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ガス・ドラゴン

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幻獣・魔獣


[ ガス・ドラゴン ]

 ガス・ドラゴンは、名称の通りドラゴンの亜種です。
 主に洞窟や沼地等に生息します。
 その概観は、毒々しい緑色の鱗に覆われた小型のドラゴンです。
 四肢が発達している代わりに、翼は小さめに、尻尾は細めに、それぞれ退化しています。
 結果、地上でも空中でも移動速度は然程に変わりません。

 ガス・ドラゴンは、黄緑色の毒煙を吐く能力を持ちます。
 この塩素のブレスの毒性値は14で、毒煙を浴びた者は生命力による抵抗ロールを試行できます。
 抵抗に成功した場合は、影響を受けません。
 抵抗に失敗した場合は、暗黒魔法“ポイズン”と類似した効果を被ります。
 打撃力20、追加ダメージ7の結果が、そのラウンド最後から1点ずつ適用されていきます。
 複数回、毒煙の抵抗に失敗している場合、この毒物の威力は累加します。
 持続時間が2回分累積しているときは2点、3回分累積しているときは3点……となるのです。
 毒煙の効力自体は、幼い個体でも成長した個体でも変わらない強力なものです。

 身体的な能力は、成長の度合いに応じて異なります。
 幼竜(インファント)として生まれ、数十年程度で脱皮して成竜となります。
 成体は更に数百年程度で二度目の脱皮を迎え、老竜(エルダー)となります。

発案者:ペナルティ


ガス・ドラゴン・インファント
Gas Dragon Infant
種  族:幻獣/魔獣
M  L:2
出 現 数:単独〜数体
出現頻度:ごくまれ
知 名 度:12
行動順位:10
移動速度:10/10(空中)
知  能:動物なみ
反  応:腹具合による
生 息 地:洞窟、沼地
知  覚:五感(暗視)
言  語:なし

【特殊能力】
能  力:一人を包む程度の有毒ガスを吹く(毒性値14)
耐  性:毒・病気に冒されない
      不眠

【戦闘能力】
攻撃方法:「牙」「鉤爪」「鉤爪」による3回攻撃

攻撃点/打撃点:「牙:9(2)/12」「鉤爪:10(3)/11」「鉤爪:10(3)/11」
回避点/防御点:「9(2)/6」

生命点/抵抗値:17/10(3)
精神点/抵抗値:8/9(2)

【説明】

 ガス・ドラゴンの幼体で、体長は3メートル程です。
 巣からあまり離れることはなく、人間を狙うことも稀です。

 幼竜が吐く毒霧は、前方5メートルまで届き、標的一つを包み込みます。


ガス・ドラゴン
Gas Dragon
種  族:幻獣/魔獣
M  L:7
出 現 数:単独〜数体
出現頻度:ごくまれ
知 名 度:12
行動順位:10
移動速度:15/15(空中)
知  能:動物なみ
反  応:腹具合による
生 息 地:洞窟、沼地
知  覚:五感(暗視)
言  語:なし

【特殊能力】
能  力:前方半径10メートル、中心角60度の扇形に有毒ガスを吹く(毒性値14)
耐  性:毒・病気に冒されない
      不眠

【戦闘能力】
攻撃方法:「牙」「鉤爪」「鉤爪」による3回攻撃

攻撃点/打撃点:「牙:14(7)/17」「鉤爪:15(8)/16」「鉤爪:15(8)/16」
回避点/防御点:「13(6)/11」

生命点/抵抗値:25/17(10)
精神点/抵抗値:12/15(8)

【説明】

 ガス・ドラゴンの成体で、体長は6メートル程です。
 最も遭遇しやすい個体は、この成竜であることでしょう。

 成竜が吐く毒霧は、前方扇状60度に広がり、10メートルまで届きます。
 この範囲内の者は全て、抵抗ロールを必要とすることになります。


ガス・ドラゴン・エルダー
Gas Dragon Elder
種  族:幻獣/魔獣
M  L:8
出 現 数:単独
出現頻度:ごくまれ
知 名 度:12
行動順位:10
移動速度:15
知  能:動物なみ
反  応:腹具合による
生 息 地:洞窟、湿った地下迷宮
知  覚:五感(暗視)
言  語:なし

【特殊能力】
能  力:前方半径20メートル、中心角60度の扇形に有毒ガスを吹く(毒性値14)
      酸(0ラウンド後に金属を破壊)
耐  性:金属に強い
      毒・病気に冒されない
      不眠

【戦闘能力】
攻撃点/打撃点:「牙:13(6)/18+酸」
回避点/防御点:「12(5)/10+酸」

生命点/抵抗値:30/19(12)
精神点/抵抗値:12/16(9)

【説明】

 ガス・ドラゴンの老体で、体長は8メートル以上です。
 寿命は千年程度とされています。

 ガス・ドラゴンは、二度目の脱皮の後も、ゆっくりと成長を続けて老衰していきます。
 体内の毒素は過度に分泌され続け、変質していき、体液の過半が強酸と化しています。
 体躯は生きながらにして腐り始め、鱗も溶け落ち、翼の皮膜も崩れて飛べなくなります。
 四肢の動きも緩慢となり、たいていは洞窟の奥や地底に、ひっそりと棲んでいます。
 毒や酸を糧として成長する特殊な苔や茸が、体表に寄生している例も見受けられます。

 体皮は腐った泥のような質感で、鱗に覆われていた頃の強固さは損なわれています。
 しかし、分泌され続ける強酸を帯びた体躯は、触れた金属を速やかに溶解します。鉄にせよ銀にせよ、通常の金属製武器は歪んで、命中時の打撃力が10低下してしまい、そして、そのラウンドの最後には完全に溶け壊れて、使いものにならなくなるのです。レーティングが10減少した際に0未満となった場合は、打撃ロールは行なわず、追加ダメージのみを適用します。
 エルダーの攻撃が命中した場合、金属鎧であれば、そのラウンドの最後に溶け壊れて、使いものにならなくなります。
 形状保持の魔力を帯びている魔法の武器や防具であれば、酸の影響を受けません。材質として魔力を帯びているはずの銀すら溶かしてしまう理由としては、本来は大地の妖精族として生まれたコボルドの伝承のように、周囲の大地の精霊力を歪めて、鉱物自体を損なってしまう力を具えてしまうからであるというのが賢者の間での通説です。
 生物は、酸を浴びれば皮膚が赤く腫れて痛みますが、ダメージ自体は及びません。

 老竜が吐く毒霧は、前方扇状60度に広がり、20メートルまで届きます。
 この範囲内の者は全て、抵抗ロールを必要とすることになります。

 第二の脱皮から数百年を経るごとに、エルダーのモンスター・レベルが上昇します。
 体長は概ね、モンスター・レベルに等しいメートルとなります。
 打撃点と防御点は1点ずつ、生命点は5点ずつ上昇していきます。
 攻撃点と回避点は、レベルが上がるほど鈍化するため、逆に1ずつ下降していきます。
 有毒ガスのデータは変わりません。
 10レベルを上回るエルダーは、今まで観測されたことはないようです。

更新日時:2007/12/03 22:09:11
キーワード:
参照:[幻獣・魔獣]
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