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母語

母語 ぼご (Mother Tongue)

PCが予め知ってていい情報

 「母語(Mother Tongue)」とは、「家庭及び、地域コミュニティーで成長過程と共に修得された言語」のこと。「母の背で聞いた言葉(言語)」との含意を持つ。

 「第1言語」とも言う。

 「個人の人格の基礎をなす」とも言われるが、これは仮説であって、充分論証されているわけではない(論拠を伴って否定されているわけでもない)。

追加情報

小辞典版推奨判定
「言語+知性 目標値8」「情報+知性 目標値10」
やや詳しい情報 「母語」は、公教育で教えられる「共通語」や「公用語」と、よく対照される。
 例えば、「民族?」と「国民?」とのカテゴリーの相違を整理するのに、民族の相で使用される「母語」と、国民の相で使用される「共通語」ないしは「公用語」を比較したりする。
 クルド人?の例でみると、彼らはイランイラクに多数が居住し、シリアにも、かなりの人数がいるほか、トルコにも多数が居住する、と推定されている。彼らは、それぞれの国の公用語も使いながら母語はクルド語である。
 クルド語は、言語学では2つ、ないしは3つのグループに大別される。それぞれを母語としているクルド人集団は、より強く結びついている傾向が認められ、クルド人の内のサブ・グループと言える。このサブ・グループの結びつきは、概ね居住地域の地縁と相関するが、国籍とは必ずしも一致しない。

小辞典版推奨判定
「言語+知性 目標値10」「情報+知性 目標値12」
詳しい情報 現在、多くの国で、公用語を単一言語に限定することは不平等とみなされており、公共コストを投資しても、複数言語を公用語に採用する国は増えて来ている。公教育で、共通語教授と別に、複数言語の授業オプション整備を政策目標にしている国も少なくない。この場合、国内で話者の多い母語が選択オプションに選定されるケースは少なくない。

 一方で、現在でも、社会の近代化を求め、共通語の普及を性急に求めるあまり、公用語を単一化する政策を採る国も少なくない。

小辞典版推奨判定
「言語+知性 目標値10」「歴史+知性 目標値10〜12」
詳しい情報 公用語を単一言語に限定しようとする政策的なプランを、特に「(言語の)国語化政策」と呼ぶこともある。
 ただし、必要とされる行政コストの関係から、公用語を単一言語に限定している国も多い。国語化政策と呼ばれるのは、地方行政体でのオプション公用語を禁止したり、公用語以外を使用したメディアを抑圧したりしている場合に限るべきだろう。
 「言語の国語化」は、近代、あるいは近代化の過程に特徴的な事象である。
 なぜなら、近代以前は、古代でも中世でも、ある国の上層と下層で用いる言語が異なっていることは、なんら珍しいことではなかったからだ(上層と下層の使用言語が一致している方が珍しい事例とも言える)。公教育という制度も、近代になって整備されたものと言える。
 例えば、U.K.(連合王国)では、近代化の過程でウェールズ地方やスコットランドで母語使用されていたウェールズ語?や、スコットランド・ゲール語?の使用が法令で禁止された。フランスでも、フランス革命?の後、ブルターニュ語?他の地域言語が政策的に抑圧され、共通フランス語の強要が図られた時期がある。

GM向け参考情報

用途

 「母語」や関連の話題は、人跡未踏の秘境やポケット・ユニヴァース?に出向いての冒険では、まず気にする必要はありません。

 ところが、少数民族?の生活圏になっているような「辺境」部(人跡未踏ではない)に行くときは、気にした方が冒険物語らしくなる、ってあたりが考えどころになるでしょう。

 ワールド・ワイドに、次々各国を転戦するときは、フレーバー程度に気にすると、ちょっとしたおもしろみで、もっともらしさを演出すしてくネタを拾うこともできるでしょう。

 オーパーツ超古代文明の伝承に、少数民族?を絡めるようなシナリオ料理法では、できれば意識した方がいいでしょう。

 国際紛争を積極的に冒険に絡めていくシナリオでは、関連情報を意識していった方が、いい結果につながるはずです。

 例えば、クルド人?が居住する地域(イラク、イラン、トルコ、シリア)を舞台にするなら、母語について意識すべきです。クルド人などをシナリオに関らないように料理するとしても、どうやれば無理なく関わりを回避できるかを検討するには、やはり意識した方がいいはすです。

 同様なことは、アフガニスタンを舞台にするときでも、アイルランドアメリカを舞台にするときでも、紛争を積極的にシナリオ題材に関らせる場合には、言えます。

トピック:「母語」と「国語」

 日本語には「母国語」なんて言い回しもあるので、「母語」と「国語」の区別が曖昧になりがちです。元々日本では、明治維新以降と、第2次大戦以降とのそれぞれの時期に共通語が急速に広まったので、「母語」というより「方言」と捕えられることが多い、との事情もあるでしょう。

 「国語」は、明治期の日本で、伝統的な漢籍の単語に新しい意味を込めて用いられるようになった言葉です。明治期の共通語の政策的普及と関連して広まりました。その後、中国韓国に逆輸出されました。

 欧米語、他で「国語」にあたる単語はなく、強いて言えば「政策的に単一言語に限定された公用語にして共通語」とでも説明していくしかありません。

 韓国社会は、国民がほぼ単一民族で占められている点が、日本と共に、ワールド・ワイドにレアな特質になっています。歴史的に北朝鮮との間で、社会が分断されている経緯が、日本とは違います。韓国語と朝鮮語の日常語彙に、差違が目立ちはじめているとの意見もあり、韓国では「国語」に独特のニュアンスが込めらるようになってきているようです。

 中国は、歴史的にも、現在の社会も多民族です。しかし、欧米の言語と違って、異なるオーラルでも文字システムを共有できる中文の性格を活かし、古くから言われていた「同文同種」が、近年強く言われるようになってきています。日本で言われる「国語」とも、韓国で言われる「国語」とも、また異なったニュアンスで「漢語が中国の国語だ」と言われるようになってきています。

活用や検討

活用

検討

  • 検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は書き換えられても仕方なし、ってことで)