アンゲリア七世
アンゲリア七世(1052-)
西方暦1070年時点での旧派真教・オスティア・シニストラリック教会最高指導者(教皇)。ペネレイア大司教。前教皇アーシュラ・ドニ七世が1063年に急逝した後を継いで、教皇に着座。
本名はミランダ。バルヴィエステ王国北方カルヴォナの出身。若くして勉学のためにペネレイアの修道院に入っていたところを、当時教会の権勢を利用して私利私欲を肥やしていた世俗派筆頭のロクス・コルネリウス司教に見出され、アーシュラ・ドニ七世の薨去直後に、若干11歳で教皇として着座する。
世俗派の傀儡として担ぎ上げられた神輿に過ぎなかった彼女が豹変したのは15歳(1067年)の時。
原理主義的な教会の支配・異端撲滅・教皇権の強化に乗り出し、「アンゲリア七世の火塚」「血の聖女受光祭事件」などの内部粛清によって、自らを担ぎ上げた世俗派をはじめとした教会内の腐敗を一掃する。
ほぼ同時期にエステルランド王太子アンセルと秘密裡に接触(一説にはこの接触を境に上に挙げた苛烈な本性を表したとも)、選帝侯会議によって選ばれたカール王を否定し、ハイデルランドの正当な統治者としてアンセル王子を神聖バルヴィエステ皇帝アンゼル一世として冠を授けた。
登場作品と役柄
- 『BoA3rd?リプレイ 剣十字の騎士』
- 本書に収録されたリプレイ「剣十字の騎士」にNPCとして登場。また、同書に収録されたサンプルシナリオ「沈黙の守護者」でもNPCとして登場する。
メモ
『スレイヤーズ・オブ・レッドドラゴン』に記載されている関連特殊因果律は以下の通り。
- 「No.R06 忘れえぬ誓い」
- アンゲリア七世とダイアナ・アインスブルクのかつての学友であり、未来を幻視する力を持つことを示す因果律。
人間関係
- ダイアナ・アインスブルク
- 助祭枢機卿。幼馴染にして学友。現在は教皇特使としてハイデルランドへ派遣している。
- アンゼル・フォーゲルヴァイデ
- 神聖バルヴィエステ皇帝と認め、戴冠と塗油を施す。
キーワード:
参照:[正真教教会] [登場人物] [マレーネ・ジーベル] [ダイアナ・アインスブルク]