アフガニスタン=イスラム共和国の基本情報 2009年版
アフガニスタン=イスラム共和国の基本情報 2009年版
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概略
アフガニスタン=イスラム共和国は、西南アジアの北東で、ヒンドークシュ山脈?山系の四方を占めている内陸国。内陸アジアの南西に連なり、南アジアの北西方に隣接している。
- 国家体制
- 共和政体。大統領制。現行の政治体制は、2004年に成立した憲法に基づき、複数政党制の議会制民主主義の制度を有す。
- しかし、2009年現在、国土南部(南西部)でのタリバンの活動、北東辺境部でのアル・カイダ系テロ・グループの活動、その他地域で土豪化した旧軍閥勢力などがあり、中央政府の統治は全土には及んでいない。
- 首都
- カブール?
近隣諸国
内陸国なので、以下の国々と地上国境を接し、取り囲まれている。
西でイラン=イスラム共和国。北では西から東に向かい、トルクメニスタン、ウズベキスタン共和国、キルギス共和国。北東端では、極狭い1画が中華人民共和国の新疆維吾爾自治区?と国境を接している。
東から、南にかけてはパキスタン=イスラム共和国と国境を接している。ただし、内、帰属未決定になっているカシミール地域係争地をパキスタンが実効支配している地域とも、比較的短い境界線で接している。
国土
- 土地面積
- 647,500 平方km
- 領土面積
- 647,500 平方km
- 土地面積対比
- U.K.(連合王国)“本国領”の3倍弱。(日本国の2倍弱)
- 最低点
- 標高258m
- 最高点
- 標高7,485m
- 海岸線
- 0km
- 地上国境
- 5,529km
イラン=イスラム共和国との国境=936km(17%ほど)、ウズベキスタン共和国との国境=137km(4%弱)、タジキスタン共和国との国境=1,206km(22%弱)、中華人民共和国との国境=76km(1%強)、トルクメニスタンとの国境=744km(14%弱)、パキスタン=イスラム共和国との国境=2,430km(44%弱)
人口
- 人口
- 2009年の推計で33,609,937人
- 人口対比
- U.K.“本国領”人口の55%弱。
- 日本国人口の26%強(対比する推計の年度が異なるので目安として)。
- 平均寿命(2005年)
- 42.1(♂=42.2,♀=42.1)
- 出生率(1995年〜2000年)
- 47.6‰
- 死亡率(1995年〜2000年)
- 22.0‰
- 乳児死亡率(2005年)
- 168.1‰
- 年齢別人口比率(2005年)
- 0〜14=46.5%,15〜64=50.8%,65以上=2.7%
- 平均人口密度
- 1平方kmあたり46人程度
- 平均人口密度の対比
- U.K.(連合王国)“本国領”の19%弱。
- 日本国の14%弱(対比する推計の年度が異なるので目安として)。
- 都市集住率
- 22%(2001年)
民族事情
- 民族事情
- バシュトゥーン人(アフガン人)44%、タジク系25%、ハザラ人10%、ウズベク系8%。他にも大小のエスニック・グループは多い。
- 言語事情
- バシュトゥーン語?とダーリ語?とが国定公用語に定められている。
他に、ハザラ語、トルクメン語など、多数の言語が用いられる。国民の多くは、地域言語のバイリンガルかトリリンガルと言われ、バシュトゥーン語やダーリ語での意思疎通は頻繁。 - 宗教事情
- イスラム教が国教に定められている。
イスラム信徒は、国民の99%と言われ、内85%ほどがスンナ派、15%ほどがシーア派、と言われる。 - 識字率(1999年推計)
- 31.5%(♂=47.2%,♀=15.0%)
経済事情
- 通貨単位
- アフガニー(略号=Af)
- GDP(PPP修正値)
- 213億4,000万U.S.ドル相当(2008年推計)
- GDPの対比
- U.K.(連合王国)の1%弱。
- 日本国の0.5%ほど。
- 国民1人あたりGDP(PPP修正値)
- 758U.S.ドル相当(2008年推計値)
- 国民1人あたりGDPの対比
- U.K.(連合王国)の数値の2%ほど。
- 日本国の数値の2%強。
- Gini係数?
- 未詳
- 国民1人あたりのエネルギー消費量(石油換算)
- 12kg(2004年)
- 国民1人あたりエネルギー消費量の対比
- U.K.の数値の0.3%ほど。
- 日本国の数値の0.3%強。
- 産業別労働人口比率
- 不明
1次産業の就労比率が高い、と想定。 - 輸出(2002年)
- 6,820万U.S.ドル相当
- 主要輸出先国(2002年)
- パキスタン=イスラム共和国、フィンランド共和国、ドイツ連邦共和国、サウジ=アラビア王国、ベルギー王国
- 輸入(2002年)
- 16億9,580万U.S.ドル相当
- 主要輸入元国(2002年)
- 日本国、大韓民国、中華人民共和国、ケニア共和国、ロシア連邦
- 貿易依存率(2004年)
- 輸出=5.5%,輸入=38.2%
- 観光客(1998年)
- およそ、1,000人
- 観光業収入(1998年)
- 100万U.S.ドル相当
(GDPの0.005%弱,対比する数値の年度が違うので、目安として)
政治関係
- 政治体制
- 共和政体。大統領制。
- 現行の政治体制は、2004年に成立した憲法に基づき、複数政党制の議会制民主主義の制度を有す。
- しかし、2009年現在、国土南部(南西部)でのタリバンの活動、北東辺境部でのアル・カイダ系テロ・グループの活動、その他地域で土豪化した旧軍閥勢力などがあり、中央政府の統治は全土には及んでいない。
- 国家元首である大統領に権力が集中。首相の職は設けられていない(副大統領職はある)。大統領は、国民による直接選挙で選出され、任期は5年。3選が禁止されている。
- 行政府である内閣のメンバーは、大統領が任命する。ただし、議会の承認が必要。
- 立法府である国民議会2院制。代議員は選挙で選出されている。任期は、3年、4年、5年の議席が1/3ずつ。
- 国民議会と別に、非常設の国民代表会議(ロヤ・ジルガ)の制度もある。
- ロヤ・ジルガは、国家主権、安全保障、憲法改正、反乱鎮圧、甚大な自然災害への対処など、国家の最重要事項に際して開催されることになっている。国民議会議員、州議会議長、郡議会議長で構成される制度。閣僚、最高裁判所長官及び最高裁判所裁判官は、ロヤ・ジルガに参加できるが、投票権はない。
- 兵員概数(2007年)
- 総数=5万人,陸軍=5万人
- 軍事支出(2004年)
- 2億5千万U.S.ドル相当
(GDPの1%ほど,対比する数値の年度が違うので、目安として) - 国民1人あたりの軍事支出(2004年)
- 11U.S.ドル相当
ソース
以下のソースを相互参照しました。必ずしも、各ソースのデータ、そのままではありません。一部の数値に端数を丸めるなどの処理もしています。
- Afghanistan(THE WORLD FACTBOOK)
- Country profile: Afghanistan(Country Profiles - BBC NEWS)
- Afghanistan(Gridded Population of the World, version3)
- Afghanistan(HOLT RINEHART WINSTON WORLD ATLAS)
- Afghanistan,Almanacs(Infoplease)
- Wikipedia英語版:Afghanistan
Wikipedia英語版:Politics_of_Afghanistan
Wikipedia英語版:Constitution_of_Afghanistan
Wikipedia英語版:Law_enforcement_in_Afghanistan - 『データブック オブ ザ ワールド 2008年版』
『データブック オブ ザ ワールド 2009年版』
(二宮健二 編、発行,二宮書店) - 『最新 世界各国要覧 12訂版』(東京書籍編集部 編,東京書籍)
キーワード:
参照:[アフガニスタン=イスラム共和国] [アフガニスタン=イスラム共和国の基本情報] [国別基本情報のインデックス]