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懲りない二人

ほねっこ漫画はこちらから!

多分懲りない二人(イベント13提出分)

http://www.trpg.net/user/D16_Web/Graphic/Unnamed/Event0601.jpg

ある日のほねっこ男爵領。その執務室。
ほねっこ男爵領の藩王・火足水極とパイロット南天は二人で談笑していた。

藩王「赤フンで寒中水泳とかしててもいいよな」

ふと、藩王は鳴駒の湖を眺めながら呟いた。

南天「それ、まさか国民行事に……」
藩王「……ゲストが来てるときにその日があると、ゲストに赤フンの格好させられるよね……。」
南天「では是非呼びましょう」
藩王「M*ゲストの赤フン姿を見る。だな。」

ほねっこ男爵領の国民は当然ゲーム好きである。
そんなわけで、こうしてAの魔法陣ライクに表現することも珍しくない。
というか、自然に会話として成立する。

藩王「前提変換の材料として、
   1)臀部が丈夫。
   2)寒中水泳大会の告示をする。
   3)ゲストが、寒中水泳大会の日にわが藩国に滞在している状況を作る。」
藩王「1,2は問題ない。」
藩王「今から本気で何とかするには、3だな。」

ものすごく真剣な表情の藩王。

南天「いや、逆成功要素として【技族の反対】を上げておきます」
藩王「ええっ! 絶対みんな喜ぶと思ったのにっ!」
藩王「善行さんのメード姿とかよりはずっと健全だろっ!?」

あー、まあ、そうかも……と思いつつ、一応言葉を続ける南天。

南天「何が悲しゅうて男の臀部力入れて描かなきゃならんのでしょう」
藩王「お尻えくぼのきりりと締まった美少年だか、美中年だかは世の宝じゃないかッ!」
南天「むしろこの際、『ドキッほねっ娘だらけの寒中水泳』とか企画しましょうよ!!」
藩王「いや、女性の赤フンはシャレにならないのでは」

藩王の良心が垣間見える一言である。

南天「しかし、そうですか、藩王は赤フンに拘りが…(遠い目)」
藩王「……」
藩王「……赤と白のえくすたしー?」
南天「それです!!」

南天、協調。

藩王「真っ赤なブラジリアン水着のような水着を身につけたわが藩の女性が……。いかん、
コードぎりぎりだっ」
南天「ふふふ…そこで成功要素【文族の書いた説明文】ですよ!!」
藩王「なるほど、いける!」
南天「そうです!いけますよ藩王!!」
藩王「やろう、寒中水泳大会だっ!」
南天「だー!!」

書記長「楽しそうですわね」

背後からかけられた声に凍りつく二人。
恐る恐る振り返れば、政庁一の美人にして人妻、さらに眼鏡属性と、
あらゆる意味で最強と謳われる書記長その人が笑顔で立っていた。
すんごい笑顔だが、目が全然笑ってない。

藩王「いや、これはだな、その…なにか国民行事をやったらどうかなーと」
南天「ええ、そう、なんといいますか…寒中水泳でみんな健康に…みたいな」

にっこりと笑う書記長。

書記長「お仕事、しましょうね?」
藩王・南天「「はい……」」

やっぱり懲りない二人

今日も今日とて資金と燃料が無く、吏族人員足りず
隣国で戦火が上がっている他は概ね平和な男爵領。

財政破綻ギリギリで藩王その他がぴーぴー言ってる割に
どこかのんびりとして見えるのは、ほねっこ男爵領が
『ド』のつく田舎である……ごほん


牧歌的であるがゆえであろう。


パイロットであり、整備士であり、吏族であり
技族であり、時に文族である南天は本能のままに筆を動かしていた。

ようは、ほねっこの若い娘さんやら美人人妻書記長さんやらを
何か、執念?とも思えるオーラを纏わせて描いている。

その背にかかる若々しい声、文族の深夜である。
深夜はその文才を不幸にも南天に気に入られてしまったが故に
彼の後輩にさせられた不憫な人物である。

「先輩、ネタ……出してください」

深夜の目は、夜叉になっていた。
流石の厚顔南天も引いて下がる程にすわっていた。

このところの文族イベントで疲労もピークに達して
そろそろ一回転しようかという程の作業量に追い詰められていた。

「藪から棒だな、おい」
「だから、藩王とのアホ会話を出と言ってるんです」

もう形振り構っていられない、とばかりに詰め寄る深夜。

「どうせボイレコ取ってんでしょ!アンタそーゆー人だ!!」
「ってか、なんでつい昨晩の事知ってんだ!おかしーだろ
 文族のネットワークってどーなってんだよ」


その時、南天の胸元から落ちたボイスレコーダーを素早く奪取し
以下のネタを拾った。


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火足:星見司からの報告書を読んだか?
   どうやら、お前達の見つけたゲートの先は
  『オガサワラ』というところに繋がっているらしいな
南天:ああ、『小笠原』ね…報告書読まなくても
   ニュースでバンバンやってんじゃないすか。

火足:雰囲気の分からん奴は嫌いです。ツン。
南天:(何でだろう、全然可愛くない

火足:という訳で、小笠原への探検隊は海水浴部隊を派遣スルっ!
南天:おぉ〜!!
火足:普段雪ばっか見てるからなー
南天:何年かぶりに水着を拝める…いいなぁ…いいよなぁ…エコ最高

火足:そもそも、水着ってのは暑いところで着るものなんだよ! なのに何で、水温4度とかでッ!
   今こそ、この水着に本望を遂げさせてやりたいっ!


(ぴらり、藩王が取り出した水着は、ナンと言うかちょー下品な下心丸出し水着であった。)


南天:藩王!紐とか!、紐とかある!
   生地少なっ!ちょー少なっ!!
火足:ふふふ、これを我らが憧れの、犬耳人妻書記長さんに……


(二人、想像……妄想中。)


南天:着せたいっすねー
火足:着せたいねー

南天:と、いう妄想をしているのは藩王様お一人であらせられます。


南天がいきなり大声でドアの向こうに話しかける。
ギギギ…という擬音つきで振り返る火足、某の叫び以上に身を捩じらせて慄いている。

「まあ、お二人とも……ご冗談がお上手です事ほほほほ」

上品に、上品にお笑いになる書記長様。

火足:す、すいませ……

「仏の顔も3度までと申しますし、今回の件も笑って水に流しましょ」

にっこりを通り越した笑顔。
つまり仏の顔も三度まで=次は無いという殺し文句であるのだった。


/*/


後日、藩王執務室にて(やはり夜



南天:つーワケで、深夜にもバレマシタ。
火足:ああっ、これで深夜坊にまで変態扱いにっ
南天:優しい深夜に『あの人、へんたいさんなんだ』的な視線で…
   ああ、藩王ったらお可哀想に…よよよ
火足:孤高を保ってたならこうはならなかったろうに
   悪い友達のせいで・・・よよよ

南天:しかし、何でいつもこーゆー会話になるのか不思議でしょうがないんですがね
火足:(ふっと笑って)きっと、夜のやさしい暗闇と、麦焼酎のせいさ。
火足:……。

南天:(南天は、このまま突っ込まずにおいたらどうなるか見たい気がしている
火足:(早く突っ込んでくれないかなー、と待っている)
南天:(そっぽを向いて星なんか見てみる
火足:(緊張に耐え切れなくなってきている)
南天:………。
火足:……
火足:………
火足:…………。
火足:ごめんなさい、無理でした。
   放置しないで下さい。ボケっ放しは身体に毒です。
南天:敵いませんなぁ…藩王(と同情の目で見る
火足:馬車に乗せられて市場に揺られてく子牛を見るような目で見るなー


やっぱり懲りない二人・完。

懲りない二人りたーんず

某日、深夜(PC名ではない)
藩王執務室にて、やっぱりあの二人が
藩国研究室が作った芋焼酎片手に空しい会話をしている。

あたりめを、あぎあぎしながらぶっ千切って食う。

/*/


火足:国民募集のポスター作ろう。

南天:……いきなり突飛な提案すんの止めて下さいよ
   もうマワッテるんすか?

火足:ほら、小笠原ゲート開いたろ
南天:またそれ?水着系?こないだ押収されたじゃないですか
   書記長さんに
火足:今度のサブイベントで狙いに行く
南天:(藩国の岐路にこの人は…

火足:ビールのポスターみたいな感じで。
南天:ああ、あのグラビアみないな
火足:だまされて出仕してくると雪国。
   南国の白い砂浜の代わりに、北国の白い大氷原。
南天:モデルつれぇ!
火足:「わらってー、んー、ちょっと硬いかなぁ」
   「そりゃ凍ってますから」
南天:上手くオチてどーします!
   ってか、このパターンで行くとそろそろ書記長さんが…
   また藩王&南天コンビで書記長さんに叱られるのか……あ、良いかも

火足:そろそろ書記長さんの名前を公募したいところだな
南天:書記長さんは書記長さんだからイイんですよって
火足:なるほど、深いね。
南天:なんせ人妻ですから…(なんだ、みんなフェチの集団だったのか>ほねっこ
火足:ふぇちのきらいな男なんていません!
南天:よし、ここまで入れて書記長さん登場だと藩王が大変へんたいっぽくていいな


/*/

以下、南天作成のポスターである。

わかば呼ぶポスター

更新日時:2008/06/06 02:38:12
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