ウズベキスタン共和国の基本情報 2009年版
ウズベキスタン共和国の基本情報 2009年版
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概略
ウズベキスタン共和国は、内陸アジアの南西部に位置する国。もちろん内陸国だ。
領域は東西の方が細長く、国土のほとんどはキジル・クム沙漠?の領域内。国土北部の西寄りで、アラル海?に面している（アラル海南域は、ウズベキスタンの領域）
- 国家体制
- 共和政体。大統領制。複数政党制の議会制民主主義制度は有す。ただし、ウズベキスタン共和国では、2009現在も、旧共産党系政党の政治力が強く、大統領権限も強大。野党の政治的影響力は、あまり強くない、と言われる。
- 1991年に旧ソ連崩壊と前後し、独立。
- 首都
- タシケント?
近隣諸国
内陸国であるウズベキスタン共和国は、以下の国々に取り囲まれ国境を接している。
東から北に渡ってカザフスタン共和国と、東では北寄りでキルギス共和国と、南寄りでタジキスタン共和国と接している。
南国境線は、概ねがトルクメニスタンとの国境、南東部の比較的短い部分がアフガニスタン=イスラム共和国との国境になっている。
なお、ウズベキスタン領の西部には、カラカルパクスタン自治共和国?の領域が含まれている。
国土
- 土地面積
- 425，400平方km
- 領土総面積
- 447，400平方km
- 土地面積対比
- U.K.(連合王国)“本国領”の1.8倍弱。（日本国の1.2倍弱）
- 最低点
- −12ｍ（海面下）
- 最高点
- 海抜4，301ｍ
- 海岸線
- ０km
- 地上国境
- 6，221km
アフガニスタン=イスラム共和国との国境=137km（３％ほど）、カザフスタン共和国との国境=2，203km（35％強）、キルギス共和国との国境線=1，099km（18％弱）、タジキスタン共和国との国境線=1，161km（19％弱）、トルクメニスタンとの国境線=1，621km（26％ほど） - 都市エリア
- ４％（2000年）
人口
- 人口
- 2009年の推計で27，488，000人
- 人口対比
- U.K.“本国領”人口の45％弱。
- 日本国人口の22％弱（対比する数値の年度が異なるので目安として）。
- 平均寿命（2005年）
- 66.5（♂=63.3，♀=69.7）
- 出生率（2001年）
- 20.5‰
- 死亡率（2001年）
- 5.3‰
- 乳児死亡率（2005年）
- 58‰
- 年齢別人口比率（2005年）
- ０〜14=33.2％，15〜64=62.1％，65以上=4.7％
- 平均人口密度
- １平方kmあたり61人程度
- 平均人口密度の対比
- U.K.(連合王国)“本国領”の25％弱。
- 日本国の18％ほど（対比する数値の年度が異なるので目安として）。
- 都市集住率
- 37％（2001年）
民族事情
- 民族事情
- ウズベク人80％、ロシア系5.5％、タジク系5.0％、カザフ系3.0％、カラカルパク人2.5％、タタール人1.5％、その他計2.5％
- 言語事情
- ウズベク語?が国定公用語に定められている。ロシア語も広く通用（と、想定）。他に、タジク語の話者も多い。
- 宗教事情
- イスラム信徒が88％で、ほとんどがスンナ派。東方正教会諸派の信徒が９％、内ではロシア正教会の信徒が多め。
- 識字率（1996年推計）
- 99.0％（♂=99％，♀=99％）
経済事情
- 通貨単位
- スム（略号=UZS）
- GDP（PPP修正値）
- 715億0，100万U.S.ドル相当（2008年推計）
- GDPの対比
- U.K.(連合王国)の３％ほど。
- 日本国の1.6％強。
- 国民１人あたりGDP（PPP修正値）
- 2，629U.S.ドル相当（2008年推計値）
- 国民１人あたりGDPの対比
- U.K.(連合王国)の８％弱。
- 日本国の数値の８％弱。
- Gini係数?（2000年）
- 26.8
- 国民１人あたりのエネルギー消費量（石油換算）
- 2，332kg（2004年）
- 国民１人あたりエネルギー消費量の対比
- U.K.の数値の63％弱。
- 日本国の数値の67％強。
- 産業別労働人口比率（1999年）
- １次=38.5％，２次=19.4％，３次=35.2％
- 輸出（2002年）
- 30億U.S.ドル相当
- 主要輸出先国（2004年）
- ロシア連邦、中華人民共和国、トルコ共和国、タジキスタン共和国
- 輸入（2002年）
- 27億U.S.ドル相当
- 主要輸入元国（2004年）
- ロシア連邦、大韓民国、U.S.A.(合衆国)、ドイツ連邦共和国、カザフスタン共和国
- 貿易依存率（2002年）
- 輸出=30.3％，輸入=27.5％
- 観光客(2005年)
- およそ、26万人
- 観光業収入(2005年)
- 5，700万U.S.ドル相当
（GDPの0.08％ほど，対比する数値の年度が異なるので、目安として）
政治関係
- 政治体制
- 共和政体。大統領制。複数政党制の議会制民主主義制度は有す。ただし、ウズベキスタン共和国では、2009年現在も、旧共産党系政党の政治力が強く、大統領権限も強大。野党の政治的影響力は、あまり強くない、と言われる。
- 1991年に旧ソ連崩壊と前後し、独立。
- 国家元首は大統領。ウズベキスタン人民民主党（PDPU）を中心に旧共産党系政党が強い。こうした政治情勢を背景に、2009年現在ウズベク=ソヴィエト社会主義共和国時代からの大統領に実権が集中している。例えば、大統領は、首相と副首相の任免権を有すなど、権限は強大。
- 2002年におこなわれた国民投票の結果、大統領の任期は５年から７年に延ばされた。首相と副首相は、大統領が任命する。
- アリー・マジュリス（Oliy Majlis，最高会議）と呼ばれる議会は、１院制で議員の任期は５年。一応、複数政党制が導入されてはいるが、旧共産党系の政党複数が野合して、最高議会の多数派を占めている、と目される。2002年の国民投票の結果、二院制への移行が予定されている。
- 兵員概数（2007年）
- 総数=５万５千人，陸軍=４万人，空軍=１万５千人
- 軍事支出(2005年)
- 25億U.S.ドル相当（GDPの3.5％ほど，対比する数値の年度が異なるので、目安として）
- 国民１人あたりの軍事支出（2005年）
- 93U.S.ドル相当
ソース
以下のソースを相互参照しました。必ずしも、各ソースのデータ、そのままではありません。一部の数値に端数を丸めるなどの処理もしています。
- Uzbekistan（THE WORLD FACTBOOK）
- Country profile: Uzbekistan（Country Profiles - BBC NEWS）
- Uzbekistan（Gridded Population of the World, version3）
- Uzbekistan（HOLT RINEHART WINSTON WORLD ATLAS）
- Uzbekistan，Almanacs（Infoplease）
- Wikipedia英語版:Uzbekistan
Wikipedia英語版:Politics_of_Uzbekistan - 『データブック オブ ザ ワールド 2008年版』
『データブック オブ ザ ワールド 2009年版』
（二宮健二 編、発行，二宮書店） - 『最新 世界各国要覧 12訂版』（東京書籍編集部 編，東京書籍）
キーワード:
参照:[国別基本情報のインデックス] [ウズベキスタン共和国の基本情報] [ウズベキスタン共和国]