ルグス
PCが予め知ってていい情報
追加情報
- 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。
- 小事典版推奨判定
- 「表現+知性 目標値=8〜10」「魔術+知性 目標値=10〜12」「歴史+知性 目標値=10〜12」
- 簡単な情報 (必要に応じてゲーム前ブリーフィングやブレイクを使いGMから素でプレイヤーに伝えてもいいかもしれない)
- 「ルグス」は、あるいは西方に広がったケルト系諸族の間で、広く崇拝されていたかもしれない、と推測される神の名。
- ユリウス・カエサル?は『ガリア戦記?』に「ルグス神はガリア?で最高神として崇拝されている」と記した。が、最高神だったことを示す証拠は知られておらず、むしろ矛盾する証拠が多く知られている。
- スペインのペニャルバ・デ・ビリャスタル?で、20世紀初頭に発見された岩に刻まれた碑文に「ルグス神」の名が見られる。
- 他に、いくつかの碑文に名が見られるが、なぜか複数形で、内には女性形の複数形が記された例も少なくない。したがって、「ルグス神」という単体の神が崇拝されていたのではなく、神々を指す尊称だった可能性も指摘されている。語源的には「光」と関係した神名で太陽神だったのではないか、とも言われるが、月神だったとする説もあり、定かにされていない。
- 小事典版推奨判定
- 「表現+知性 目標値=10〜12」「魔術+知性 目標値=12〜14」
- やや詳しい情報 どのような神格だったかもわからないルグス神が、しばしば話題になるのは、カエサルによる古代記録にもよるが、他に、フランス各地に見られる「ルグドゥムス」の地名も原因になっている。
- この地名は、フランスの広い範囲に分布しているので、「ルグス神群、あるいはルグス神への崇拝が広まっていた証拠」と言われることがある。しかし、実際に調査すると、これらの地名の多くは中世までしか遡れないので、ケルト神の崇拝と関係づけるのは無理、とする反対意見もある。
- 他に、アイルランド神話で語られるルグ神を、ルグス神のアイルランド・バージョンとみる意見があり、この意見には比較的多くの支持者がいる。
- 小事典版推奨判定
- 「魔術+直観 目標値=12〜14」
- やや詳しい情報 一説に、ルグス神をケルト神にも例が見られる3面神だった、とする説がある。この説では、「現在知られる碑文のほとんどすべてが複数形であること」はうまく説明できる。
- しかし、出土してるケルトの3面神の図像に、「ルグス」の碑文が併記されている例は、今のところ知られていない。3面神が最高神として崇拝されていた、という記録も知られていない。
- また、「なぜ、男性形の神名と、女性形の神名があるのか」の説明も難しい。
- ケルト神話では「3柱1組とみられた女神」の例はあり、類例は、他の神話にもあるがケルト神話では広く分布している。これら3柱の女神が後世に1体の神とみなされるようになったのが「ルグス」なのではないか? とも言われる。この説だと、男性系で碑文に記されている「ルグス」の例の説明が苦しくなる。3柱1組の男神の例は、ケルト神話では例外的にしか知られていないからだ。
- ただ、アイルランド神話では、ルグ神が3つ子の神として生まれたとする、比較的マイナーな異伝が知られている。
- 【参照イメージ】
- 3面のケルト神の図像(Wikimedia Commons)
この神の神名は伝わっていない。
GM向け参考情報
- GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど
「増補待ち」。
活用や検討
活用
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キーワード:
参照:[+αのワールド用語] [ルグ神]