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!絶対図書館(ぜったいとしょかん)【神格】
!!!!!下級神格(真なる中立)
この神格は当初から神格ではなかった。神統紀における位置は"被造擬似神格"であり、現在もそれとわかる個性は与えられていない。
絶対図書館の本来は、情報遺物の収集・保管・管理・研究の場として作られた擬似次元界である。現在の絶対図書館の神格としての実体も、この図書館時空・次元図書館そのものだ。この次元図書館は、過去の四方王大戦で活躍した"魔術師"およびその弟子達が、魔法を作成・構成するために収集した、"知識を集積し閲覧できる形式にしたもろもろの品々"を所蔵し、保管し分類する。そのために作られた擬似次元界なのである。当初は"魔術師"の庵にある古ぼけた本棚であったが、莫大な量の収集物を収蔵するためすぐに拡充が行なわれ、現在では"栞"の号をもつ高位司書でなければその全容を把握できないほど広大になっている。
当初は文字通り蔵書を保管するただの空間、うつろな次元界であったが、弟子たちによる情報の集積・編纂および資料の収集のために組織(『図書委員会』)が作られ運営されるに従い、高密度な意味・情報の蓄積が擬似神格としての力を得て、奉仕者・管理者たる図書館司書に信仰呪文を与えるようになった。いわば、絶対図書館とは図書館の付葬神なのである。
特定の思想や信条に左右されず、ひたすらに伝承知識を蒐集する"無頓着"な神格と思われているが、実際には自己の保存に関わること以外、他者には干渉しないという消極的な立場を取る。神格としての絶対図書館は、自己の保存・収集された知識の保管・分類・編集以外には何も行なわず、何も要求しはしないのだ。
一般に理解されている、伝承の簒奪者・知識の狩人としての図書館人というのは、絶対図書館ではなく、その力を用いて自分達の目的を果たそうとする、図書館司書および学芸委員という外郭組織たちの姿である。それこそこの絶対図書館の次元界を運営する"絶対図書委員会"の方針による物であり、神格装置としての志向性方向性はすべてこの"絶対図書委員会"の意向と言って差し支えない。
!!!!!権能
図書、伝承、標本、編集。
!!!!!領域
守護、知識、魔法。
!!!!!クレリックの修行
侍祭はまず、各地の図書館・博物館などで資料や標本の分類・保管技術を修得し、一般的な"司書"としての基礎訓練を積む。その後、素質により学芸員(標本の研究)や武装司書(組織の防衛および危険な資料への対応)などに割り振られ、修行を積む。
!!!!!探索行
絶対図書委員会の聖務として最も誉れ高く、そして危険な任務。それは定期的に行なわれる絶対図書館の整理遠征である。高度に魔法的・情報的要素が集積した絶対図書館深部では自然発生した人造クリーチャーや魔法気象、魔法地形がこの世界でもっとも剣呑な迷宮を形作る。このいわば絶対図書館という神格自体の無意識部分を、理性の光で照らし出し秩序をもたらすことが図書館への献身ひいてはヒトの求める知識、叡智への献身となるのである。
そのほかにも、新たな伝承知識の蒐集と保管、隠匿伝承の奪還などが絶対図書館の探索行として代表的である。
!!!!!祈り
絶対図書館に捧げる祈りは基本的に、簡単な身振りと個々の黙想で構成されるが。発話されるときには静かな、しかしよく通る発声で簡潔に司書心得の一節を口ずさむ。
!!!!!御使いと眷属
絶対図書館の御使いはいずれかの属性テンプレート(アクシオマティック種、アナーキック種、フィーンディッシュ種、セレスチャル種)が適用された20HDのギュノスフィンクスである。遣わす眷属はグレイ・スラード、フォーミアン・ミュルマルク、である。
!!!!!下級神格(真なる中立)
この神格は当初から神格ではなかった。神統紀における位置は"被造擬似神格"であり、現在もそれとわかる個性は与えられていない。
絶対図書館の本来は、情報遺物の収集・保管・管理・研究の場として作られた擬似次元界である。現在の絶対図書館の神格としての実体も、この図書館時空・次元図書館そのものだ。この次元図書館は、過去の四方王大戦で活躍した"魔術師"およびその弟子達が、魔法を作成・構成するために収集した、"知識を集積し閲覧できる形式にしたもろもろの品々"を所蔵し、保管し分類する。そのために作られた擬似次元界なのである。当初は"魔術師"の庵にある古ぼけた本棚であったが、莫大な量の収集物を収蔵するためすぐに拡充が行なわれ、現在では"栞"の号をもつ高位司書でなければその全容を把握できないほど広大になっている。
当初は文字通り蔵書を保管するただの空間、うつろな次元界であったが、弟子たちによる情報の集積・編纂および資料の収集のために組織(『図書委員会』)が作られ運営されるに従い、高密度な意味・情報の蓄積が擬似神格としての力を得て、奉仕者・管理者たる図書館司書に信仰呪文を与えるようになった。いわば、絶対図書館とは図書館の付葬神なのである。
特定の思想や信条に左右されず、ひたすらに伝承知識を蒐集する"無頓着"な神格と思われているが、実際には自己の保存に関わること以外、他者には干渉しないという消極的な立場を取る。神格としての絶対図書館は、自己の保存・収集された知識の保管・分類・編集以外には何も行なわず、何も要求しはしないのだ。
一般に理解されている、伝承の簒奪者・知識の狩人としての図書館人というのは、絶対図書館ではなく、その力を用いて自分達の目的を果たそうとする、図書館司書および学芸委員という外郭組織たちの姿である。それこそこの絶対図書館の次元界を運営する"絶対図書委員会"の方針による物であり、神格装置としての志向性方向性はすべてこの"絶対図書委員会"の意向と言って差し支えない。
!!!!!権能
図書、伝承、標本、編集。
!!!!!領域
守護、知識、魔法。
!!!!!クレリックの修行
侍祭はまず、各地の図書館・博物館などで資料や標本の分類・保管技術を修得し、一般的な"司書"としての基礎訓練を積む。その後、素質により学芸員(標本の研究)や武装司書(組織の防衛および危険な資料への対応)などに割り振られ、修行を積む。
!!!!!探索行
絶対図書委員会の聖務として最も誉れ高く、そして危険な任務。それは定期的に行なわれる絶対図書館の整理遠征である。高度に魔法的・情報的要素が集積した絶対図書館深部では自然発生した人造クリーチャーや魔法気象、魔法地形がこの世界でもっとも剣呑な迷宮を形作る。このいわば絶対図書館という神格自体の無意識部分を、理性の光で照らし出し秩序をもたらすことが図書館への献身ひいてはヒトの求める知識、叡智への献身となるのである。
そのほかにも、新たな伝承知識の蒐集と保管、隠匿伝承の奪還などが絶対図書館の探索行として代表的である。
!!!!!祈り
絶対図書館に捧げる祈りは基本的に、簡単な身振りと個々の黙想で構成されるが。発話されるときには静かな、しかしよく通る発声で簡潔に司書心得の一節を口ずさむ。
!!!!!御使いと眷属
絶対図書館の御使いはいずれかの属性テンプレート(アクシオマティック種、アナーキック種、フィーンディッシュ種、セレスチャル種)が適用された20HDのギュノスフィンクスである。遣わす眷属はグレイ・スラード、フォーミアン・ミュルマルク、である。