造山帯
- 造山帯 ぞうざんたい (Orgenic belt) 簡易版
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「造山帯(Orgenic belt)」とは、一連の地殻運動によって形成された山群を一括して整理する際のカテゴリ。山地を形成する地殻運動を「造山運動(Orgeny)」と呼ぶ。
つまり、同じ造山運動が原因となって形成された山群を、一まとめにして呼ぶときのカテゴリーが「造山帯」。
日常語で言う「山系」とは、必ずしも一致しない。
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「造山帯」は「同じ造山運動が原因となって形成された一群の山々を一まとめに整理したカテゴリー」だ。したがって、近接した山々が一括して同じ造山帯に整理されることが多い。
しばしば、「造山帯」は「山系」と同じ意味合いであるかのように用いられることがあるが、「山系」は地表地形の外形的な関連から整理されるカテゴリー。これに対し、「造山帯」は、あくまで地形の形成原因をキーにして整理されたカテゴリー。具体的には、山地の地質構成から、形成原因、形成経過が推定される。
また、日常語では「山系」はしばしば、山地地形に起因する水系の構成や、交通ルートを念頭に把握され、歴史的な地形理解を伴ってイメージされる。「造山帯」の方は、例えば、古い時代に形成された山群が、風化作用、浸食作用によって、地形的には断続し、水系の繋がりなども持っていない場合でも、地質に同質性が認められ、同じ地殻運動によって形成された、と推定される場合は、同じ造山帯に分類される。
造山運動を含んだ地殻運動は、極めて長い時間断続的に続く。ある造山帯を形成した造山運動も、より長いタイム・スケールで見ると、より広範な範囲に作用した地殻運動の一環として整理されることが多い。
したがって、複数の造山帯が、より大きな造山帯の下位カテゴリーに整理されることはよくある。例えば、グレイト・ブリテン島?南部から、ヨーロッパ大陸?西部に渡るアルモリカ造山帯?は、ヨーロッパの広域全域に渡るヴァリスカン造山帯?の下位カテゴリーに整理される。
極めて長いタイム・スケールで地殻運動を把握する場合、ヨーロッパ・アルプス?の造山帯を、ヒマラヤ山脈?の造山帯と共に、アルプス=ヒマラヤ造山帯?として整理することもなされている。
このように、造山帯は重層的なカテゴリーだが、大別としては「古期造山帯」と「新期造山帯」に区別する大別が広く用いられている。
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参照:[環太平洋火山帯] [地理関連の用語] [安定陸塊] [小辞典ワールド編] [北アメリカ陸塊]