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吉村作治の文明探検1『超古代ピラミッドとスフィンクス』

吉村作治の文明探検1『超古代ピラミッドとスフィンクス』

どんな本か

 吉村作治の文明探検1『超古代ピラミッドとスフィンクス』は、平凡社?から刊行されている、古代エジプト遺跡のビジュアルガイド。

 古代エジプト研究で著名な吉村作治氏が、古代エジプトの遺跡をガイドするという主旨で、分かり易く丁寧な解説がなされている。

 フルカラーのページと白黒のページが概ね半々(片面カラー、片面モノクロで印刷した紙面を製本しているようだ)。遺跡などを中心にしたフルカラーの写真や地域地図、白黒ページに多くなるが遺跡図などが豊富なのが特徴。

 『超古代ピラミッドとスフィンクス』では、ピラミッドを中心に古王国時代?の遺跡が複数紹介されている。

 書名こそ『超古代ピラミッドとスフィンクス』となっているが、検証しつつ超古代説を廃している。

内容構成
  • 序章 超古代文明論を排して
  • 第1章 ピラミッドとは
  • 第2章 砂漠に訪ねる
  • 第3章 技術と歳月、石そして人
  • 第4章 古王国時代を支えたもの
  • 第5章 数と力の神秘
  • 第6章 スフィンクスその謎と真実
  • 終章 再びピラミッドとは

書誌情報

吉村 作治 著,吉村作治の文明探検1『超古代ピラミッドとスフィンクス』,平凡社,Tokyo,1997.
ISBN 4-582-63161-4

A5判変形(ワイド)、110頁、1500円+税。

感想コメント

「ブルーローズ」にどう役立つか

  • 全般にトンデモ・ネタの類は薄い。
  • 研究者の立場から超古代説を排しているわけだが、著者ならではの語り口で、好感が持てるだろう。
  • 刊行は1997年なので、細かな内容にはやや古びつつある点もあるかもしれない。しかし、著者の古代エジプト史についての考え方は、その大筋は古びてはいないように思える。
  • 同じ著者には、2006年刊行の岩波ジュニア新書『ピラミッドの謎』もある。さほど高価な本でもないので、こちらを併読すると、ピラミッドやエジプト古王国について、近年の著者の考え方も掴めるだろう。
    ビジュアルガイドである『超古代ピラミッドとスフィンクス』を補うにはいい本だ。
  • 同じシリーズの『ツタンカーメン ファラオの都テーベ』(吉村作治の文明探検2)を併読すると、さらに面白い。
  • 「ブルーローズ」のプレイにどこまで役立つかは、GMのシナリオ傾向次第。
  • ただし、プレイヤー専門で「ブルーローズ」を遊ぶ人でも、豊富なカラー写真や遺跡図など楽しんで読める資料本だろう。
  • オリジナル・シナリオを作るGMさんにとっては、シナリオの題材、マスタリング傾向に応じて、アイデア・ソースとして有用。
  • カラー写真や遺跡図が豊富なのが助かる。古代エジプトを題材に使ったシナリオを作るならお勧めしたい。
  • 同じシリーズから刊行されている、吉村作治の文明探検2ツタンカーメン』や、山川出版社から刊行されている『ナイルの遺産』を相互参照することができれば、かなり色々なシナリオを作ることができるだろう。

「ブルーローズ」を離れてみるとどんなシリーズか

  • 著者の吉村作治氏は、よく、研究書や一般向け概説書など、書籍の企画に併せて語り口を変えるサービス精神旺盛な文筆家、などと評される。
    『超古代ピラミッドとスフィンクス』は、そんな著者のポリシーがいい方向で発揮された良書と言えるだろう。一般向けの遺跡解説を通して、古王国時代のエジプト文明の社会システムがイメージし易い。
  • 「古代エジプト研究のために専門的に建築学を学んだ」吉村氏の面目躍如。著者自身、実際に何度も脚を運ばれている遺跡の解説はツボを押さえていて面白い。

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更新日時:2008/06/30 04:50:43
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参照:[書籍紹介] [吉村作治の文明探検2『ツタンカーメン』] [吉村作治の文明探検]
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