買い戻す

キャラクタ作成時に持たせた不利な特徴や癖などは、後で相応のCPを対価として支払うことによって無くすことができる。これを「買い戻す」と言う。

ただし、CPだけでなくそれなりにもっともらしい説明が必要とされる。

特徴の種別と買い戻し

不利な特徴や癖の中でも、精神的なもの（「臆病」「けちんぼ」「好奇心」など）はCPを支払うだけで消すことができる。これは『経験を通して克服した』とみなすことができるからだ。

対人関係に属する「足手まとい」や「敵」なども買い戻せるが、これはそれなりの理由付けも必要となる。「足手まとい」となっていた人物が独り立ちしたとか、「敵」と和解したとか、そのような事情をGMと相談の上で設定することとなろう。またこれは、これらの特徴をプレイの展開（「敵」を倒したとか）だけでは消すことが出来ない、ということでもある。CPの支払いが必要なのだ。

社会における位置付けを表す「社会的弱者」や「財産」も同様である。大金を手に入れてもCPを支払わなければ財産レベルは上がってくれないし、いくらCPを払っても説明がつかなければ高い身分になることは出来ない。

最後に、肉体的なものである不利な特徴（「片腕」や醜い外見など）であるが、これはCPを支払おうとも消すことは不可能という場合も多い。その世界で不可能なことはどうにもならない、ということだ。しかし文明レベルが高い世界や強力な魔法が存在する世界であれば、決して不可能ではないだろう。そのような場合は『金を払えば治る』などということもある。もしそうであれば、GMの決めただけの金とCPを一緒に払うことで買い戻せる。

買い戻さなくてよい不利な特徴

一般に、CPを支払って買い戻さなければならないのはキャラクタ作成時に持たせた不利な特徴と癖だけである。これらはCPを得る代償として持たせたので、消すにはCPを“返す”必要がある。

ゲーム中に獲得するはめになった不利な特徴については、これは当てはまらない。従ってCPは必要とされないのである（金は必要かもしれないが）。

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