!!イベント56、皆様ありがとうございました!  王城は焼けましたが、人的被害0!  ひとえに助けに来てくださったバトルメードの方々とその藩国のおかげです。  ここでは、藩を上げて感謝の気持ちを伝えようと思います。 !!感謝状 <<<  後ほねっこ男爵領、王城「跡」。  それはとてもよく晴れた、それでもはるというにはやや肌寒い日。  藩国の王城付き犬士たちがいそいそと雪の上に赤絨毯を広げている。 「足りますかー?」 「カーペットは足りるけど、いすが足りないー」 「一般参加の人たちには、立って貰うしかないかも」 「学校からはもってこれ無いか聞いてみてー」  その中をせわしく歩き回る、官服姿が一人。きりりとした表情のほねっこ吏族筆頭、深 夜である。 「書記長! 書記長! SOU殿とイチカ殿がまだおいででありません! ご存知ありま せんか?」 「あれ、深夜ちゃん。藩王殿はもう式典の準備してご一緒じゃないの?yuzukiさんは六つ 斑飛行場から戻られてるわよ?」 「いません、ああもう! 陛下、ご存知ではないですか?」 「わおん」  つまらなさげに王犬じょり丸が応える。 「へ? 何でまだ土木作業なんか? ってーか、藩王もそっちいってるのぉっ?」 「……あの、ウチの摂政にはこちらで連絡取れますから、連絡しましょうか?」  メッケ岳から吹き降ろす風に、癖のある髪の毛を揺らしyuzukiが問いかける。  帝國バトルメードの特徴とも言える完璧なる瀟洒。そこに一片の愛嬌があるのが特徴だ った。 「申し訳ありません……、こちらも呼んでるんですが、香車から降りてるらしくって」 「バトルメードの通信機の方が確実ですね、お待ちを」 「わ、その、えと。あー」  戦いだった。  愛鳴藩バトルメード、イチカにとってはこれこそが戦いだった。敵の数は比して10倍。 高機動で高反応。なにより、無邪気。北国人の子供たちにとって、はてない国人のイチカ の火の色の髪はものめずらしく、そしてバトルメードといえば帝國の子供の憧れの的。そ してイチカはこんなにすぐになついてくる子供たちに取り巻かれた経験はほとんど無かっ たのだ。 「包囲戦術ですな」 「愛鳴藩の方でも、あれだけの悪餓鬼に取り囲まれたらお手上げといったところでしょ う」  問うたのは火足水極、後ほねっこ男爵領藩王。応えたのはSOU、ビギナーズ王国摂政 にして、バトルメード・ガイ。  場所は、王城から少し外れた寮。幾棟かはあえなく焼け落ちてしまったが、家族寮は無 事だった。すでに、吏族の家族のいくつかがシェルターから戻ってきている。本格的な復 帰はもう少しあとだが、荷物をとりに戻ってきた家族が数名いた。 「王城警護、そして避難民誘導。なんとお礼を申し上げてよいか分かりません」 「間に合って、良かったです」  香車リバーを見上げ、メード・ガイは花がほころぶような笑みを浮かべる。瀟洒にして 可憐。性別を知ったときほねっこ犬士の数人が憤死し、そしてさらに数名が人に言えぬ決 意を固めたらしいがそれはまた別の話。 「……ところで、なぜこの場に?」 「式典の場で話す言葉を、私はどうも自分で信じられない。藩王としてどうかとも思いま すが……。ですから、ここでお礼を申し上げたかった」  藩王はパイロットスーツのまま、メードガイに向き直る。 「『友情に勝る剣は無し』この言葉、私は最初に冬の京の伏見藩王から送られました。ど うにも照れくさくもあったのですが、先の戦で愛鳴藩のかたがたから受けた恩、になし藩 救援に駆けつけたこと、そしてこのたびのビギナーズ、愛鳴両藩のバトルメード派遣……。 ようやく、伏見藩王から譲り受けた言葉が私自身の血肉の通った言葉となりました。 「あなたたち、そして愛鳴、ビギナーズ両藩の“剣”を借りて、私たちは生き延びること ができました。刃を添えてくれたことを感謝します。本当に、ありがとう。あなたたちと 同じ空の下にいて、良かった。 「そして、改めてほねっこの“剣”をあなたがたのそばに置かせてください。今は見ての 通り焼け跡に過ぎませんが、民は生き残っている、」  歌が聞こえた。  子供たちを体にぶら下げた、イチカの透き通るような歌声だった。 「お見せしたかったのは、これです」  藩王は家族寮の中庭にしゃがみ雪を手で掻いた。 「ああ、そうですね。そろそろこんな季節ですね」  ふきのとうだった。以前ほねっこの摂政ユーラと見た緑がそこにあった。今となっては ひどく昔のことのように思えるが、その実、ほとんど時間はたっていない。 「雪のしたで、灰の下で芽生えるわかばもある。あなた方に、守っていただいたわかばで す」  ガラスの鈴を鳴らすようなアラームが鳴った。SOUがすい、と首を傾けて通信に耳を 傾ける。そして笑う。 「ほねっこの中央会議が、藩王の弾劾裁判を始めかねない勢いです」 「そいつは剣呑」  Millbackは最初、唖然とした。  そして、次に納得した。  初仕事として式典会場の差配、警備を任じられたがその会場が青天井だったことに唖然 とした。そして、三々五々と集まる藩民が思いのほか明るいことにも唖然とした。  儀杖兵めいた作業を望まれていたと思ったが、これは本当に群衆整理を行なう必要があ るのかもしれない。  みれば、整理している中に星見司のフードをかぶった犬耳すがた、パイロットスーツの ままでキャップのつばを後ろに回している男、法官の長衣の裾をまくったものに、背の高 い三つ編み髪の女性。  いずれも、ほねっこで名のある者たちである。  納得した。  この国は、本当に手が足りていないのだ。  面接のときに、糸目の摂政が言っていた言葉は、なんのてらいも無く真実だった。 『歓迎します、いきなり土壇場ではありますが。共に歩んでゆきましょう』  よし。  Millbackは群集に踏み出して、声を張り上げた。 「こらー、ちゃんと列を作れー!」 「感謝状  ビギナーズ王国、バトルメードSOU殿、yuzuki殿。  愛鳴藩国、バトルメードイチカ殿。  あなたは、今回のボラー襲来に対し、海のごとく深い慈悲と、山のごとく不動なる決心 をもって、後ほねっこ男爵領に駆けつけてくださいました。  その働きあって、被害は最小限度に食い止められました。  また、その瀟洒なる振る舞いと笑みはかかる国難に打ちひしがれてしまいそうだった、 藩民の心の支えとなりました。  ここにその功績をたたえ、「おにぎりさん勲章」を贈り、感謝の意を表します。  願わくは、今後もよき友情が互いの助けとならんことを。  後ほねっこ男爵領、火足水極」 >>> !!おにぎりさん勲章 [[おにぎりさん勲章 おもて|http://www26.atwiki.jp/minamitennka?cmd=upload&act=open&pageid=5&file=%E3%81%8A%E3%81%AB%E3%81%8E%E3%82%8A%E3%81%95%E3%82%93%E5%8B%B2%E7%AB%A0%E3%80%80%E3%81%8A%E3%82%82%E3%81%A6.jpg]][[おにぎりさん勲章 うら|http://www26.atwiki.jp/minamitennka?cmd=upload&act=open&pageid=5&file=%E3%81%8A%E3%81%AB%E3%81%8E%E3%82%8A%E3%81%95%E3%82%93%E5%8B%B2%E7%AB%A0%E3%80%80%E3%81%86%E3%82%89.jpg]]{{br}} {{br}} ○おにぎりさん勲章のつくりかた{{br}} [[勲章のつくりかた|http://www26.atwiki.jp/minamitennka?cmd=upload&act=open&pageid=5&file=%E5%8B%B2%E7%AB%A0%E3%81%AE%E4%BD%9C%E3%82%8A%E6%96%B9.jpg]] !!ケーキ [[手作り感謝ケーキ|http://devil-of-vansisca.hp.infoseek.co.jp/cake11.jpg]] <<< 説明:後ほねっこのビニールハウス栽培の苺を使ったケーキです。 ホイップクリームと苺クリームで側面を飾りつけました。 文字と「感謝」の板はチョコレート、骨はビスケット、 それに藩王と王犬じょり丸様を象ったマジパン人形を乗せました。 なので全部食べられます。ぜひ、お召し上がりくださいませ。 後ほねっこ男爵領 摂政 ユーラ >>> !!寄せ書き ○国民番号:名前:寄せ書き{{br}} {{br}} ○14-001:火足水極(藩王):駆けつけてくれたメードさんたちのおかげで、人的被害は出さずに済みました。今はただ、その働きに感謝いたします。{{br}}               「友情に勝る剣は無し」しかし、我らにとって「友情に勝る盾は無し」でありました。{{br}} {{br}} ○14-002:ユーラ(摂政):この度は多大なるご支援とご厚意をいただきありがとうございます。{{br}}              なんとか藩国滅亡を免れることが出来ました。{{br}}              弱小国家ではありますが、このお返しはいつか必ずと思っております。{{br}}              皆様に改めて感謝を。{{br}} {{br}} ○14-003:XH-834:この度は色々とご支援くださり感謝します。{{br}}          いつかご恩が返せればと思います。{{br}} {{br}} ○14-005:南天:他人の為に笑顔で命を張る…貴方方の行為は我が星です。{{br}}         絶望のたび、思い出して…いつか恩返しが出来る日まで精進いたします。{{br}}         言い尽くせぬ感謝を。{{br}} {{br}} ○14-007:深夜:この度、わが藩国が人的被害を出さずに済んだのは、{{br}}         偏に皆様のお陰です。{{br}}         わが藩は炎上国家の二つ名が定着した感のある零細藩国ですが、{{br}}         であればこそ、危急の際の助力のありがたさをよく知っています。{{br}}         微力ではあれども、何時か、必ずやこの恩はお返しします。{{br}} {{br}} ○14-008:でみ:いただいたご厚意のおかげで何とか急場を凌げそうです。感謝を。{{br}} {{br}} ○14-009:太爾真春:このたびのご厚情、感謝に耐えません。{{br}}      いずれかならずご恩返しをさせていただきたく…{{br}} {{br}} ○14-010:Millback:皆様のご好意に厚く感謝申し上げます。{{br}}               この借りはいつか戦場にてお返しできるように、{{br}}               ほねっこ男爵領を盛り上げていきます。{{br}}