ビス
PCが予め知ってていい情報
やや詳しい情報
- 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。
- 小事典版推奨判定
- 「表現+知性 目標値=8〜10」「魔術+知性 目標値=10〜12」
- 簡単な情報 (必要に応じてゲーム前ブリーフィングやブレイクを使いGMから素でプレイヤーに伝えてもいいかもしれない)
- 「ビス」は、アイルランドの神話的な歴史譚で語られるキャラクター。
- 11世紀頃、神話的な歴史譚を収集再編したと思える『アイルランド来寇の書?』では、ビスは『旧約聖書?』のノアの息子の1人とされた。ビスと、妻ビルエンと、娘ケスィルの名は、聖書の方には見られない。
- ビスは、箱舟に乗り込むことをノアに許されなかった。偶像を作るよう助言するケスィルの言葉に、ビスが従うと、像はビス自身が独自に船を建造して大洪水を逃れるように告げた。
- ビスは、航海士のラドラ、賢者フィンタンの仲間と船を建造。ビルエン、ケスィルを含んだ50人の女も船に乗せ、出航した。男3人、女50人のグループはケスィルに導かれ、7年以上航海してアイルランド島に到達した。しかし、彼らが島に到達した40日後に、大洪水が起こり、アイルランドも水没。移住団は、ただ1人を除いて全滅した。
−−、と言うのが、「来寇の書」に記されたケスィルの物語の大筋だ。
- 小事典版推奨判定
- 「表現+知性 目標値=10〜12」「魔術+知性 目標値=12〜14」
- やや詳しい情報 アイルランドでは、「コーク県?西部のバントリー海岸が、ケスィルらの船が上陸した地」と言われている。
- 航海に出た頃、ビスは、50人の女たちの内、17人を自分の妻にした。フィンタンはビスを含む16人を妻にし、ラドラも16人を妻にした。しかし、ラドラが死ぬと、彼が妻にした女たちは、新たに分かれてフィンタンとビスの妻とされた。
- しかし、ビスも大洪水が起きる前に死ぬ。女たちは全員、フィンタンの妻とされたが、大洪水が起きると全員が溺れ死んだ。
- 小事典版推奨判定
- 「表現+知性 目標値=12〜14」「魔術+知性 目標値=14以上」「歴史+直観 目標値=14以上」
- やや詳しい情報 「大洪水直前の渡来者」の物語は、「来寇の書」のビスの物語の以外にいくつか、別バージョンが伝えられている。1つは、キャパ、レイン、ルアサドと言う3人の漁師が、嵐でイベリア沖からアイルランドまで流された、という物語。
- この物語では、大洪水の1年前にアイルランドに漂着した漁師たちは、島の様子を気に入り、イベリア半島に戻った後、各自の妻を伴って島に移住した。
- 移住した直後に大洪水が起こり、彼らは全員溺れ死んだとされる。
GM向け参考情報
- GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど
「増補待ち」。
活用や検討
活用
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キーワード:
参照:[+αのワールド用語] [フィンタン・マク・ボーフラ]