ギュアーネ地域圏
- ギュアーネ地域圏 ギュアーネちいきけん (簡易版)
- 簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。
- PCが予め知ってていい情報
- やや詳しい情報
- さらに詳しい情報
- GM向け参考情報
- リンク
- 活用や検討
簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。
- フランス語名
- Guyane,r?gion fran?aise d’outre-mer
- スペイン語名
- Regi?n Guayana
- 英語名
- Oversea Region of French Guiana
PCが予め知ってていい情報
- 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。
「ギュアーネ地域圏」は、フランス共和国で4つ設けられている海外地域圏(r?gions d'outre-mer)の1つ。海外県(DOM,departement d'outre-mer)も兼ねている。南アメリカ大陸北東部で、大西洋に面す。
略称で「ラ・ギュアーネ(La Guyane)」。英語では「フレンチ・ガイアナ(French Guiana)」(日本語では、「フランス領ギアナ」)。
第2次世界大戦?後の1946年に、行政上の区分が植民地から海外県に変更され、その後海外地域圏も兼ねるようになった。
南から東にかけて、ブラジル連邦共和国のアマパー州?と隣接。西ではスリナム共和国が隣接。フランスとスリナムとの間では、国境線の1部についての主張が食い違っている。
首府は、地域圏北西部で大西洋に面す港湾都市、カイエンヌ市?。
ギュアーネ地域圏の地図
- 右を参照のこと。⇒ ギュアーネ地域圏の有用地図集
(別ウインドウで並べて見ると、多分便利)
やや詳しい情報
- 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。
地形は概ね平坦で、最高点は、海抜851m。
地域は、主要な都市があり人口の過半が居住する沿岸部と、より広い内陸部の熱帯雨林地帯とに2大別される。
沿岸部近海の県域には、少数の小島がある。内陸部では、緩やかな起伏が雨林に覆われているが、どちらかと言えば、ブラジル国境に近い地域の方に起伏の大きな丘陵が多い。
フランス共和国政府からの助成金への、依存度が高い。商品流通も、フランス本土との間の物品が多い。近年の失業率は2割〜3割と高水準で推移していて、社会問題になっている。
1667年にU.K.(連合王国)、ネーデルラント王国と、当時のフランス王国?とが、旧ガイアナを分割した地域の1つ。ちなみに、U.K.領ギアナから独立したのがガイアナ協同共和国で、ネーデルラント領から独立したのがスリナム共和国。
2005年現在の居住人口は、20万人弱。
クレオール人?の人口が最も多いが、明確な人口比率は定めがたい。居住者の6割〜7割と目される。クレオールの内では、ハイチ系の人びとのコミュニティーがかなり大きく「クレオール全体の1/3程度」と目されている。
ヨーロッパ系住民は、およそ14%。ヨーロッパ系住民の間では、フランス系が多数派。
アジア系住民の人口比率は多くないが、沿岸部の都市を中心に、ラオス系のモン族、香港、及び、浙江省(中国)にルーツを持つ人びとが目立つ。
沿岸部の少数派民族では、島嶼を中心に、カリブ系の人びとも居住。彼らの間では、サンタ・ルシア?にルーツを持つ人々が目立つ。
本土に居住するカリブ系住民には、アメリンディアン系?や、逃亡したアフリカ人奴隷を祖先とするマルーン?の人たちが目立つ。マルーンの人々は、ことにマロニ川(Maroni River)流域に多く、隣国スリナム共和国にも居住者がいる。
首府カイエンヌ市の北西60kmほどの沿岸部には、クーロウの町(Kourou)が位置。この町の郊外には、ESA(欧州宇宙機関)?が運営しているギニア宇宙センター?が位置している。
さらに詳しい情報
- 「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。
かつては、フランスの植民地の1つだった。
1604年に、国王アンリ4世?の命でラ・ラヴァルディエールが、港を設けアマゾン流域を調査。
その後、フランスから入植者が入るようになり、1638年にカイエンヌが創建された。入植者の定住地確立は、1664年頃からと目される。
1667年、ブレダ条約?により、ギアナがフランス王国、U.K.(連合王国)、ネーデルラント王国の間で分割される。
18世紀末から刑務所が建設されはじめた。刑務所には、19世紀から20世紀半ばにかけ、多数の政治犯を含んだ囚人が移送収監され「呪われた土地」あるいは「緑の地獄」などと呼ばれた。ことに沖合いにある流刑島のデビルズ島が、「悪魔の島」として悪名高かった(『パピヨン』の舞台)。
1809年に、U.K.(連合王国?)に占領され、当時ブラジルを植民地支配していたポルトガルに委ねられたたが、1814年にフランスに返還された。(ポルトガル軍は1817年まで駐留を続けた)
1858年に金脈が発見され、ゴールド・ラッシュが起こり、2万人以上が黄金を求めて渡航。人口が急増した。
GM向け参考情報
- GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど
基本情報
- 目標値8〜10程度の簡単な判定で、PCが知ってることにして構わないでしょう。場合によってはプレイヤーに事前提示しても可。
- 面積
- 83,534 平方km
- 面積対比
- フランス共和国本土の15%ほど
(U.K.(連合王国)本土領の34%ほど(日本国の22%ほど)の面積) - 人口
- 191,000人(2005年)
- 人口対比
- 対比する統計年度が異なるので、あくまで目安として
フランス共和国本土人口の、0.3%ほど。(全域の0.3%)
(U.K.(連合王国)の0.3%ほど、日本国の0.15%弱) - 平均人口密度
- 1平方kmあたり2人程度
ただし、沿岸部と内陸部とで格差が大きい。 - 平均人口密度の対比
- 対比する統計年度が異なるので、あくまで目安として
フランス共和国本土の、2%弱ほど。(全域の2%弱)
(U.K.(連合王国)の0.8%ほど、日本国の0.5%弱) - 政治体制
- フランス共和国本土の県に等しい。
- 民族事情
- 「やや詳しい情報」を参照のこと
- 言語事情
- 本土同様、フランス語?が公用語に指定されている。
各エスニック・グループのコミュニティでは、それぞれの母語が併用されている。
内陸部の都市部以外では、フランス語が通用しづらい地域もある(と、想定) - 宗教事情
- カソリックがメジャーな宗教になっている。
ヨーロッパ系以外の各エスニック・グループのコミュニティでは、それぞれの伝統的民族宗教の信奉も、普通に見られる。 - 経済事情
- フランス共和国政府からの助成金への依存度が高い。商品流通もフランス本土との間のものが多い。
主要産業は漁業で、域外への輸出高の3/4ほどを担っている。他に、金鉱と材木が主要な産物。
農牧業の開発度は、かなり低い。近年、エコ・ツーリズム?の活発化を背景に、観光産業も成長の兆しを見せている。
特筆すべきは、クーロウの町(Kourou)に位置する、ギニア宇宙センター?の経済効果。雇用員数は1700人ほどだが、県内総生産の1/4ほどを占めている。 - 県都
- カイエンヌ市?
- 「基本情報」の内容は、主に、Wikipedia英語版:French_Guiana の記述を参照して、まとめました。
別称類
主要国の言語
- フランス語名=Guyane,r?gion fran?aise d’outre-mer
- スペイン語表記=Regi?n Guayana
- 英語名=Oversea Region of French Guiana
- アラビア語名の音=(調査中)
- ロシア語表記=Французская Гвиана,заморский департамент
- 中国語表記=法屬蓋亞那海外大区
その他
リンク
関連項目
- カイエンヌ市?
- ギュアーネ地域圏の有用地図集
(別ウィンドウで並べて見ると、多分便利) - フランス共和国
- フランスの地域圏
- フランスの海外地域圏?
資料リンク
- Googleニュースによる最近のニュース検索(Googleニュース 日本版)
検索キーワードは、ギアナ フランス。
活用や検討
活用
重要な改訂の情報
- 内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。
(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要)
検討
- このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など
- 検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます)
キーワード:
参照:[スリナム共和国] [ブラジル連邦共和国の参照コンテンツ集] [ドミニカ国の基本情報 2008年版] [フランス共和国の海外地域] [バルバドス島] [ブラジル連邦共和国] [ギュアーネ地域圏の有用地図集] [ブラジル連邦共和国の基本情報 2008年版] [フランス領ギアナ]