昭文社の「世界地図」シリーズ
昭文社 発行,「世界地図」シリーズ
どんなシリーズか
昭文社の「世界地図」シリーズは、書籍スタイルの商品ではありません。
ロード・マップの類にあるような、厚紙製のケースに大判地図が折り込まれたアイテムです。
大き目の書店なら、地図コーナーか、トラベル・ガイド書籍のコーナーあたりに置いてるとこ、少なくないようです。
シリーズ情報
おそらく流通の関係でしょう。オンライン書店では、うまく情報ページを検索できませんでした。
これまでに、以下のような商品が発行されていたようです。興味のある人は書店で探してみることお勧め。
価格は一部を除いて概ね、本体1000円+税のものが多いようです。
- 世界地図 アフリカ
- 世界地図 アメリカ合衆国
- 世界地図 イギリス・アイルランド
- 世界地図 イタリア
- 世界地図 オーストラリア
- 世界地図 オセアニア
- 世界地図 カナダ
- 世界地図 韓国・ソウル
- 世界地図 北アメリカ
北アメリカ (世界地図) - 世界地図 スイス
- 世界地図 西南アジア
- 世界地図 台湾・タイペイ
- 世界地図 中国
- 世界地図 ドイツ
- 世界地図 ハワイ・ホノルル
- 世界地図 南アメリカ
- 世界地図 メルカトル世界地図
- 世界地図 フランス
- 世界地図 北欧・バルト3国
- 世界全図卓上版(A1判)
- 世界全図(B1判 色抜き白地図1枚添付)
感想コメント
「ブルーローズ」にどう役立つか
すでに、世界地図帳は使ってる、って前提で、シナリオ・メイクのさらなる参考資料として、役立ちます。
あるいは、セッション現場でのアクセサリーとして使用すると、盛り上がります。
シナリオ・メイクの参考資料として使う
使い方としては、地図から、地形、高度、などなどの情報を読み取ることを意識して参考にしていくと、どんどんおもしろくなると思います。例えば、川筋を見て、平地の微傾斜を推定したりするの、楽しいです。
特に、歴史資料や国別資料を漁るのに慣れてる人は、是非世界地図シリーズにも手を広げましょう。えー、あの遺跡ってこんあとこにあったの!? とか、へー、この都市って、こんな高い山が間際まできてるのねー! とか。あれこれ発見できておもしろいです。
GMにとっては、シナリオ・メイクの参考以外に、マスタリングのためのイメージ作りにも役だちます。
シナリオ傾向にもよるでしょうけど、まずは、大陸規模〜数カ国規模の広域地図を1つ買ってみることをお勧めします。
例えば、「イギリス・アイルランド」だと情報過密に陥るかもしれないので、まずは、広域を使って、使い慣れてから、国単位に進むコースがお勧めです。
とりあえず。アフリカ、オセアニア、北アメリカ、西南アジア、中国、南アメリカ、北欧・バルト3国、あたりから、シナリオで使いそうなものを1つ購入してみるのがいいでしょう。
注意すべきは、“地図読み”にハマると、シナリオのワールド・ワイド・フレーバーが薄くなる症候群に陥るかもしれないこと。この意味では「台湾・タイペイ」なんか、モア・ディープ級のアイテムかもしれません。
ワールド・ワイド・フレーバーが薄くなる症候群への対処は、例えば、最初に広域の「南アメリカ」を買ったら、次に、位置的にかけ離れた地図を買うことです。例えば、広域でない「イギリス・アイルランド」を買うといい。もし、お財布に余裕がさるなら最初から取り合わせて買うのも、もちろんいいですね。
ちなみに、「西南アジア」では、アフガンニスタン、パキスタンとその周辺が扱われています。現在ネット通販品切れ扱いの「イラクとその周辺」と併せて、興味ある人多いでしょう。
世界全図までいくと、世界地図帳でも結構まかなえて、逆に滅多に使わなくなると思いますが。もし、同シリーズから購入するなら、白地図添付のB1判世界地図がいいかもしれません。
セッション現場でのアクサリーとして使う
シリーズの地図は大きく、いくらマテリアル・ゲーミングと言っても、これをバサーッと広げる卓環境はあまりないでしょう。
広げることできたら、盛り上がると思うんですけど。もし、広げて使っても、フルカラーの綺麗な地図が汚れたりすると、哀しいかもしれません。
ここでは、必要に応じて、地図の1部をコンビニでカラー・コピーしてセッションに使う方法を提示しておきます。
自分が購入して所有した地図です。カラー・コピーをとっても、きちんと管理して、配布したり頒布したりしなければ、なんら著作権法を侵しはしません。
B4サイズかA4サイズに一部をコピー。必要に応じて、縮小機能を使ってもいいですね。
カラー・コピーだと、セッション展開に応じて、GMもプレイヤーも、グリグリ書込みしながら遊べるのが楽しいです。書込み用には、柔らかくて太線をひき易い鉛筆か、油性のマーカーをお勧め(水性だと、コピートナーにはじかれちゃうんです)
「せっかくとったカラー・コピーだし、書込みなどせずに再利用したい」ですか。なるほど、そういう人向けのお勧め手法は、「活用」に書いておきましょう。
活用
- 地図の部分カラー・コピーを再利用するには、地図の他に次のものを用意します。
透明のクリア・ホルダー(セッションで使う地図に併せたサイズ)、水性クレヨン(子供用のものが多いようです)、ウェット・ティッシュ - クリア・ホルダーに地図を挟んで、書き込みはホルダーの上から水性クレヨンで書いていきます。普通のクレヨンと違って、ホルダーのアクリル素材に食いつきがいいです。
- 書込みが終わったら、ウェット・ティッシュで拭取ると綺麗になります。ウェット・ティッシュは、周りや卓に汚れを移さないように大判の卓上用をお勧め。詰め換え用パックだと携行にも便利です。1パックに数十枚入ってるので、残数を気にせずじゃんじゃん使えますし。(しいて言えばノン・アルコールがお勧めです)
「ブルーローズ」を離れてみるとどんな地図か
- 片面がフルカラーで、片面が3色、つまり白地の紙に藍系と赤系の2色で刷られたものが多いようだ。(中には、縮尺とトリミングとを変えて両面フルカラーの地図もある)
3色刷り地図は、鉄路や自動車道を紙面上で追い易いのが便利。
キーワード:
参照:[株式会社 昭文社] [書籍紹介] [書籍紹介 ベーシック・ピックアップ] [セント・キルダ諸島]