アニス

アニス
Annis

発案者：ローレンシウ

種族：妖魔
ＭＬ：４
出現数：単体、魔女団(伝統的に３体)
編成：魔女団の場合は、通常ホブゴブリン、オーガーなどの知力の低い大型の妖魔・巨人類単体〜数体を伴って出現
出現頻度：ごくまれ
知名度：13
行動順位：14
移動速度：陸18
知能：人間なみ
反応：敵対的
知覚：五感（暗視）
戦闘能力：「爪：12(５)／11、爪：12(５)／11」
　　　　　「首締め：11(４)／特殊」
　　　　　「回避：11(４)／８」
耐性：特になし
生命点／抵抗値＝16／12(５)
精神点／抵抗値＝15／12(５)
能力：精霊魔法３レベル(魔法強度12, 魔力５)
　　　暗黒魔法３レベル(魔法強度12, 魔力５)
　　　首を締める(打撃力０、追加ダメージ４)
　　　魔女の瞳の作成
生息地：森、古い館、妖精界
言語：[エルフ語][精霊語][地方語]

　アニスはハグと呼ばれる醜い魔女の老婆に似た妖魔の一種です。
　ハグはしばしば悪意ある目的や力を求めた陰謀を企み、持ち前の魔術や毒物への深い知識をそれに利用します。
　ハグたちは悪魔の如く欲望に負けた人間と契約を交わし陥れる魔女として民間伝承でも名高いようです（伝承知識判定11）。
　ハグにはアニスの他にも沼に住むグリーン・ハグ、水死体のようなおぞましいシー・ハグ、 　そして夢に現れるナイト・ハグや最も恐ろしいといわれる伝説的なブラック・アニスなどが存在します。
　アニスは時に大きな悪事を成すために、異種または同種のハグ達と不浄の三位一体である「魔女団」を形成することがあります。

　彼女らの多くは妖精界に住まうようですが、時折妖精界からの「扉」をくぐって物質界に現れます。
　こうした扉は何故か古い館の内部や森の奥に繋がっている事が多いようです。
　ここから一部の賢者は、ハグはブラウニーやドライアドなどと繋がりの深い妖魔だと主張しています。
　扉はハグにしかくぐれないため、しばしばそこから姿をあらわしては気晴らしに悪事を働き、すぐに逃げてしまうこともあります。
　この時ハグは、滅多に扉からあまり離れたところへは行きません。危険にさらされた時の退路を確保するためと思われます。

　アニスは隻眼であり、濃い青色の肌と汚らしい黒髪、鋭く長い黒い爪を持ち、肌は鉄のように冷えて硬くなっています。
　身長は2ｍを超え、腰の曲がった老婆の姿からは想像できないほど力強く素早いです。
　皺だらけの顔と鋭く輝く片目には悪意と狡猾さがにじみ出ています。

　アニスは戦闘では両手の爪で敵を引き裂こうとしますが、首を締めることも好みます。
　アニスの首締めが一旦命中したらキャラクターは首を締められているものとして扱います。
　ダメージは打撃力０で、追加ダメージが４点加えられます。
　脱出その他の扱いについては、「組み合い」のルールに従います。

　アニスは「魔女の瞳」と呼ばれる魔法の石を作り出すことが出来ます。
　外見的にはただの宝石・準宝石に見えますが、これはアニスの目として働き、これを通して物を見ることが出来るのです。
　これは使い魔の視覚に似ていますが、距離の制限はありません（妖精界からでも見ることが出来ます）。
　魔女の瞳はしばしば指輪やブローチなどの装身具や装飾品に埋め込んで偽装されます。
　魔女の瞳を破壊された場合、アニスは直ちに盲目となり、24時間が経過するまで視覚は回復しません。
　瞳の硬度は通常の石程度で、戦槌などで叩けば容易く砕けます。
　この視覚喪失は、キュアー・ブラインドネスなどの呪文によって治癒できません。
　魔女の瞳はアニス１人につき一度に１つしか持てず、壊された場合24時間の間は再び作り出すことが出来ません。

　アニスは３レベルまでの精霊魔法と暗黒魔法を使いこなします。