『セシリーのラクダと小さな小箱』(日誌:ヴァテッド・モルト)
1日目その2
地形/天候
森/晴れ
出来事
足跡を追っていた僕たちは、川のそばで何者かの野営の跡を見つけた。
ロギンさんが上流に魚の食べかすがあるのを見つけ、上流に向かうことにする。
そこで4匹のネコゴブリンがラクダを連れて歩いているのを発見、取り返すために不意打ちをかける事にする。
まずリズさんが1匹にスリングを撃つが、惜しくも外れる。
次にキールさんが岩陰から犬をけしかけ、1匹をやっつけた。
ぼくはちょっと怖かったので様子を見ることにする。
続いてロギンさんが、何と凍った川の中から飛び出して弓を撃ち、1匹に傷を負わせる。
そのネコゴブリンが、木を駆け上がって上空からロギンさんを襲うが、とっさに身をかわし当たらなかった。
それを見て、残り2匹のネコゴブリンは戦意喪失したらしく、武器を捨てておとなしくなる。
次にパドゥシャさんが、ロギンさんを襲ったネコゴブリンに魔法をかけ、ネコゴブリンは涙が止まらなくなる。
ここでぼくたちは降伏するように説得するが、リーダーらしいネコゴブリンだけは徹底抗戦するつもりらしい。
そこで、パドゥシャさんが雰囲気を和ませるために魔法で落ち葉を集めようとするが、何故か失敗する。
仕方なく戦いを続ける事になり、ぼくはちょっと怖かったけど、小石を投げつけてひるませてからリーダーに斬りかかる事にした。
しかし、腰が引けてへろへろな太刀筋になってしまい、外れたと思ったら何故か当たる。
手元が震えたために大して力も入らず、殺さずにすんでちょっとほっとした。
リーダーが倒れたのを見て残りの2匹は完全に降参した。
ぼくたちはセシリーの木箱とキール、そしてこいつらが今まで旅人から盗んだものを取り返し、シャンパーニの村へ向かった。
2日目その1
地形/天候
シャンパーニ村/晴れ
出来事
セシリーが旅の疲れからか、熱を出して寝込んでしまった。
村のヒーラーさんによると、一日寝てれば治るって事だけど、セシリーには今日中にパディットに着かないといけない訳があるらしい。
話を聞いてみると、パディットにいるセシリーのお父さんが今度再婚する事になり、結婚式が明日あるという事だった。
セシリーとお兄さんは、お父さんの再婚が受け入れられなくて、二人で家出をしたらしい。
だけどお父さんが式を挙げると聞いて、セシリーは手作りのウェディングドレスを届けようとパディットに向かったのだそうだ。
無理してパディットに向かおうとするセシリーをリズさんに任せて、ぼくたち男連中で、式を1日延ばしてもらう為にパジェットに向かうことにした。
話を聞いた村長さんが、人数分の馬を貸してくれた。
やっぱりこの人いい人だと思った。
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参照:[旅日記置き場(仮設)]