スペイ川
- スペイ川 スペイがわ (River Spey) 簡易版
- 簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。
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スペイ川は、モナリア山脈の西部にて、グランピアン山脈の北方にあたる、標高300mほどに位置する小さな湖、スペイ湖から流出。同湖は、ネス湖?南西岸のフォート・オーガスタ?村南方、16kmほどにあたる山中でカレドニア・パイン(松の一種)の樹林に囲まれている。
川長172kmは、スコットランドで2番目に長い川。
スペイ湖から流出した川は、はじめ西流。ニュートンモア(Newtonmore)の付近で北西に転じ、キンギューシー?の南を流れた後、インシュ湖(Loch Insh)に入る。
インシュ湖のエリアでは、流れがよどみ、川幅が広がって湖沼のようになっている。一帯は、地理的な特殊性から国定の自然保護区に指定されている。ケアンゴームス国立公園内で、特に重点保護地域に指定されている型。
インシュ湖から流出した後、さらに北西に流れアヴィーモア(Aviemore)の南を過ぎたあたりから、険しい渓谷(スペイ渓谷)に入る。南の渓谷越しに遠景されるベン・リネス山?を過ぎ、下流の町アベロール(Aberlour)の手前あたりから左右が開ける。アベロールを過ぎると、平坦地に入り、小さく蛇行した後、北流に転じる。
北流に転じた後は、20km弱ほどで、モレー湾南岸に開いた河口に達する。
アヴィーモアから河口までの沿岸には、道程113kmほどのハイキング・コースが設定されている。アヴィーモアから、グランピアン山脈方面などへ、さらに何本かのハイキング・ルートが設定されている。
流域が山地に囲まれたスペイ川は、降水を集める範囲が広い。周辺の山地から多数の地域河川を合しながら下っていく流れは、スコットランドで最も急流とされている。あるいは、U.K.で一番の急流かもしれない、とも言われる。地形が原因で、下流に行くほど流れが急になる特徴を持つ。
流域の町で営まれるスコッチ・ウィスキー蒸留所の数は、スコットランドのどの地域よりも多い
スペイ川流域の町は、川沿いに沿うように敷設された主要地方道で結ばれている。このルートは、東部の平坦地で川の流れを外れると、東岸で、南方とハイランド地方とを結ぶ基幹道に連結している。
他に、中流域を横切って、スコットランド南方からハイランドのインヴァネス?に至る基幹道と、この基幹道に沿うように敷設された鉄路とがある。
【参照地図】
さらに詳しい情報
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周辺山地から、降水を集める範囲が広いスペイ川は、降雨があった場合、あるいは積雪の融水が流出した場合、流れの各所に堆積をなす。一時的な堆積が流されるまで、しばしば、川筋や流れの速さが変化することがある。
スペイ川の流域では、過去には林業が盛んに営まれていたが、現在はおこなわれていない。
林業が盛んだった時代には、中流で切り出された木材で細長い筏を組み、川を下った。アヴィーモアやアベロールなどが、かつて林業で栄えた町だ。この時代、下流の町も造船業が盛んだった。
GM向け参考情報
- GM向けの捕捉情報、マスタリング・チップス、アイディア・フック
【参考地図】
- Grampians(SCOTTISH POETRY LIBRARYのPoetry Map of Scotland)
グランピアン山脈の中部から東側一帯から表示されます。最初の表示では、スペイ川(R.Spey)上流部が切れていますが、地図右上のコントローラーを操作すると、画面を移動させることができます。 - Interactive Map,moray,badenoch & strathspey(スコットランド国際開発庁)
スペイ川流域の交通路
- 空港
- スペイ川流域に空港の類はない。
- 強いてあげれば、グランピアン山脈東端の北東に位置するアバディーン?市に位置する、国内線空港が至近。同空港には、ロンドンからの便が周航している。
- 他に、インヴァネス?市にも国内線空港が存在。
- 沿岸は渓谷などが多いので、もし、ヘリコプターの類で着陸するとしても、町を選んで町外れなどに着陸するのが無難だろう。
- 自動車道
- スペイ川沿いに、西岸のフォート・ウィリアムから、東岸内陸で基幹道に連絡する主要地方道が敷設されている。この地方道には、上流域で、南方からハイ・ランド?に至る基幹ルートが交わっている。東岸の基幹道も、南方とハイ・ランド方面とを結んでいる。
- フォオートウィリアムスを経由している道路は、国道A86。この道路は、中流域東部の町、グランタウン・オン・スペイで、A95に連絡して流域東方に続く。A95は、スペイ川が北流に展示た後も東方に続き、キース市で、南方から東岸沿いにインヴァネスに至るA96に連接している。
- パースから北上し、グランピアン山中を縦断してきたA9は、ケアンゴームス国立公園?の南西端で大きく東にカーブした後公園内に入ると、しばらくスペイ川右岸|?を併走してから渡河。キンギューシー?から、エイヴィーモア?の先までは、A86と一帯になって走る。
- A9はエイヴィーモアの先で大きく北にカーブし、スペイ川流域を離れていくが、A86の方は、再びスペイ川沿いに戻り東方に続く。北にカーブしたA9は、南東方向からインヴァネスに至っている。
- 他に、A9には、ケアンゴーム国立公園西端で、A86との間を南北にバイパスするA889に連絡している。
- また、A86も、グランタウン・オン・スペイで、南北に走る山間道と交差。さらに、北に曲がった後のA9が経由するカールブリッヂ(Carrbridge)と、グランタウン・オン・スペイとの間も、短い山間道でバイパスされている。
- A86に連接しているA95も、スペイ川が平坦地に出て屈曲するあたりで、北北西 〜 南南東方向に走る地方道A941と交差している。
- 鉄路
- スコットランド南部の都市パース(Perth)を経由し、北上する鉄路が、自動車道A9に沿うように、同じ経路を通ってインヴァネスに至っている。鉄路が、A9と離れるのは、インヴァネスに至る直前の、極、短い距離のみ。
- 水運
- スペイ川は、現在は水運には利用されていないと想定する。
- 過去に、筏を組んで川を下る手法で林業が営まれたことはあるので、カヌーや、ゴムボートの類で下ることは不可能ではない、と想定。ただし、急流なので判定難易度は高いとする。
- 自然公園内でもあり、正規に川下りをするためには、調査目的での事前許可が必要、と想定。
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参照:[テイ川] [ヨーロッパ州のランド・マーク] [ランド・マーク] [ケアンゴーム山地] [モナリア山脈]