中央公論新社版世界の歴史8『イスラーム世界の興隆』
世界の歴史8『イスラーム世界の興隆』
どんな本か
『イスラーム世界の興隆』は、中央公論新社から刊行されてる、世界の歴史シリーズ(全30巻)の第8巻。
ハードカバーで、全ページ、フルカラー。7世紀初頭のイスラム教発祥から、西欧の世界拡大前夜のイスラム文化圏の歴史が扱われている。
- 内容構成
- 第1部 世界史を変えるイスラーム
- 第2部 イスラームの誕生―メッカ
- 第3部 ムハンマドの後継者たち―メディナ
- 第4部 分裂と統一―ダマスクス
- 第5部 繁栄の二世紀―バグダード
- 第6部 変革と激動の時代―バグダードからカイロへ
- 第7部 西方イスラーム世界の輝き―コルドバ
- 第8部 十字軍とイスラーム社会―エルサレム
- 第9部 マムルークの活躍―カイロ
- 第10部 大航海時代前夜のイスラーム世界
書誌情報
樺山 紘一、礪波 護、他 共編,佐藤 次高 著 ,世界の歴史8『イスラーム世界の興隆』,中央公論社,Tokyo,1997.
ISBN 4-12-403408-3
- 四六判、ハードカバー、本文382頁、本体2524円+税
感想コメント
「ブルーローズ」にどう役立つか
- やや高めの本ではあります。歴史書単行本の内では、そうバカ高いわけでもありませんが。
- 「ブルーローズ」の資料本、参考書としては、歴史地図の類が多めである点が助かる。
「ブルーローズ」以外にも購入動機のある方、TRPGで使うだけでなく、元から歴史書が好きだ、と言う方は、GMをする人、プレイヤー専門の人の区別無く、購入を検討してみるといい1冊でしょう。 - 歴史地図の類は、それぞれ、決して大きなサイズではない。
しかしフルカラーで印刷されていて、表現力はかなりある。フルカラーの特色を活かした工夫が見られる。 - GMをする人では、ことに歴史ミステリーに絡めたオリジナル・シナリオを作る人にお勧め。
「ブルーローズ」を離れたらどんな本か
- 一般向けイスラム史の概説書としては、良書だと思える。
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参照:[書籍紹介]