サウス・オークニー諸島
- サウス・オークニー諸島 サウス・オークニーしょとう (South Orkney Islands) 簡易版
- 簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。
- PCが予め知ってていい情報
- やや詳しい情報
- さらに詳しい情報
- GM向け参考情報
- リンク
- 活用や検討
PCが予め知ってていい情報
- 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。
「サウス・オークニー諸島」は、南極大陸?近くの東半球?にて、南極洋?(南大洋)の一部であるスコティア海?の南海域に浮かぶ諸島。主な島は4つだが、最大のものはコロネイション島?。
U.K.(連合王国)と、アルゼンチン共和国の双方が領有を主張している。1951年の南極条約締結により、両国の領有権争いは凍結された。現在は、条約に基づくルールを守れば、締結国からの出入りは、自由な状態にある。
(ただし、U.K.、アルゼンチン両国による領有の主張は、放棄されたわけではない)
年間を通じ、海岸線まで雪に覆われた島々には、南極調査の常設基地が設けられ、調査隊や、南極観光の経由地として、よく利用されている。
【参照地図】
やや詳しい情報
- 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。
諸島は、南極大陸の南東部に延びている南極半島?の突端から、北東約600km近辺に位置。フォークランド諸島?の南、およそ800kmほど、サウス・ジョージア島?の西南西、およそ1500kmほどにあたる。
諸島をなす主な4島は、以下のもの。
- コロネイション島
- 諸島中、最大の面積。最高峰(海抜1266m)を擁す
- ローリー島
- 常設のオルカダス観測基地が、アルゼンチンによって運営されている。
- パウェル島
- シグニイ島
- U.K.の自然環境研究会議が管理する、常設の研究施設“「BAS(British Antarctic Survey)”が設けられている。
他に、岩礁に毛の生えた程度の小島もあり、内には命名をされたものもある。
また、西におよそ2800kmほど離れた、インアクセッシブル諸島も、サウス・オークニー諸島の一部と整理されている。
これら諸島の地上面積総計は、およそ620平方kmとされている。
気候は寒冷、湿潤で、強風が特徴。7月頃をピークとした冬季の平均気温は、0℃〜−10℃。年間を通じての最高気温は、およそ12℃前後、最低気温は、およそ−44℃前後。
諸島に属す島が発見されたのは、1821年とされている。発見の栄誉は、U.S.A.(合衆国)のナサニエル・ブラウン・パルマー(Nathaniel Brown Palmer)と、U.K.(連合王国)のジョージ・パウェル(George Powell)とが担っている。コロネイション島は、発見時の命名。当時は、パウェル諸島と呼ばれた。
サウス・オークニー諸島は、1823年の改称による地名。その後、捕鯨船やアザラシの狩猟を目的とした漁船の寄港地として活用された。
本格的な調査は、1903年にスコットランド人?の海洋研究家ウィリアム・スピアーズ・ブルースが指揮したものが最初。(スピアーズ・ブルースは、しばしば、「海洋研究を科学に高めた人物」と評されている)
ブルースら一行は、コロネイション島に気象観測基地を設営。この施設は、1904年に一行が離島した際に、アルゼンチンの気象学者に譲られた。この施設が発展したのは、オルカダス気象観測基地(1951年命名)で、南極圏最古の常設観測基地として、現在もアルゼンチン隊によって運営されている。
1908年、U.K.政府は、フォークランド?より南の南極圏の領有を一方的に宣言。行政的には、サウス・オークニーを、フォークランド諸島の属領とした。
1959年、南極条約が締結され、南極圏の領有については、あらゆる締約国の主張が凍結された。
活用や検討
活用
重要な改訂の情報
- 内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。
(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要)
検討
- このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など
- 検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます)
キーワード:
参照:[南極圏のランド・マーク] [ランド・マーク]