アル・ハサー
PCが予め知ってていい情報
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「アル・ハサー」は、現、サウディ=アラビア領?東部で、ペルシア湾に面した一帯を指す地域名。
後背部の微高地と、沿岸に至る低地からなる。沿岸から内陸60kmほどが、「世界最大のオアシス」と呼ばれることもある「アル・ハサーのグレイト・オアシス(大オアシス)」。「アル・ハサー」は、アラビア語で「水のある土地」を意味する。
アル・ハサーのグレイト・オアシスの実態は、大小のオアシスの集合だが、60万人を越える人口を擁す、と目される。中心都市は、フーフ?。ペルシア湾側から、リヤド?に至る基幹陸路の中継点。
グレイト・オアシス外縁の沿岸部では、多数の油井が稼動している。これら産油地帯の中心地は、ダーラン?、カティーフ?など。
【参照地図】
(ペルシア湾地図,Wikimedia Commons)
やや詳しい情報
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「アル・ハサー」自体は、伝統的な地域名で、現在、行政実体はない。アシュ・シャギヤー?の行政区に含まれている。面積は、およそ10万6千平方km強と言われる。
地域は、16世紀まで、現在のバーレイン島?及び、クウェイト領?と共に、歴史的バーレイン?に属していた。その関係で、「スンナ派のイスラム教国?としては、最大」とも言われるシーア派の人口が居住する地域にもなっている。
1521年に、オスマン=トルコに征服された後は、「オスマン帝国のアル・ハサー」と呼ばれた地域に編成された。この地域は、現在の、アシュ・シャギヤー行政区に等しい。
沿岸近くからオアシス地帯にかけては、ステップ的な草原地帯が続く。
オアシス地帯の気候は湿潤で、昼夜の気温差、年間の気温差もさほどではない。後背部の微高地、サンマーン高原に分け入るに連れ、急速に沙漠気候に移行。オアシスと微高地との間は、暫減していく草原地帯。
オアシス地帯では、ナツメヤシ、小麦、大麦が栽培される。ヒツジ、ヤギ、ウシなどの牧畜、養鶏なども営まれている。都市部には、サウディ=アラビア大学の主要キャンパスをはじめ、女性の就学も受け入れている高等教育施設を含む多数の教育機関が設けられている。
内陸部には、遊牧民ベドウィン?が多く、ラクダ、ロバなどの牧畜が営まれている。
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参照:[アジア州のランド・マーク] [ランド・マーク] [ダハナ沙漠]