ダガー
史実との比較
英語で短剣を意味するダガーだが、語源はラテン語で「ダキア人の」という意味だとされる。文字通り、ローマ時代ダキア人が使用していた短剣であるが、短剣そのものは文明と共に使用されている。
史実では形状と共に様々な発展を遂げた。
- アンテニーダガー
- 柄頭(ポメル)が半環になっている。装飾的な意味しかない。切ることにも適した一般的なもの。
- ボロックダガー、キドニーダガー
- 主に刺突するためのダガー。キドニーには「親切に」の意味があり、瀕死の重症をおった重装甲の騎士を、鎧の上から刺突して止めを刺すのに使われた。
- バゼラード
- 平行に並ぶ鍔と柄頭が特徴。軍用短剣として有名。
- チンクエディア
- 幅広の刀身に、たくさんの樋が並び、あるいは装飾された装飾用の短剣。
- イアードダガー
- 柄頭が耳のような形をしており、ここに親指をかけ刺突した。
- ナイフ
- 非対称の形をした刀身を持つ短剣。戦闘以外にも他用途に使える。
- スティレット
- 刃のない、刺突専用の短剣。
ソードワールドでの運用法
狭いところでの戦闘にも使え、隠し持つこともできるダガーは是非一本もっておきたい。特に、シーフなどは複数持ち、様々なところに隠しておきたい。隠し方としては、上着の裾、ブーツの中、髪に隠す、など色々考えられる。
戦士や騎士も必ず一本もっておきたい。狭いところでの予備武器というのもあるが、瀕死の相手に慈悲の一撃を振り下ろすためである。装飾品でもある。
いずれにせよ、冒険者であれば、戦闘以外にも様々な使用法が考えられる。ナイフ・包丁などもダガーとして処理する。
キーワード:
参照:[武器]