デルブナ・ヌアダト

• シームレス・ワールドの用語解説。

英語表記

Delbhna Nuadat

• 「判定処理なしに、ＰＣが知ってることにしていい」情報とします。

　特に無し。

　「デルブナ・ヌアダト」については、「関連技能を持たないＰＣは、予備知識なし」の処理でも不自然ではないと思われます。

• 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。

小事典版推奨判定

「歴史＋知性　目標値=８〜10」「表現＋知性　目標値=10〜12」

簡単な情報　（必要に応じてゲーム前ブリーフィングやブレイクを使いＧＭから素でプレイヤーに伝えてもいいかもしれない）

　「デルブナ・ヌアダト」とは、アイルランドの中部西寄り、概ね現在のロスコモン県?にあたる地域で、11世紀頃まで有力だったケルト系の部族族集団。

　彼らについての記録は断片的なものしか伝わっておらず、詳しい歴史はわかっていない。にもかかわらず、ヌアダ神?との関係が深かった部族集団として重視されることが少なくない。

　定かな歴史が知られるようになった頃には、すでに、ウィ・メインに従属的だったようだ。

小事典版推奨判定

「表現＋知性　目標値=10〜12」「歴史＋知性　目標値=12〜14」

やや詳しい情報　デルブナ・ヌアダトが、彼らの勢力圏で有力になったのがいつ頃からだったかは定かでない。

　「デルブナ」とは、伝説的なデルバエス?を共通の先祖に持つ、との伝承で結びついた部族集団。デルバエスは、中世アイルランドに伝えられた歴史伝承で、先住者トゥアター・デ・ダナンの１員で、アイルランド王(リー・エーレン)?になったと伝えられた伝説上の人物だった。

　「デルブナ」を称す部族集団は、中世アイルランドの各地に幾つも分散していて、互いに互いをデルバエスから分かれた支族（ブランチ）とみなしていたようだ。

　「デルブナ・ヌアダト」は、「デルブナ支族の内で、部族神としてヌアダト神?を崇拝していた部族」と解釈されることが多い。他方「古くは、ヌアダト神を自分たちの祖先だとしていた」との解釈がされることもある。

小事典版推奨判定

「歴史＋知性　目標値=10〜12」「表現＋知性　目標値=12〜14」

やや詳しい情報　デルブナ・ヌアダトは、751年に、ウィ・メインの部族王と戦い、敗戦した。この戦いは支配地、あるいは地域の支配権を巡るものだったようだ。

　1048年には、デルブナ・ヌアダトの有力部族長たちが、ウィ・メインから送り込まれた代官の命で処刑されたことが記録に残っている。これ以降、デルブナ・ヌアダトの名は、歴史記録に見られなくなった、とされている。

• ＧＭ向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど

　「増補待ち」。

• ＋αのワールド用語
• 小辞典

関連項目

• アイルランド島
• ウィ・メイン
• デルバエス?
• ヌアダ神?
• ロスコモン県?

資料リンク

• Wikipedia英語版:Delbhna_Nuadat
  Wikipedia英語版:Delbhna
  Wikipedia英語版:Category:Ancient Ireland
  Wikipedia英語版:Category:History of Ireland

活用

• このページの記事を踏まえた、アイデア・フック、使ってみたシナリオ、セッション・レポ、などなど

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