FTルール
FT用ルール
ここでは、FTの戦闘ルールを記述していきます。
FTの役目
FTの役目は、セッションひとつを管理し、PCたちに物語の舞台を提供することです。
FTは自由にセッションやNPCをデザインする権限を持ちます。それにより、PCたちを愉しませることが、FTの目的です。
FTの行うこと
FTは、セッション中、以下の行動を行います。
シーンの内容を決定し、シーンタローを引く
FTは、シーンの内容を決定し、シーンタローという、シーンの内容を予感させるタローを引きます。
シーンの内容を描写する。
FTは、そのシーンに何があり、何が聞こえ、何を感じるか、などの内容を描写することができます。
一般判定を行わせる。
FTはPCに対して、任意の難易度の一般判定を行わせることができます。判定に成功すれば報酬を、失敗すれば代償を与えましょう。
対抗判定・戦闘判定を行わせる。
FTはNPCを使用し、PCたちに対して、対抗判定や戦闘判定を挑むことができます。勝利した場合は報酬を、敗北した場合は代償を与えましょう。
手札
FTは、自らに「想いを託す」ことはできません。そこで、一定数のトランプを得ることができます。
通常シーン
通常のシーンでは、プロローグ後のシーンから、シーンの開始時に「累積シーン数」枚だけ山札からトランプを引きます。1シーン目なら1枚、2シーン目なら2枚のトランプが手に入ります。
戦闘シーン
戦闘シーンでは、ステップの開始時に「NPCのサブタローの枚数で最も大きい物+NPCの人数」だけ山札から手札を取ります。
FTボーナス
FTとして参加したセッションの目的が達成された場合、FTは、自身の所持するキャラクターに、「参加PC人数」回のボーナス成長を行う権利を得ます。
成長はすぐに行う必要はありません。ただし、セッション中に成長を行うことはできません。
また、複数のキャラクターに回数を振り分けることも可能です。
シナリオ作成の要素
セッションに使用するシナリオを作成するための情報を、以下に記します。
解決点の設定方法
解決点の計算方法は以下の通りです。
- 用意したソースカードの枚数×「複雑度」
複雑度
複雑度とは、そのセッションが解決に至るまでに、PCが取れる手段の豊富さを現しています。 豊富度と手段の多さは以下の通りです。
- ×1:単純。1〜3枚のソースカードで構成。
- ×2:普通。通常のセッション。
- ×3:複雑。後述の「即席ソースカード」を多用する。
ソースカードの渡し方
ソースカードの渡し方には、以下のような方法があります。
プロローグに渡す
セッションの目的への手がかりとして、プロローグシーンの最後に、解決点1のソースカードを渡します。以降、そのソースカードを手がかりに、PCたちはセッションを進めていくことになります。
判定の報酬として渡す
セッションへ近付くための判定に成功した場合、ソースカードを渡します。前もって作っておいたカードの他に、「即席ソースカード」を渡す事もできます。
戦闘の報酬として渡す
戦闘相手を倒した場合、ソースカードを渡します。前もって作っておいたカードの他に、「即席ソースカード」を渡すこともできます。
物語の進行と共に渡す
ストーリーが一定まで進んだ段階で、ソースカードを渡します。
即席ソースカード
セッション中、PCが予期しない行動でセッションの目的に近付いた場合、用意しておいたソースカードが渡せない時があります。その場合は、その場でソースカードを作成し、PCに渡すことができます。
その場合、ソースカードの解決点は1〜2点程度が良いでしょう。
NPC専用能力カード
以下にあるのは、NPCのみが所持することのできる能力カードです。
技能 | 執念 | ||
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イメージ | |||
描写 | |||
タロー | NPC | 消費 | なし |
【士気】を+5する。 この能力は複数取得でき、効果は重複 する。 <執念>によって増加した【士気】が0に なるまで、NPCはPCの説得や対話には 応じない。 |
狂奇 | マジン | ||
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イメージ | |||
描写 | |||
タロー | NPC | 消費 | なし |
狂奇や技能の使用で【願力】を使用する際、 トランプ1枚を【願力】1点の代わりに使用できる。 この能力を所持したNPCは、PCの説得や 対話に応じる事はない。 |
狂奇 | テンシ | ||
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イメージ | |||
描写 | |||
タロー | NPC | 消費 | なし |
狂奇や技能の使用で【願力】を使用する際、 【士気】3点を【願力】1点の代わりに使用できる。 この能力を所持したNPCは、PCの説得や 対話に応じる事はない。 |
キーワード:
参照:[スターティングガイド]