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デモンパラサイト・キャンペーン第1回記録

予告

開催要項

  • シナリオタイトル:セラフィムの長い一日(プレセッション)
  • マスター名:大島真介
  • 日時:4月22日(日)
  • 会場:広島TGC定例会
  • 募集人数:3〜5名
  • 対応レベル:1

シナリオ予告

悪魔憑きの相互互助を目的としたNGO団体『セラフィム』は、表向きはボランティア 人材の派遣を行う団体です。
当然、悪魔憑きとは何の関係も無い依頼も多く舞い込みます、なにせ無料ですから。

こういう場合、悪魔憑きではないメンバーが対応するのですがここ最近、この手の 『普通の依頼』が急増し、セラフィム本来の業務を圧迫しはじめています。
プレイヤーキャラクター達は新米の悪魔憑きなのですが、やむをえずこの事態『尋常 では無い数の普通の依頼』の解決にかり出される事になってしまいました!

普通に手伝っていたのではとても間に合いません、
隠されたPC達の能力を使って(もちろん、バレないように)素早く事態を解決し、きたるべき『人々と悪魔憑きとが安心して暮らせる世の中』の実現のためにがんばって下さい。

経過

参加PC

セッションの経過

依頼

 セラフィムが悪魔憑き事件以外の依頼も受けて大忙し。PCたちもそれにかり出される。来ている依頼は以下の通り。

  1. 公園掃除
  2. 老人ホームで入居者の話し相手を務める
  3. 海岸掃除
  4. 犬の散歩
  5. 老婆の家の引っ越し
  6. 火の用心(夕方以降)

 さらに、清涼女学園新聞部の高科蔓子の取材も受けることになる。悪魔憑きの能力を見られないように注意もしなければならない!
 1つ1つの依頼がミニシナリオになっていて、時間の許す限りプレイヤーがそれを選んでいくというセッション形態でした。

引っ越し

 まず引っ越しに。現地に行ってみると、本人(老婆)は引っ越しの話を聞いていないとのこと。しかも、ヤクザ者や引っ越し業者(?)が現れ、無理矢理に家財道具を差し押さえようとする始末。蔓子の目をごまかそうとしながらそいつらを伸して、追い返す。不自然な点(老婆が依頼のことを知らなかったり、ヤクザ者が現れたり)が多々見られるため、依頼の正当性を疑ったPCたちは、セラフィムに報告し、事後調査・後始末を依頼した。

 蔓子は暴力沙汰にもかかわらず取り乱すことなく取材を続けていた。妙に隙がなかった。

老人ホーム

 大きなトラブルなし。所定の時間を過ごして任務完了。

犬の散歩

 特に「PCたちに行ってほしい」と高坂に言われる。現場が、地元では有名な“チャーリーの犬猫屋敷”(ルールブック参照)だからである。そこにいる動物達の多くは悪魔憑きであり、それを踏まえてあえてセラフィムに依頼が来ているのだ。  散歩に行く対象は5匹4種で、それぞれ4人のPCが担当した(焔星は屋敷で待機)。それぞれに小イベントが発生した。

  • 老柴犬(中型犬バルディッシュ?):山根が担当。話し相手になるのみ。
  • 熱血ホルゾイ(大型犬ドラグーン):三塚が担当。拳で語り合う。
  • 俊足グレートピレニーズ(大型犬ファランクス):田島が担当。背中に乗ってロデオ。
  • 双児チワワの小悪魔『アイ&フユ』(小型犬ショーテール):狗里が担当し、蔓子が同行する。途中、カルトロップの急襲に遭う。変身して難なく撃退するが、チワワたちが「しつけ」「お仕置き」と称して過剰な報復をしようとするのを狗里が半ば力ずくでたしなめる。なお、後から判明したことだが、変身後の姿を蔓子に撮影されていた。
  • 狗里の行ったルートに同行していたはずの蔓子が失踪していた。失踪現場には蔓子の壊れた携帯電話が落ちていた。

蔓子の追跡

PCたちは失踪した蔓子を追跡することにした。焔星が臭いを追跡することによりたどり着いたのが、極道系のヤクザ「藤島組」組長・高科龍郎の家であった。蔓子を“助ける”ため屋敷に潜入しようという意見と、状況の怪しさから危険を感じていったん退こうという意見とが対立した。退くことを選んだ山根と焔星は、セラフィムの支部に戻って報告と調査を行うことにした。実際には、状況から考えてこの段階で潜入を選ぶ理由はない(と山根が判断した)ため、残るメンバーに不用意に動かないよう釘を刺した上でその場を離れた。

 その場に留まることを選んだ三塚、田島、狗里は、すぐに潜入するのではなく状況を見た上で判断することにした。

 支部に戻って高坂に報告。壊れた蔓子の携帯電話を調査(NPC。ネズミのカラドボルグ、電忠に依頼)した結果、通話・通信履歴、住所録等まったくデータがないことがわかった。ここまでの状況等から総合的に判断するに、少なくとも蔓子が助けられる対象でないことが明らかになったため、それを残りのメンバーに伝え、帰ってこさせる。

後日談

 それ以来、セラフィムへの多すぎるボランティア依頼は減少していった。また、セラフィムの調査によって藤島組の内実や意図も明らかになってきた。

  • 藤島組は最近、急に勢力を盛り返してきている
  • その背景には、悪魔憑きを飼っている節がある
  • 蔓子も恐らくは悪魔憑き(カラドボルグ)であろう
  • セラフィムの悪魔憑きを引き抜こうと考えているのだろう
    • 後日、実際にPCたちが蔓子からスカウトを受けた
  • 以上の思惑から、セラフィムに依頼を大量に持ち込み、わざと忙しくさせたのではなかろうか
    • たとえば、老婆の引っ越し依頼は最初は本人からのものだったと思われていたが、悪魔憑きの能力を使って声マネをしていたものと思われる。
  • ただ、さすがにこれが藤島組単独で行われたものとも思えない

結果

  • 目的達成なれど、大成功まではもう一歩。

獲得経験値

  • 基本150点+衝動表

登場NPC

オフィシャル

  • 高坂、桐生、チャーリー

今回の GM 作

高科蔓子(たかしなつるこ)
  • 人間、ジャーナリスト(清涼女学園2年生)カラドボルグ3LV以上?、所属:藤島組?
  • 瞳の色が鮮やかな金色なのを伊達メガネでごまかしている。
  • 高性能なアナログ一眼レフカメラ(と使い捨てカメラ多数、交換レンズ数種)を常時携帯している、
  • カバンの中やポケットの中に忍ばせた携帯電話やボイスレコーダーなどのスパイ機器を≪微弱電操≫を使って直接コントロールするのが得意で、じっとしていても何か企んでいることが多い。
電忠(でんちゅう)
  • げっ歯類、野良、カラドボルグ3LV、所属:セラフィム
チャーリー管理下の動物系悪魔憑たち
  • 老柴犬(中型犬バルディッシュ?)、
  • 熱血ホルゾイ(大型犬ドラグーン)、
  • 俊足グレートピレニーズ(大型犬ファランクス)、
  • 双児チワワの小悪魔『アイ&フユ』(小型犬ショーテール)

伏線

  • (容疑)極道系ヤクザ『藤島組』は、組織的に悪魔憑きを雇用し、勢力を延ばしている疑いが強い。
  • (噂)藤島組の背景には大きな組織の支援があるらしい。
  • (容疑)NPC高科蔓子はカラドボルグ3LV以上?、変身後目撃例無し。
  • (ほぼ確定)NPC高科蔓子(タカシナツルコ)は藤島組代貸しである高科龍郎(タカシナタツロウ)の親族である。