました。
ボーイソプラノの声域を成人しても保つことができるように去勢された男性歌手のことですね。
で、ある所に没落貴族の一家がありました。
その一家には美貌と美声に恵まれた、双子の男子がありました。兄をミカエル、弟をガブリエルと言いました。
その声から、子をカストラートにしてはどうか、という声がありました。親も才能を認めていたので、そうしたかったのですが、二人共カストラートにしたのでは家系が途絶えてしまいます。
よって、弟のガブリエルだけをカストラートにしました。
その美貌と美声により、去勢された双子の片割れは、歌手としての将来を期待されるようになっていきます。
もう一方のミカエルは、実務と商業を必死で勉強し、別の方面で将来を期待されていました。
しかし、ガブリエルは、思春期に入るに従って、自分と異なる変化を遂げていく片割れに違和感を感じるようになります。
で、ミカエルはある血族(ディーヴァか、その血脈のトレアドール)によって、成人前に抱擁されてしまいます。
本来カストラートの意義は、成人の肺活量でボーイソプラノの声域を出せることにあります。その中途で闇の世界に引き込まれてしまった彼は、人間としても、歌手としても、男性としても不完全な存在になってしまいます。
恋をして、一人前の人間の「男性」になっていく双子の片割れを見て、彼は嫉妬に狂います。そして、腹立ちまぎれに、双子の片割れを自ら抱擁してしまいます。
こうして双子は闇の世界に足を踏み入れることになりました。
とりあえず考えたのはこれくらいですかね。
300年あれば大都市の公子としてのキャリアも十分でしょうし。

メモ

双子用に独自の血脈を作りたいねえ。→カストラート

更新日時:2007/01/05 02:22:10
キーワード:
参照:[ガブリエル] [カストラート] [アンジェリーナ・アンジェリコ] [ミカエル]