ウィ・メイン
PCが予め知ってていい情報
追加情報
- 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。
- 小事典版推奨判定
- 「歴史+知性 目標値=8〜10」「表現+知性 目標値=10〜12」
- 簡単な情報 (必要に応じてゲーム前ブリーフィングやブレイクを使いGMから素でプレイヤーに伝えてもいいかもしれない)
- 「ウィ・メイン」とは、アイルランドのコナハト地方南部で部族国家としてはじまり、16世紀後半まで続いた王国。歴史伝承では、4世紀後半頃、地域に入植した部族集団がフィル・ボルグとの戦いに勝ち、メイン・モアーが建国した、とされる。
- ウィ・メインの支配領域を現在の地名で言うと、ゴールウェイ県?の南東部でシャノン川?東岸を中心にした地域が中心地。周辺にも支配地域を拡大していった。
- 現在のアイルランドのセンスで言うと、当初は大きめの郡程度の広さで支配的だっただけだが、中世のコナハト地方で複数続いた部族的な王国の内、最も古くから続いたとされる。
- 【参照地図】
- 中世初期アイルランドの部族連合(Wikimedia Commons)
- 小事典版推奨判定
- 「歴史+知性 目標値=10〜12」「表現+知性 目標値=12〜14」
- やや詳しい情報 ウィ・メインの支配地は、伝統的に、2つの部分に区分され、それぞれの地域で別の部族集団が上位に君臨していた。
- このように、ウィ・メインは、“王国”と言っても、地域で支配的だったケルト系諸部族が、部族間の上下関係をある程度意識した部族連合、といった実態からスタートしたと思われる。
- 周辺地域に勢力を広げるのと平行して、単なる部族連合から、身分制度も整備されていき、王国らしくなていった。
- ウィ・メインは、しばしば「オ’ケリーの王国」と呼ばれたほど、オ’ケリー氏族が中心になった国だった。
- オ’ケリーの氏族は、伝説的な開祖メイン・モアーを共通の祖先とした複数の1族の集合体だ。
- 「ウィ・メインは、メイン・モアーの王位が、男系で継承された王国だった」と、伝えられているが、歴史研究によれば、5世紀頃から1世紀ほどの間に、オ’ケリー系部族族出身の20名ほどの人物が、なんらかの「王位」を称したようだ。
- 歴史の記録が定かになってくる時期に入ると、オ’ケリーの氏族に属していた、オ’ドノランズの1族や、オ’マデンスの1族も影響力が強かった様子が知られている。他に、オ’ケリー氏族と近い関係だった、オ’マデンスの氏族からも、いくつかの1族が、地域で権力を振るった時期もある。
GM向け参考情報
- GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど。
「増補待ち」。
活用や検討
活用
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キーワード:
参照:[デルブナ・ヌアダト] [+αのワールド用語]