アインリンゲン

アインリンゲン
Ein-ringen

発案者：ペナルティ

種　　族：デーモン／異界の生物
Ｍ　　Ｌ：５
出 現 数：単独
出現頻度：ごくまれ
知 名 度：１４
行動順位：１２
移動速度：１０／３０（空中）
知　　能：高い
反　　応：敵対的、もしくは命令による
生 息 地：地下迷宮、人里離れた遺跡
知　　覚：魔法
言　　語：下位古代語

【特殊能力】
能　　力：暗黒魔法５レベル（魔法強度／魔力＝１５／８）
　　　　　　器物変身
耐　　性：毒・病気に冒されない
　　　　　　精神的な攻撃に耐性（５）

【戦闘能力】
攻撃点／打撃点：「蹴爪：１３（６）／９」
回避点／防御点：「１３（６）／７」

生命点／抵抗値：１６／１３（６）
精神点／抵抗値：２０／１４（７）

【説明】
　アインリンゲンはレッサー・デーモン（下位種）です。
　概観は、下記の種族説明の通りです。
　通常は武具や装身具に変身しています。

　アークデーモン・ヘルデルリンゲンの眷族です。
　グレーター種のネルベルリンゲンと、レッサー種のアインリンゲンが知られています。

　この眷属の外見は、人間大の黒いコウノトリです。
　ただし、眼球を有さず、その左右の眼窩はそれぞれ、美しい唇となっています。

　彼らは、人間等に暗黒神の教義を具現化させることを好みます。
　そのために契約の形を取って、願いを叶える助力となります。
　もっとも、嘘や誇張や裏切りを禁忌としないため、
　契約者は概ね悲惨な最期を遂げることになるようです。

　彼らの身体は、他のデーモンに比較して、それほど強固なものではありません。
　しかし、彼らは高い知能を有し、暗黒魔法の扱いにも長けています。
　彼らは直接的に損害を与える呪文はそれほど好まず、
　種の傾向としては、行動阻害や撹乱の術を用います。
　また、デーモンの統率者──デーモン・ロード──に比する、
　魔法的な認識能力を有することも特徴となっています。

《 器物変身 》

　固有の変身能力によって、様々な静物に姿を変えることができます。
　ドッペルゲンガー等とは異なり、生物──活動物──には変身できません。
　変身後の形状は、自らの体重以下までの物品に限られます。剣、指輪、王冠、等。
　如何なる形状でも必ず、二つの唇を模った装飾が付随します。
　それが器物の正体を示唆することもあるでしょう。
　彼らは、変身した姿のままでも、会話や詠唱を行なうことが可能です。
　データは変わりませんが、移動・攻撃・回避といった身体的な行動は一切、行なえません。
　こうした変身・解除にはまる１ラウンドを必要とし、変身を行なっている間は回避を行なえません。