吉村作治の文明探検5『東南アジアの華 アンコール・ボロブドゥール』
吉村作治の文明探検5『東南アジアの華 アンコール・ボロブドゥール』
どんな本か
吉村作治の文明探検5『東南アジアの華 アンコール・ボロブドゥール』は、平凡社?から刊行されている、東南アジア?にある著名遺跡のビジュアルガイド。
古代エジプト研究で知られる吉村作治氏が、東南アジアの著名遺跡を訪れて、読者に向けてガイドするという主旨。
フルカラーのページと白黒のページが概ね半々(片面カラー、片面モノクロで印刷した紙面を製本しているようだ)。遺跡などを中心にしたフルカラーの写真や地域地図、白黒ページに多くなるが遺跡図などが豊富なのが特徴。
- 内容構成
- 序章 中国文化とインド文化の狭間で
- 第1章 千年四千キロの旅
- 第2章 アンコール遺跡の栄光のために
- 第3章 幸運が生んだ謎の遺跡ボロブドゥール
- 第4章 東南アジア、その発掘の歴史と考古学の課題
- 第5章 遺跡の盛衰と宗教の盛衰
- 終章 豊かな土壌に実った食文化
書誌情報
吉村 作治 著,吉村作治の文明探検5『東南アジアの華 アンコール・ボロブドゥール』,平凡社,Tokyo,1999.
ISBN 4-582-63165-7
A5判変形(ワイド)、109頁、1700円+税。
- 4582631657
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感想コメント
「ブルーローズ」にどう役立つか
- 古代エジプト研究者が、東南アジア?の著名遺跡(アンコールの遺跡?とボロブドゥール寺院?を訪れてガイドしている。著者ならではの語り口に、好感が持てるだろう。
「古代エジプト研究のために建築学を専門的に学んだ」と伝えられる吉村氏らしい、遺跡の解説が、専門の違いをわきまえた遺跡解説になっている。 - 刊行は1999年なので、細かな内容にはやや古びつつある点もあるかもしれない。しかし、著者の遺跡に対する考え方は、その大筋は古びてはいないように思える。
- 「ブルーローズ」のプレイにどこまで役立つかは、GMのシナリオ傾向次第。
- ただし、プレイヤー専門で「ブルーローズ」を遊ぶ人でも、豊富なカラー写真や遺跡図など楽しんで読める資料本だろう。
- オリジナル・シナリオを作るGMさんにとっては、シナリオの題材、マスタリング傾向に応じて、アイデア・ソースとして有用だろう。
- カラー写真や遺跡図が豊富。
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参照:[吉村作治の文明探検] [書籍紹介]