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ガープス・リング★ドリーム・リプレイ

『少女たちのテンカウント ガープス・リング★ドリーム・リプレイ』

 リング★ドリームのリプレイ集。ルールブック『ガープス・リング★ドリーム』で設定された、新日本女児プロレス?所属の女子レスラーたちをPCとした、セッションのリプレイ集。

 雑誌「コンプRPG」などで公表されていたリプレイ記事4本に、書き下ろし4本を加え、都合8本で構成されている。(内、2本は前後編の扱い)

 他に、主要キャラクターのキャラクター・シートと、脇役キャラクターの設定集も付録として掲載。

 書名は、『ガープス・リング★ドリーム・リプレイ』が主題名。  「少女たちのテンカウント」の方は、角書き副題。

書誌情報

泥 士朗?と、すたじお実験室?(著),『少女たちのテンカウント ガープス・リング★ドリーム・リプレイ』(角川スニーカー文庫),角川書店,Tokyo,1995.

ISBN 4-04-488402-1

カバー イラスト 安西 真(実験室)

カバー デザイン 小林 博明(K Plus artworks)

口絵、本文イラスト 安西 真

  • 文庫判、272頁

書籍構成と採録リプレイ

 内容のテキストについては、すべて、主筆、泥 士郎、共同執筆、すたじお実験室、との位置付けと思われる。  ただし、「GURPSチェック」佐脇 洋平?とのクレジットもある(大扉裏)。

巻頭カラー口絵、安西 真(実験室)
4頁、3葉
はじめに
第1話「潰されることの権利」
カドカワ ムック「コンプRPG」VOL.10(1994年2月)、初出
第2話「隠された真相」
文庫本『少女たちのテンカウント ガープス・リング★ドリーム・リプレイ』刊行時の書き下ろし
第3話「ヤングドラゴン杯(前編)」
「コンプRPG」1994年8月号、初出
第4話「ヤングドラゴン杯(後編)」
「コンプRPG」1994年10月号、初出
インターミッション「凶獣覚醒」
文庫刊行時の書き下ろし
第5話「幸運に見放された女」
文庫刊行時の書き下ろし
第6話「Jrのベルト」
文庫刊行時の書き下ろし
最終話「下克上」
「コンプRPG」1994年12月号、初出
付録1「最終決戦、田中えり子 VS 鯵原こずえ完全リプレイ」
「完全リプレイ」と銘打たれているが、形式はプレイ経過のレポート主体
付録2「女子レスラー図鑑」
あとがき

考察

 キャンペーン・プレイの連続性が強調された読み物になっていて、そこは楽しめる。

 ただし、その割には、PCの成長処理についての記述が見当たらないのは、残念。

 また、PCの1人が主役的立ち位置で扱われている。これは若手ナンバー1を決める「ヤングドラゴン杯」を、キャンペーンの仕掛けに使った結果だろう。おそらく、結果として勝ち進んだPCが主役的立ち位置になった、それは推測できる。

 推測になるが、インターミッション「凶獣覚醒」は、結果として脇にいったPCにスポットをあてるためのセッションだったのではないか? その辺のキャンペーン・マスタリング料理法のコメントが少ないのは惜しい。

 試合の処理は、「実プレイ時間の2倍の時間が物語内の試合時間」とう、リング★ドリームのルールもあって、試合経過と結果は、架空のスポーツ新聞の記事という体裁で挿入されている。

 これも残念と言えば残念だが、紙数の都合などがあったのだろうとの事情は想像される。こちらについては、キェンペーン最後の試合のプレイ経過をレポート形式でまとめたものが、付録として掲載されている。

資料リンク

リンク

検討(ここまでの記事についての意見など)

  • 増えたら、記事に反映させたり、話題ごとに分けたりしていきます。
  • ネタバレは、話題の必要に応じた最小限を推奨。

雑感(『ガープス・リング★ドリーム・リプレイ』についての感想など)

  • 増えたら、話題ごとに分け、リンクしていきます。
  • ネタバレは、話題の必要に応じた最小限を推奨。

 付録2は、欲を言えば、ルール解説部分と、試合解説部分とをもっと明確に分離処理してほしかった。ルール解説部分の多い、独特のリプレイ記事になってるとよかった気がする。


更新日時:2005/10/03 12:55:58
キーワード:
参照:[リング★ドリーム]
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