ラメセスナクト
PCが予め知ってていい情報
特になし。
ラメセスナクトについては、割と歴史に詳しい人でなけでば、聞いたこともないという人は多いでしょう。関連技能を持たないPCが予め知らないでいても不思議ではないと思われます。
やや詳しい情報
- 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。
ラメセスナクトは、紀元前12世紀後半に、古代エジプトのテーベで、アメン神官団の大神官だった人物。
第20王朝?第3代ファラオだったラメセス4世の指名で、大神官位に就き、第9代ファラオラメセス9世即位の直後まで神官位にあった。
ラメセスナクトが大神官の地位にあった間、アメン神官団の経済力は決定的に強くなったようだ。他方、第20王朝のファラオの権威は、段階的に低下していった。
少なくとも、ラメセス3世?、4世の代では、ファラオに指名されていた大神官位も、第20王朝の末頃から神官団自体の内で継承者が決せられるようになっていく。
ラメセスナクト自身は、ラメセス4世の権威に服していたと思われる。例えば、知られる記録では、ラメセス4世が即位後にワディ・ハンママートで命じた石材採掘事業の推進に尽力した。採掘事業に派遣された8千数百名の人員の内、2,000名ほどの作業員は、テーベのアメン神殿から供出された人員だった。
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