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ほねっこ男爵領 - agriculture machine 差分

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!!農業機械

||農業機械(施設)||||
||要点||農業機械||
||周辺環境||・食糧生産地・作業者||
||評価||−||
||特殊||−
||||*毎ターン食料+15万tされる。||
||次のアイドレス||アイドレス工場(施設)、I=Dの改良(イベント)、長距離輸送システム(施設)||
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!!農業機械
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後ほねっこ男爵領は三度、戦火の燃え上がった藩国である。
旧領土では敵機動兵器に蹂躙され、現在の領土でも根源種族に占領され、
国民の半数を囚われた。
そして先の後ほねっこ男爵領奪回戦にて領土は何とか奪還されたものの、
度重なる戦争の傷跡は大きく、今しばらくの時間を要するであろう・・・

男爵代行である火足水極は大いに落ち込んだ。
今までもちょっとしたことで、落ち込んではすぐ立ち直った。
だが、今回ばかりは早々に立ち直りそうには、なかった。

そんな中、摂政ユーラ以下の国民達は復興に従事。
特に食糧生産地である小麦畑を中心に活動が進められた。
小麦畑は先の男爵領奪回戦にて荒れ果てた地と化していたのである。
これもまた男爵代行をさらに落ち込ませた原因の一つ。
改易後の藩国復興の最優先事項として、男爵代行が力を入れて整備した小麦畑。
落ち込むのも無理はない・・・

そんなわけで小麦畑の復旧もまた最優先事項で進められた。
国民達が飢えない為にも、藩王代行を立ち直らせるためにも。
パイロット達は民生I=D 弁慶リバーに乗り、土木装備を用いて小麦畑の整備に取り組んだ。
民生I=D弁慶リバーは連戦により整備不良というか、
整備不能で廃棄されたトモエリバーと香車リバーの使えそうな部品を集めて、
復活した非戦闘用I=Dである。
戦闘用には使えない。フレームがもはや戦闘には耐えられないからだ。
12機の廃棄I=Dから僅か4機しか復活できなかったが、
これら民生弁慶リバーは復興活動に大きな役割を果たした。
小麦畑は蘇ったのだった。

さて、ここで問題となったのが生産活動である。
幾たびもの戦火に晒された結果、労働人口の減少に繋がった。
男爵代行の英断により死亡者数は少ないものの、長期入院や後遺症で苦しみ、
労働に従事できる人数が少なくなったのだ。
小麦畑は広範にして、多少の人数ではその全てを実らせることは不可能。
老人や婦人や少年達には難しい労働である。肉体労働なのだから。
土地が元に戻っても、人は簡単には戻らない。
それが戦争の現実・・・

男爵領では会議に会議を重ねた。
今一度、他藩国に(人手の)援助を要請するか。
I=D工場他の施設の運用を停止して人をまわすか。
等などetc...

そんな時に男爵代行は立ち直った。華麗に、なのかは分からないが。
これ以上、国民を苦しませないという決意を再び胸に秘めていた。

男爵代行火足水極曰く「農業機械を作ろう」。

I=D工場にはI=D製造ラインのほかに整備・補修部品用の生産ラインがある。
せっかく作ったI=D12機全部を廃棄する羽目になった反省から、新しく作られたのである。
それを農業機械製造に流用したのだ。
「I=Dの整備はどうするんだ?」という声もあったが問題なしと判断された。
I=Dまるごと作るわけではないので、生産”ライン”というわりには汎用性が高く、
流用しやすかったのである。
I=D補修部品のストックが尽きれば、すぐ製造できる。
そういうところに男爵代行は目をつけた。

農業機械の製造第一号はコンバイン。実った小麦を収穫し、
それをトラックに移す機械である。
荒地から元通りに小麦畑へ、そして種を撒いたばかりの時期に何やってんだアンタ!?
とクレームがきて男爵代行は凹んだ・・・
でもすぐ立ち直った。拙速は巧遅に勝るという言葉と共に。
いつもの藩王に戻ったようだった。

だが農業機械があるかといって、食料生産量が元通りになるわけではない。
労働人口の必要人数が最低を割っているのだ。
そしてまた会議に走った。
今度は前のとは違う。皆、前向きになったのだから。
その結果、機械操作のバリアフリー化だった。

片腕片足でも操縦席に座りやすくなおかつ操作しやすい、
”操縦者に徹底的に優しく”をコンセプトに操縦席周りを再設計。
操縦室はボタン一つで地に下りて乗り入れしやすい。
操縦レバーや操作パネルはブロック化し、
各々の身体障害者が操作しやすい物に付け替えられる。
たとえ体が不自由になっても我がほねっこ男爵領は見捨てませんよ、
という意思がそこにあった・・・

改良に改良を重ねた農業機械コンバインは老若男女の区別無く、
操作できる玩具感覚な機械となった。
玩具、そして農業機械にしては結構高価な代物になった感じだが・・・
ともかくこれで、労働人口の問題は解決できると思われる。
コンバインだけでなく、他の多大な労働を軽減できる農業機械も設計される見通しだ。

三度、男爵領は暗雲に見舞われた。
だが、三度目の暗雲にもこの国の国民は屈することは無いだろう。
これら農業機械は”不屈の豊作号”と命名され、
長く藩国の歴史にその偉業を残すことになるだろう。

その前にI=D補修部品の生産ライン流用そのままにして、
I=Dまた全機廃棄する羽目にならないようにしなければならない・・・
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[[農業機械|http://www26.atwiki.jp/minamitennka?cmd=upload&act=open&pageid=11&file=%E8%BE%B2%E6%A5%AD%E6%A9%9F%E6%A2%B0.jpg]]
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文章・Millback{{br}}
イラスト・南天
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[[農業機械|http://www26.atwiki.jp/minamitennka?cmd=upload&act=open&pageid=16&file=%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AF%E8%BE%B2%E6%A5%AD%E6%A9%9F%E6%A2%B0.jpg]]

1.食糧生産地{{br}}
2.作業者{{br}}