セッションコーディネーター
セッションコーディネーター (Session Coordinator)
セッション会場や参加メンバーの手配、連絡などを担当する役割。ゲームマスターが当日のセッション開始から終了までに中心的役割を果たすのに比べて、セッションコーディネーターはセッション開始までと終了後に中心的役割を果たすのが特徴。
発端
兼ねてからFEAR系システムのレコードシートで示唆されてはいた。その示唆を役割として名付け、意識的に利用していこうというコンセプトが発端。セッション準備が決して雑用ではなく、シナリオ作者やマスターに匹敵する素晴らしい役割であるという認識の共有を願ったものでもある。
セッションコーディネーター考察
背景
20世紀に比べてメールや携帯といった連絡手段が充実し、首都圏などでは自覚的に連絡調整すればセッション機会を増やすことが容易になった。
このため、以前は内輪の環境か、サークルなどの「決まった時間、決まった場所、いつもの参加者」という取決めを中心としたセッション環境が大半を占めた。そこに環境の変化から「任意の時間、任意の場所、任意の参加者」というコーディネーターの手によるセッション環境が成立する余地が出てきたのだろう。
効用
コーディネーターの周囲ではセッション機会が増える。さらにセッション方向性に合わせて参加者を選ぶことで、楽しいセッションとなる可能性も上昇する。この両輪から、コーディネイターの周囲ではTRPGがホビーとして充実していく。
コンベンション主催者とセッションコーディネイター
コンベンションの主催者は、複数卓を同時に提供するコーディネイターとして見ることができるかもしれない。
キーワード:
参照:[カズヨシ] [小辞典]