イアペトゥス海

• シームレス・ワールドの用語解説。

英語表記

Iapetus Ocean

フランス語表記

Oc?an Iapetus

スペイン語表記

Oc?ano Iapetus

ロシア語表記

（調査中）

アラビア語名

（調査中）

中文表記

（調査中）

• 「判定処理なしに、ＰＣが知ってることにしていい」情報とします。

　特に無し。

　「イアペトゥス海」については、関連技能を持たないＰＣは、予備知識なしの処理で不自然ではないと思われます。

• 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。

小事典版推奨判定

「情報＋知性　目標値=８〜10」

簡単な情報　（シナリオによっては、ゲーム前ブリーフィングでプレイヤーに伝えるＧＭ裁量をしてもいいかもしれない）

　「イアペトゥス海（Iapetus Ocean）」は、原生代?末の新原生代?（現在から10億年前頃〜５億年前頃）から、顕生代?初期の古生代?（現在から５億4，400万年前頃〜２億5，000万年前頃）にかけて、南半球の一画に形成されていた、と推測される海域。

　おそらく６億年前頃には古太平洋の南部海域だったイアペトゥス海は、５億年前頃にかけて、３つの古大陸に囲まれる配置に移った、と推測される。西のローレンシア大陸?、東のバルティカ大陸の間にあって、南方は、やや小さなアヴァロニアに縁取られていたのが、イアペトゥス海。この３つの古大陸は、４億1，600万年前頃〜３億6，700万年前頃のデボン紀?の間に一体化し、イアペトゥス海は消滅した、と推測されている。形成されたのがユーラメリカ大陸。

　現在見られるアカディア造山帯?、アパラチア造山帯?やカレドニア造山帯?は、ユーラメリカ大陸形成時の地殻変動に伴って形成された古い大山脈が、さらに長い時間をかけて侵食された跡、と考えられている。

　専門研究者の間でも幾つかのシミュレーションが唱えられてるが、あるいは、アカディア造山帯が形成されたと推定される３億7，500万年前頃〜３億2500万年前頃、最終的にイアペトゥス海が消失した、とも唱えられている。

【参照イメージ】

• ユーラメリカ大陸の推定地殻構成（Wikimedia Commons）
  
  （ユーラメリカ大陸における、ローレンシア大陸?、バルティカ大陸、アヴァロニアの構成と、さらに後の陸塊の構成とを重ねた推定図）
• オルドビス紀?中頃の推定世界地図（Wikimedia Commons）
  
  （地図の中央部やや下寄りで３つの古大陸に囲まれているのがイアペトゥス海の海域。地図は、現在から５億0，900万年前頃〜４億4，600万年前頃のオルドビス紀、中頃の様子を推定復元したもの）

• ＧＭ向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど。

補足情報

• 過去の大陸移動?の経緯については、古地磁気?痕跡の調査、研究により、６億年ほど前までの経緯は、かなり詳しく推定されている。それ以前の経緯についても、大まかな推測がなされているが、あまりに古い時期については、専門研究者の間でも意見が一致していない問題が少なくない。（例えばロディニアとパノティアの関係付けなど）。
  研究者の間で、確実に意見が一致しているのは、今から５億年ほど前（カンブリア紀?末頃〜オルドビス紀?のはじめ頃）以降の経緯、と思った方がいい。

別称類

主要国の言語

• 英語表記=Iapetus Ocean
• フランス語表記=Oc?an Iapetus
• スペイン語表記=Oc?ano Iapetus
• ロシア語表記=（調査中）
• アラビア語名=（調査中）
• 中文表記=（調査中）

• ＋αのワールド用語
• 小辞典

関連項目

• アヴァロニア
• アカディア造山帯?
• アパラチア造山帯?
• カレドニア造山帯?
• 顕生代?
• 原生代?
• 古生代?
• 新原生代?
• デボン紀?
• バルティカ
• ユーラメリカ大陸
• ローレンシア?

資料リンク

• Wikipedia英語版:Iapetus_Ocean
  Wikipedia英語版:Category:Historical oceans

活用

• このページの記事を踏まえた、アイデア・フック、使ってみたシナリオ、セッション・レポ、などなど

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