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サヌア

サヌア (Sanaa)

 アラビア半島?南西部内奥で、山地の間に位置するイエメン共和国首都。

やや詳しい情報

 四方を山地に囲まれ、標高2200mに位置。人口97万2千人(1995)。

 北方にサヌア国際空港を擁す。

 城郭都市だった旧市街が、1986年以降ユネスコ世界遺産の文化遺産に登録されている。

詳しい情報

 伝統的に、金銀細工、刀剣類の製造、加工で有名。

 1次産品は、果実、コーヒーなど、園芸作物の生産が盛ん。

【参考】

GM向け参考情報

 イエメン共和国を含む、アラビア半島南部は、紅海〜アラビア海に面しているため、沿岸部の気候帯は、ステップ性気候になり、農業は地中海式農業が営まれます。

 イエメン共和国は、石油を産出せず、現在アラビア半島で最貧と言われる国ですが、アラブ人の伝承に言う「幸福な(南)アラビア」のイメージ・ソースと思われる、緑豊かな地域にあたります。

 サヌアは、アラビア半島南西部の高山地帯に囲まれた立地で、狭小な盆地のような環境にある、とも言えます。高地にあるため、夏季でも平均気温が20℃前後と過ごし易い土地柄。

 高山から流出する河川で、やはり緑は豊かです。ナツメヤシが茂る土地で、「アラビアン・ナイト」風のイメージの都市、と言って構わないでしょう。

 古代末には、沿岸部から発したヒムヤル王国が、サバ王国を滅ぼした後、都市を設けたと目されています。

 中世にはエチオピアからの入植者の支配下に置かれ、近世にはオスマン・トルコの支配下におかれました。いずれの時代もサナアは地域支配の拠点都市として活用されました。

別称類

 サナアとも、サナーとも。

交通路

自動車道
 南北に走る基幹道が、サヌアを経由。
 南では、地方都市タイズ?を経由し、アデン湾?に面す港湾都市アデン?に至る。(タイズから西に分岐するルートあり)
 北へのルートは、いくつかの地方都市を経由しながら、サウディ・アラビア領内へ続いていく。
 北東方向に伸びる地方道が、標高2200mのファルダ峠を経た後、ニュー・マーリブに向けて、東南東に走る。
空路
 北方にサヌア国際空港が存在。空港は、サナアを経由して南北に走る基幹道沿いに位置。

活用や検討

活用

検討

  • 検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は書き換えられても仕方なし、ってことで)