ソース  つづれ織りを織り成す(未踏大陸編)  ページ一覧  検索  更新履歴  ログイン

神話

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創造の秘密

 宇宙がどのようにしてできたのか、そしてこの大地がどのようにしてできたのかについては、定説はない。

 四方王大戦の英雄、“大覚”は言う。

 「なぜ、あるかを問うな。世界のあるなしに意味はない。我々は世界に属し、“ある”以外のことは知りえない。山は崩れ、川は埋まり、大海は干上がるかもしれないが、それども“なくなる”ことはない。仮に世界がなくなるときには、それを知るわれらもなくなる」

 同じく英雄、“老爺”は言う。

 「最初には虚無があった。しかし、虚無が“ある”という矛盾が真理にほころびをつくり、“有無”が明らかになり、有無の入れ物として“こしかたゆくすえ”と“ひろがり”が同時に生じた。“有”にはありとあらゆるものが含まれていた、“有”は“ひろがり”に満ち、“こしかたゆくすえ”の働きにより分化していった。それはにごり水が泥と上澄みに分かれるようでもあったし、溶岩が冷えて噴気と岩にわかれるようでもあった。

 四大の精霊たちはそのときから世にあったというが、見る力も聞く力も持っていなかった。そして何よりも言葉を持っていなかった。

 いつしか、世には命が満ちた。

 命を何者かが作ったのかもしれない。土くれをこねてそれに息吹を吹き込んだものが居たのかもしれない。しかし、それらについての言い伝えは“先に生きた人”が涅槃にもって行ってしまったのだろう。何も残っていない。

 

宇宙の創造についてはいろいろ言われていますが、んなものいまのPC達には何にも関係ないのでここでは特に述べません。ただし、「存在」と「虚無」、「法則」と「混沌」が宇宙の生成に大きく関与しているようです。
とにかく、宇宙ができ、そしてそれを見張り、育てるものとして同時に「時」が生まれたようです。

歴史の始まり

創世とともに時神が現れ、そしてその娘達、歴史を織り成す「三女神」が生まれました。(この頃はまだ人がいなかったので、神がみに名はありませんでした)
彼女らは早速歴史をはじめるために糸をとり、これらを四つの色に染めました。まず大地の黄がこの「生星」に息づき、水の青がそれをいろどりました。風の白はこの星を覆い、そして最後に火の赤が大地の奥底に点ったのです。
この四つの力ははじめ互いの存在を認めずに互いに争い荒れ狂いました。そして長い年月が立ち、ようやくその荒しが収まりかけた頃、海に4つの力の融合した命が生まれ落ちました。その色は緑。
それから再び、長い長い年月が流れ、様々な生命がこの生星に溢れ、最初の言葉持つ種族竜族が生まれました。そしてほぼ同時期に人間が言葉を持つようになりました。そして、その人間により様々な存在に「名前」が付けられ神祇としての格を得るようになったわけです。
更新日時:2008/12/17 18:48:22
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